[Tuxedo] Tuxedo is now optimized for Exalogic

Tuxedo 11.1.1.3.0が2011年12月半ばにリリースされたことはご存知でしょうか。既にプレスリリースでご存知の方は、このリリースにはExalogicプラットフォームにおける最適化が含まれていることはご存知かと思います。このエントリがOracle Tuxedo 11.1.1.3.0の機能についてお伝えする最初のエントリです。

Oracle Unveils New Release of Oracle Tuxedo 11g (プレスリリース)
http://www.oracle.com/us/corporate/press/1424296

Exalogicのテクノロジー、特にInfiniband関連のテクノロジー、SDP(Socket Direct Protocol)やRDMA over Infinibandを最大限に活用するためにTuxedoの内部を変更しました。ExalogicやExadata上の他のコンポーネントと通信する際には、すべてのTuxedoコンポーネントは、TCP/ IPの代わりにSDPを使用可能です。 SDPを使用すると、一般的にCPUの利用が少なくてすむため、結果としてアプリケーションに多くCPUの利用時間を割り当てることができます。RDMA over Infinibandを用いると、ノード上のクライアントやサーバプロセスは、BRIDGEプロセスを経由せずに他のノード上のサーバと直接対話できるため、BRIDGEプロセスというボトルネックがなくなること、そして通信のレイテンシが小さくなる効果が見込めます。一例では数ミリ秒になったということです。社内でのベンチマークテストの結果によれば、スループットに劇的な改善が見られました。

また、Tuxedo 11.1.1.3.0の一つのクールな機能として、SPINCOUNTのセルフチューニング機能があります。Tuxedoは、Exalogic上のアプリケーションワークロードを監視し、ワークロードに基づいて動的にSPINCOUNTの値を調整し、CPUサイクルを最適に使用できるようにします。SPINCOUNTはBulletin Boardロックの観点で利用され、SPINCOUNTがTuxedoの運用に影響を与えるため、SPINCOUNTの最適化チューニングが不可欠です。 ExalogicでTuxedo 11.1.1.3.0を使うことで、Tuxedoを設定・構成する際の懸念事項が減るわけですね。

このリリースに含まれる他の機能は以下のようなものがあります。
  • OVM 3.0での動作保証
  • Tuxedo用OVAB (Oracle Virtual Assembly Builder)プラグイン
  • DatabaseをTLOGストアとして利用可能
詳細を知りたい方は是非このブログをチェックして下さいね。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/Tuxedo/entry/tuxedo_is_now_optimized_for

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