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[Cloud] Traffic Management入門/Getting Started with Traffic Management

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/getting-started-with-traffic-management




先月の間に、Oracle Cloud InfrastructureではDynでの研究開発により、われわれの第二世代クラウドのネイティブ・エッジマネジメント能力に重要な機能強化をもたらすいくつかの新サービスをリリースしました。それらのサービスには以下が含まれています:
  • Traffic Management Steering Policies
  • Health Checks (Edge)
本日お話ししたいのは、エンタープライズ用途のグローバルに分散したアプリケーションサービスをTraffic Managementを使ってどのように構成し、制御し、最適化するかです。

前提条件

Traffic Management Steering Policiesを使う前提として、ドメイン(またはサブドメイン)をOracle Cloud Infrastructure DNSサービスの管轄下に置く必要があります。多くの組織ではサブドメインを特にソースサービスのグローバルロードバランシングを行わせる用途で管理させています(例:<service>.glb.domain.com)。詳細な情報はOverview of the DNS Serviceをご覧ください。
このポストでは例としてDNS経由で応答する pheatsols.com.au ドメインを使っています。

また、例の中ではふたつのApacheインスタンスをAshburnとLondonのリージョンに置いており、インスタンスの地理的な場所を記したシンプルなHTMLページを応答します。
 
直接IPアドレスを打ち込むと以下のメッセージが返ってきます:
 

シナリオ

上述のセットアップはふたつの地理的に分散した場所にサーバーがある(とても)ベーシックなWebアプリケーションを例としたものです。従来のDNSの構成では、ユーザーをこれらのアプリケーションにダイレクトする方法は限られており、また、それぞれ以下の制約がありました:
  • エントリーを分ける:サービスポイントごとにDNSエントリーを分けて作成(たとえばlondon.pheatsols.com.auashburn.pheatsols.com.au)してユーザーに近いほうを選ぶよう指示するやり方です。この方法では正しいサーバーを選ぶ責任をユーザー側に負わせるということになりますが、ユーザーエクスペリエンスは水準以下になってしまうでしょう。障害の際には、ユーザーに直接コミュニケーションしなければならないえすし、プログラムからのサービスアクセスも書き換えなければなりません。
  • 単一のエントリー:単一のDNSエントリーを作成(たとえばapplication.pheatsols.com.au)してこれをプライマリーサイトに向けておき、障害時や切り戻しの際にエントリーをマニュアルで更新するという方法です。この方法ではワークロードのバランシングはできません、つまり、Active-Passiveモードでの運用になります。障害時にDNSエントリーを更新しても伝播には多少時間がかかりますので、接続不能時間が伸びてしまうかもしれません。
  • ラウンドロビン:同じアドレスに対して複数のDNSエントリーを作成しておき、大まかに言うとルックアップごとに向けるサーバーを変えるDNSラウンドロビンを行わせる方法です。この方法ではノード障害が起きた場合、提供する接続がとぎれとぎれになってしまいます(リクエスト2回に1回は死んでいるノードにトラフィックを送ってしまう)。アプリケーションアーキテクチャによっては、ラウンドロビンではセッションの中で以前に接続していたサーバーとは違うサーバーに回されてしまい問題が起きるかもしれません。
理想としては、単一のDNSエンドポイントが、ユーザーリクエストをもっとも近いサーバーに自動的に転送し、しかしノード障害時には別の機能しているサーバーにシームレスにフェイルオーバしてくれることが望ましいでしょう。Traffic Management Steering Policiesにより(および密接に連携したHealth Checksサービスにより)まさにそれが実現できるのです。

Traffic Management Steering Policyの作成

まず始めに、Oracle Cloud Infrastructureのコンソールにログインします。ナビゲーションメニューからEdge Servicesを選択し、そしてTraffic Management Steering Policiesを選びます。


Create Traffic Management Steering Policyをクリックします。


Traffic Steering Policyの種類が表示されます。送信元の地理的な条件に応じて動的にリクエストをルーティングするGeolocation Steeringを選択しましょう(他の種類のPolicyについてはこのポストの後の章「Other Policy Types」で説明します)。


Policyの名前を入力し、TTL(Time To Live)を設定します。TTLはDNSサーバーが返信があったエントリーをキャッシュしておく期間を定義するものです。この値をアプリケーションのクリティカル性(TTLを低くすると、応答がないサーバーアドレスがキャッシュされている期間も短くなります)と、DNSサーバーの応答速度(TTLが短すぎるとDNSサーバーおよびクライアントはいつもクエリを名前解決しなければならなくなります)のバランスで決めます。この例ではデフォルトの60秒のままにしておきます。


次に、(この例においては)地理的な場所にもとづくサーバーグループであるAnswer Poolを定義していきます。この例では2つのプール、ashburnlondonがありそれぞれひとつのサーバーが属しています。もしそれぞれの場所に複数のサーバーがある場合は、あるサーバーがメンテナンス中でありトラフィックを流したくない際などに、そのサーバーを不適合としてマークしておくことができます。


いよいよここでGeolocation Steering Policyの設定をしていきます。ルールは上から下の順序でパースされます。この例では、Rule 1はNorth America、South America、OceaniaおよびAntarcticaからのトラフィックをAshburnにまずダイレクトし、Londonにフェイルオーバします(Geolocationは国のレベル、またUSとカナダについては州のレベルでも設定できます)。Rule 2ではAfrica、AsiaおよびEuropeのトラフィックをLondonにまずダイレクトします。Glocal Catch-all(いずれのルールもマッチしなかった場合に適用)はRule 1と同様の動きをさせます。


Health Checkを設定していきます。Health Checkはアクティブでないサーバーをプールから取り除き(また、オンラインに復帰した際にはプールに戻し)、"always available"アーキテクチャをサポートします。この例ではホストのルートアドレスの80番へのGETというベーシックなやり方ですが、追加のポート、パス、ヘッダやメソッドは定義可能です。


ポリシーをDNSエントリーに紐づけます。この例ではポリシーをapplication.pheatsols.com.auに適用しています。当該アプリケーションへの既存のスタティックなエントリーはこのダイナミックなポリシーによって置き換えられます。


最後に、Create Policyをクリック。ポリシーのサマリが表示されます。例ではPolicy Answer Dataセクションに両方のサーバーの状態がHealthyと表示されていますね。


ポリシーが作成できたので、テストしてみましょう。
私はオーストラリアに住んでいるので、application.pheatsols.com.auをブラウズする際にAshburnにダイレクトされるべきですが、その通りになっています。


フェイルオーバをテストするために、AshburnのApacheサービスを停止してみます。


すると、Policy Answer DataセクションにはAshburnがUnhealthyと表示されました。


そしてapplication.pheatsols.com.auをブラウズすると、シームレスにLondonにダイレクトされました。


大成功でした!

他のPolicy Typeについて

このポストではGeolocation Steeringにフォーカスしましたが、以下のTraffic Management Steering Policiesも利用可能です:
  • Load Balancer: バックエンドの複数のノードあるいはサーバー間で、重みづけした、Health Check付きのロードバランシングを行うことができます
  • Failover: シンプルな高可用性アーキテクチャをサポートするためのシーケンシャルな、Health Checkベースの応答を構成します
  • ASN Steering: トラフィックをその送信元のASNによって判別します(BGPルーティングで使われます)
  • IP Prefix Steering: 送信元のIPアドレス、レンジによってトラフィックを振り分けます

ユースケース

Traffic Management Steering Policiesのユースケースの実践は単純な高可用性構成やロードバランシングにとどまりません。今や以下のようなシナリオは、われわれの第二世代クラウドによって、よりシンプルにあるいはより強力に実現できます:
  • クラウドへの移行:重みづけされたロードバランシングにより、お客様データセンターからOracle Cloud Infrastructureサーバーへのコントロールされた移行をサポートします。まず少量のトラフィックをクラウドにダイレクトし、全てが想定通り動作していることを確認します。そしてトラフィックの割合を心配ない程度に増やしていき、最終的にすべてのトラフィックをクラウドに移行します。
  • ハイブリッド環境のサポート:Traffic Management Steering Policiesを使って、他のクラウドプロバイダやエンタープライズデータセンターなどパブリックな(インターネット上に公開され名前解決可能な)リソースであればいずれのものに向けてもトラフィックを転送することができます。
  • パイロットユーザーテスト:IP Prefix Steering Policyを使うことで、内部ユーザーと外部ユーザーに向けて異なるレスポンスを返すよう設定できます。
  • 地理による制限とパートナー限定アクセス:サービスへのリクエストをある地域に限定したり、パートナー組織に限定したりすることができます。catch-allとして「このコンテンツはお住まいの地域からは利用できません」を表示するよう設定する、などもできますね。
一連の統合されたEdgeサービスについてもっと知りたい場合は、ドキュメントリリースアナウンスメントを読んでみてください。

[Cloud] Regional SubnetとLoad Balancerを使った高可用性とフェイルオーバ/Using Regional Subnets and Load Balancers to Support HA and Failover

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/using-regional-subnets-and-regional-load-balancers-to-support-ha-and-failover




Oracle Cloud Infrastructureで複数のAvailability DomainをまたぐSubnetの構成を可能にする、Regional Subnetsが先月リリースされました。しかし、SubnetがRegionalであるということはどういう意味でしょうか?Oracle Cloud InfrastructureではもともとSubnetは単一のAvailability Domainでのみ構成できるよう設計されており、これはAvailability-Domain-SpecificなSubnetと呼ばれています。したがって、Subnetのリソースはある単一のAvailability Domain内に設置される必要がありました。しかし今ではRegionalなSubnetによって、Region内の複数Availability Domainにまたがってそのリソースを設置することができるようになったということです。Subnetを作成するときにタイプを選択することができます。Regional Subnetと新規/既存のAvailability-Domain-SpecificなSubnetはひとつのVirtual Cloud Network(VCN)内で共存させることができます。

Regional Private Load Balancerのご紹介

Regional Subnetのリリースと併せて、Private Load Balancerサービスがリージョン単位での高可用性を提供できるよう機能強化されました。Regional Subnetの搭乗前は、Private Load Balancerは単一のAvailability Domain内での冗長性しかなく、したがってLoad Balancerの可用性はそれが設置されたAvailability Domain自体の可用性に限定されていました。今回の機能強化により、Private Load Balancerはお客様は意識せずとも複数のAvailability Domainにまたがって高可用性を得られるようになりました。
次に記載する図はOracle Cloud Infrastructureのドキュメントから転載したもので、Availability-Domain-SpecificなLoad Balancerと新しいLoad Balancerの違いを説明しています。ひとつめの図では、CIDRレンジ10.0.4.0/24のPrivate SubnetがAD-2の中にのみ構成されており、したがってAD-2が完全にオフラインになってしまうといった障害に対しては耐性がありません。ふたつめの図では、同じPrivate Subnetが今回は3つのAvailability DomainをまたがるRegional Subnetとして構成されています。この構成ではLoad BalancerのIPアドレスが3つのAvailability Domainにまたがって利用可能になっています。
AD-2がオフラインになる障害が起きた場合にどのような差があるか考えてみましょう。ひとつめの図では、Load BalancerのIPアドレスもオフラインとなり、するとあなたのワークロードもリクエストの受付を停止してしまうことになるでしょう。しかし、ふたつめの図のようにRegional Load Balancerを利用していれば、プライベートIPアドレスは他のAvailability Domainに移動する、フェイルオーバするなどして、リクエストの受付を継続することができます。この機能によりLoad Balancerの可用性を高め、ワークロードの安定性を高めることができるというわけです。
注:既存の複数のAvailability-Domain-Specific Subnetで構成することで高可用性を得ているPublic Load Balancerは別のフェイルオーバモデルです。Regional Public Subnet内に作られたPublic Load Balancerは、ここでの説明と同様の冗長性を持つことになります。

ユースケース

ここで、ワークロードの可用性をRegional Subnetで高められる3つのシナリオを紹介していきます。

シナリオ1:Regional Private Load Balancer

Regional Load Balancerを構成する際、先にRegional Subnetを構成しておく必要があります(Availability-Domain-SpecificなSubnetにRegional Load Balancerを設置することはできません)。

ステップ1:Regional Subnetの作成

以下のスクリーンショットにあるように、Oracle Cloud InfrastructureでのSubnet作成時のデフォルト(推奨)オプションは現在、Regionalです。このオプションを選んだ場合、SubnetのAvailability Domainは選択しません。この点のみがRegional Subnetを作成する場合とAvailability-Domain-Subnetを作成する場合の違いです。
TerraformでRegional Subnetを設置する際には、Availability-Domain-SpecificなSubnetを設置する際とは違い、availability_domain の設定項目は不要です。以下のスクリーンショットの通りです。
注:既存のAvailability-Domain-Specific用のTerraformのコードからこの設定項目を除くとオペレーションを破壊してしまい、VNICが付与されたリソースを持つSubnet上では成功しません。
ぜひ試してみることをおすすめします。Terraformサンプル全量も参照してみてください。

ステップ2:Regional Load Balancerの作成

Load Balancerを作成するためのRegional Subnetの作成が済んだので、Regional Load Balancerを作成していきましょう。
以下のスクリーンショットにある通り、SubnetフィールドにRegional(Recommended)セクションが追加されています。Availability-Domain-Specificサブネットを選ぶのではなく、新しく作成したRegional Subnetを選択しましょう。
Terraformでオペレーションする場合には、テンプレートの修正は不要です。単にあるRegionalなSubnetを選択することで、RegionalなLoad Balancerとして作成されます。
これらのステップを実行することで、Regional SubnetにRegional Load Balancerを構成することがえきます。続けて、Regional Subnetが効果を発揮するもうひとつの代表的なシナリオを見ていきましょう。

シナリオ2:異なるAvailability Domainのインスタンス間のIPフェイルオーバ

ロードバランシングに加えて、多くのアプリケーションやソリューションが仮想的な「浮遊する」IPアドレスのフェイルオーバというコンセプトを取り入れています。このようなシナリオでは、クラスタリングされたマシンがハートビートによって接続されており、フェイルオーバメカニズムはあるIPをアクティブなノードの移り変わりに応じて割り振ったり戻したりします。Regional Subnetの搭乗前には、フェイルオーバオペレーションの差異にこの仮想的なIPアドレスを同一のSubnetの中のインスタンスの間のみで移動させることができました。現在では、いずれのAvailability Domainにあるインスタンスの間でも、プライベートIPアドレスを移動することができるようになったのです。
このデザインにより、仮想IPアドレスフェイルオーバを用いながらアプリケーションをAvailability Domainをまたいで冗長に構成することができます。たとえば、Pacemaker、CorosyncとOracle Cloud Infrastructureを使ったクラスター内のふたつのインスタンスの間で仮想IPを移動させることができます。Automatic Virtual IP Failover on Oracle Cloud Infrastructureのブログポストをご覧ください。

まとめ

このポストではRegional SubnetとRedional Subnetをご紹介し、Oracle Cloud Infrastrucuture上でフェイルオーバアーキテクチャを強化する方法について解説しました。VCNのドキュメントを読み、さらに詳しく学んでみることをおすすめします。また、リリースノートも公開されています。
このポストを楽しんでいただけたようであれば幸いです。ご承知でしょうが、全てのOracle Cloud Infrastructureのテナントにはエンタープライズグレードのサポートが含まれていますから、お客様はこうしたサービスにアクセスするためにサービスリクエストを起こすことができますよ。製品チームにフィードバックをシェアしたい場合は、feedback_oci_virtual_networking@oracle.comにemailを送ってください。

[Cloud]OCI WAFのリリースのご案内/Introducing the Oracle Cloud Infrastructure Web Application Firewall

原文はこちら。


Oracle Cloud Infrastructure上のワークロード、また、マルチクラウドのWebアプリケーション向けのOracle Cloud Infrastructure Web Application Firewall (WAF)をリリースしたことをご案内します。Oracle Cloud Infrastructure WAFは、インターネットに面するWebアプリケーションを悪意のサイバー攻撃やスクレイピング・ボットから防御するための、エンタープライズグレードでクラウドベースのセキュリティソリューションです。2018年のOracleとKPMGによるCloud Threat Reportによれば、回答者の51%が、不正アクセスから組織の機密データを守る方法としてWebアプリケーションファイアウォールが最も優先度が高いと回答しています。

今日では、Webアプリケーションはデジタルビジネスの中核を成していますが、サイトに侵入しようという悪意を持った者によるサイバー攻撃の脅威に恒常的にさらされています。もし侵入を許せば、データを盗まれたり、不正なソフトウェアをサイトを訪れるお客様に広められてしまったり、評判を傷つけられたりしてしまいます。なのでクラウドにワークロードを移行しようとしているすべての企業にとってセキュリティが一番の関心事であること、また、Webアプリケーションファイアウォールが今日のデジタルビジネスにとって絶対必要だとみなされることに不思議はありません。Webアプリケーションファイアウォールなしでは、多くの企業は重要なアプリケーションやデータ、サービスをクラウドに移行しようとも考えないでしょう。Oracle Cloud Infrastructure WAFは、Oracle Cloud Infrastructure、オンプレミス、マルチクラウドのワークロードに安全と安心を提供します。

WAFサービスはサイバー攻撃から多層的なアプローチでWebアプリケーションを守ります。今回のリリースでは、Open Web Access Security Project(OWASP)のものや特定のアプリケーション、特定の規制準拠のためのものなど、250以上の定義済みルールが含まれています。WAFにはまた、Webroot BrightCloud®を含む複数のソースを統合した脅威インテリジェンスも提供します。管理者はアクセス制御を地理、IPアドレスのホワイトリスト/ブラックリスト、HTTP URLやヘッダの特徴にもとづいて行うことができます。ボット対策にはJavaScript受け入れ、CAPTCHAやデバイス認証、ヒューマンインタラクション・アルゴリズムなどのより高度なチャレンジを提供しています。WAFサービスにアプリケーションを登録しておくことで、レイヤー7分散DDoS攻撃から守ります。

WAFの仕組み

Oracle Cloud Infrastructure WAFはリバースプロキシとして動作し、通信フローやリクエストがもとのWebアプリケーションに到達する前に監査をします。また、Webアプリケーションサーバからエンドユーザーへのいずれのリクエストも監査します。
この強力なサービスによって、アプリケーションサーバからのデータ漏えいを制御し、外部の脅威からサーバを守ることができるようになります。

WAFの統合

Oracle Cloud Infrastructure WAFは他のOracle Cloud Infrastructureのアプリケーション、サービスとコンソール上で密に統合されており、セットアップと管理が簡単にできます。たとえば:
  • WAFのポリシーにタグを付け、コストを追跡する
  • Identity and Access Management(IAM)を用いてWAF管理へのアクセス制御を行う
  • 監査サービスにWAFの変更を記録
WAFはEdgeサービス・メニューの配下にあります。パッシブ検知用の定義済みルールを有効にしたり、Webアプリケーションのリバースプロキシ―として個別のルールでWAFにブロックを行わせたりできます。

数百の準備済み防御ルール

WAFを通ったトラフィックのログはコンソール上で分析することもできますし、エンタープライズSIEMに引き入れることもできます。
詳細なアプリケーションログと可視性
コンソール上での統合に加えて、WAFでは堅固なRESTful APIの利用も可能です。これには複数の言語のSDKと、CLIおよびTerraformが含まれます。

主要なユースケース

以下はWebアプリケーションファイアウォールのユースケースの一部です:
  • サイバー攻撃からの防御:Oracle Cloud Infrastructure WAFはクラウドベースで提供され、OWASPのルールセットに加え、250のルールセットをサポートしています。こうしたルールを使い、重要なWebアプリケーションを悪意のサイバー攻撃から守りましょう。インカミングリクエストはこれらのルールにより攻撃ペイロードを含んでいないか評価されます。リクエストが攻撃であると判断された場合、WAFはそのリクエストをブロックするか、またはアラートを挙げます。こうした攻撃は多種多様で、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング、HTMLインジェクションなどの脅威を含んでいますが、いずれもWAFルールで検知、ブロックが可能です。
  • データプライバシー標準のためのアクセス制御:アクセス制御を用いて重要なWebアプリケーション、データやサービスへのアクセスをコントロールしましょう。例えば、リージョンベースのアクセス制御はEUのGDPRコンプライアンス要件にぴったりです。しばしば、あるサービスの提供をGDPRに則った特定の地域に限る必要があります。リージョンベースのアクセス制御を用いてユーザーアクセスをある地域に限定し、たとえばアメリカにあるサーバーから情報を取得できないようにする、といったことが可能です。あるいは、特定の国からのアプリケーションアクセスを完全にブロックするといったこともできます。たとえば、アジアの国々とのビジネスを行っていない場合に、それらの国々からのアクセスをブロックする、といったように。
  • 既存の管理システムとの統合:RESTful APIは、WAFへの十全なシステム間インターフェースを提供します。すでにバックエンドの管理システムを保持しており、コンソールは不要なので、WAFを直接既存管理システムと統合したいというときにはこれは理想的です。
  • ボット対策:インターネット上では、ボットによるトラフィックは人間によるそれよりも多くなっています。ボットの大半は悪意のないものですが、しかしそれゆえ単にボットを全てブロックしてしまうということもできません。JavaScriptチャレンジ、CAPTCHAチャレンジ、ホワイトリスト機能をWAFルールセットと併せて用いることで、良いボットをとおして悪いボットをブロックすることが可能です。
  • Hybrid and multicloud protection:ハイブリッドおよびマルチクラウドの防御:Many 多くのクラウドプロバイダがWebアプリケーションファイアウォールの防御を自身のクラウド上のアプリケーションのみに制限しています。Oracle Cloud Infrastructure WAFではそのようなことはありません。Oracle Cloud Infrastructure上のワークロードに加え、WAFはオンプレミスとマルチクラウド環境も防御します。Oracle Cloud Infrastructureへの移行にあたり、単一のWebアプリケーションファイアウォールでいずれの環境も防御できるというのは非常に重要なことです。移行のそれぞれのフェーズ―クラウド上でのテスト、移行とカットオーバー―でWAFがあなたの環境を防御します。

まとめ

Oracle Cloud Infrastructure WAFは、もはやVPNや専用線の必要なしにインターネットに接するWebアプリケーションを実現するための鍵となります。Oracle Cloud Infrastructure WAFについての詳細は、こちらのWebサイトまで。

[Cloud]Traffic Managementのリリースのご案内/Announcing the Launch of Traffic Management




本日(2019/2/15)、Oracle Cloud Infrastructure上でのDNS Traffic Managementをリリースしたことをお伝えでき、大変うれしく思います。われわれの業界をリードするDNSは、既に世界で最も信頼性が高く、堅牢なDNSネットワークです。これからはさらに、エンドポイントの可用性やエンドユーザーの所在地に応じてカスタマイズ可能なSteering Policyを使用し、最適なエンドユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。ふたつのクラウドリージョン間でのトラフィック分散のようなトラディショナルなグローバル・ロードバランシング機能に加えて、Oracle Cloud Infrastructure DNSはインカミングクエリとリクエストのルーティングをより細かく制御できるようになりました。
Traffic Management Steering Policiesによって、AからBへのフェイルオーバーといったシンプルなものから非常に複雑なエンタープライズアーキテクチャでのものまで、幅広いユースケースをサポートできます。これにより、サービスの差別化、地理情報に基づいたマーケティング、ディザスターリカバリー対応などの業務上の要求に予測可能なかたちで応えるポリシーを構築しておくことができます。ルールセットにより、管理下にある任意のアセットにグローバルトラフィックを差し向けることができ、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドいずれのシナリオでも、ユーザーエクスペリエンスとインフラ効率性を最適化することができます。


Traffic Management Steering Policiesの必要性とは?

DNSの中核コンポーネントであるTraffic Managementにより、DNSクエリに対してインテリジェントなレスポンスを返すためのルーティングポリシーを設定できます。お客様が設定するTraffic Management Policyによっては、同様のクエリに対して動的に違ったレスポンスを返すことも可能で、これによりエンドユーザーを最も最適な地理にあるインフラに誘導することができます。また、Oracle Cloud Infrastructure DNSは、その時点のインターネットの状況に応じて最適なルーティングを行うように最適化されています。

典型的なユースケースとは?

エンタープライズ企業がクラウド、また、ハイブリッドアーキテクチャに移行を進めるに連れ、高可用性とディザスターリカバリの重要性はこれまでにないほどに高まっています。DNSフェイルオーバを使うと、あるエンドポイントが応答しなくなった場合に、トラフィックをそのエンドポイントから別の場所に振り替えることができます。エンドポイントの死活監視はOracle Cloud Infrastructure上で併せて利用可能となったOracle health checkによって行われます。
複数の地理分散したリージョンにまたがるインフラをスケールさせるために、クラウドベースのDNSロードバランシングは理想的です。スケールアウトによる新インフラの追加、クラウドへの移行、新機能の限定的なリリースなどが典型的なユースケースです。オンプレミスとクラウド上にあるあなたの全てのインフラのエンドポイントの「プール」を構築し、割合による重みづけを設定することも簡単にできます。
ソースベースド・ステアリングでは、リクエストがどこから来たのかに応じた自動ルーティングを行うことができます。こうしたソースベースドポリシーを用いることで、最も地理的に近いところにトラフィックを誘導したり、元のクエリのIPプレフィックスに基づいてトラフィックを制御する「スプリットホライズン」を作成したり、プロバイダ選好に基づいた判断を行うことができます。
異なるOracle Cloud Infrastructureリージョンにまたがって、ユーザーを地理的に最も近いところに誘導するようなロードバランシングを行うことができます。Health Checkを併せて使えば、あるリージョンのアセットが応答しない場合に別のリージョンに誘導するといったこともできます。

使い始めるには

 基本的なDNSの設定を終えたあとに、Edge Servicesの配下にあるTraffic Management Steering Policiesを選択すると、自分のステアリングポリシーを作成、カスタマイズすることができます。使い始める方法や自分のユースケースをどう実現できるかについて質問があれば、われわれまでご連絡ください。

[Cloud, Network] Configure a FastConnect Direct Link with Equinix Cloud Exchange Fabric

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/configure-a-fastconnect-direct-link-with-equinix-cloud-exchange-fabric

このエントリはSergio J. Castro(Senior Solutions Engineer, Oracle)とBill Blake(Global Solutions Architect, Equinix)によるものです。

Oracle Cloud Infrastructure FastConnectは、オンプレミスのデータ・センターまたはネットワークをOracle Cloud Infrastructureに接続するためのPublicインターネットの代替ネットワーク接続です。

Equinixは最初かつ最大のFastConnectパートナーで、最も相互接続されているデータセンター内で世界の名だたる企業をお客様や従業員、パートナーとを接続しています。Equinix Cloud Exchange Fabric ™ (ECX Fabric)を使用すると、お客様はUS、EMEA、APACの30箇所以上でOracle IaaSおよびPaaSソリューションをOracle Cloudに拡張できます。

Equinix Cloud Exchange Fabricは、FastConnectを活用してOracle Cloud Infrastructureサービスへの接続に最適化されています。その結果、最大10 GBPSの専用速度を実現する、予測可能で一貫性のあるレイテンシと高い帯域幅を提供する安全な接続を実現します。

このエントリでは、OracleとEquinixのクラウド・アーキテクトが、Equinix Cloud Exchange Fabricを使用して、Oracle Cloud Infrastructureとオンプレミス・ルータ間のFastConnect接続を完全に構成するために必要なすべての手順を示します。

Oracle Cloud InfrastructureとEquinixの両方のアカウントが必要です。オンプレミス側の接続では、顧客宅内機器として機能するルータへの管理者アクセスが必要です。この記事では、Cisco CSRを使用しています。

Oracle Cloud Infrastructureでは、仮想クラウド・ネットワーク(VCN)を構築し、動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を構成し、DRGをVCNに関連付け、VCNトラフィックをDRGにルーティングするルーティング・ルールを追加します。次に、FastConnectリンクを設定します。FastConnectの設定から、Virtual Circuit(仮想回線)のOCIDを取得し、プライベートピアリング設定のためのCloud Exchange Fabricの構成をEquinixに渡します。

Equinix Cloud Exchange Fabricでは、OCIDと、リージョン、Border Gateway Protocol(BGP)のIP、AS番号(Autonomous System Number、ASN)などの情報を使用してOracle Cloud Infrastructureへの接続を作成し、構成を完了します。

Create a Virtual Cloud Network
(You can skip this step if you already have the VPC that you want to use)

Virtual Cloud Network (VCN) はOracle Cloud Infrastructureで構成される、ソフトウェアで定義されたプライベートネットワークで、ルーター、ルート、およびセキュリティールールを備えた物理ネットワークの仮想表現です。 VCNはFastConnectリンク構成に必須ではありませんが、オンプレミスとクラウドネットワーク間の相互接続を目的に作成します。このエントリでは、End to Endの接続テストをICMPで実施します。
  1. Oracle Cloud Infrastructure Consoleで貴社のテナントにサインイン
    Oracle Cloud Sign In
    https://cloud.oracle.com/en_US/sign-in
  2. 構成しようとしているEquinixの宛先リージョンに一致するOracle Cloud Infrastructureのリージョンであることを確認する。この例ではAshburnリージョンを利用している。

  3. ホームページのQuick LaunchセクションでCreate a virtual cloud network: Networkingをクリック

  4. Create Virtual Cloud Networkダイアログボックスでコンパートメントを選択。事前に選択されている場合、そのコンパートメントにVCNを配置することでよいのか確認し、異なる場合は別のコンパートメントを選択する。Oracle Cloud Infrastructureはリソースの編成のためにコンパートメントを利用している。
    Understanding Compartments
    https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/GSG/Concepts/console.htm#Understa
  5. VCN名を指定する。このフィールドが空白の場合、作成日時をVCN名として自動設定する。
  6. Create Virtual Cloud Network Plus Related Resourcesを選択。このオプションは以下のオブジェクトを生成する。構成をカスタマイズしたい場合、この設定ではなくCreate Virtual Cloud Networkを選択してこれらのリソースの各々を作成する。
    1. デフォルトのCIDRブロックの割り当て
    2. 各アベイラビリティ・ドメインにサブネットを作成
    3. インターネットゲートウェイを追加
    4. セキュリティリストの生成
    5. オープンなインターネットへのEgressルールを構成済みのルーティングテーブルの生成
  7. Create Virtual Cloud Networkをクリックすると、VCNの詳細ページが表示される。
注意: この例では、10.0.2.2というプライベートIPを持つLinux VMのComputeインスタンスを立ち上げている。Oracle Cloud InfrastructureでComputeインスタンスの起動方法の詳細は以下のURLを参照のこと。
Welcome to Oracle Cloud Infrastructure
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/GSG/Concepts/baremetalintro.htm


Create a Dynamic Routing Gateway

Dynamic Routing Gateway (DRG) は仮想ルータで、仮想トラフィックVCNと他のネットワーク、例えばオンプレミスのネットワーク間のプライベートトラフィックのための経路を提供します。
  1. Consoleの左側で、Networking > Dynamic Routing Gatewaysをクリック
  2. Create Dynamic Routing Gatewayをクリック
  3. Create Dynamic Routing Gatewayダイアログボックスで、DRGを配置したいコンパートメントを選択し、DRGに名前を付ける(この例ではEquinixDRG)。

  4. Create Dynamic Routing Gatewayをクリック
  5. DRGのプロビジョニングが完了してから、DRGを選択
  6. Consoleの左側で、Resources > Virtual Cloud Networksをクリック
  7. Attach to Virtual Cloud Networkをクリック
  8. Attach to Virtual Cloud Networkダイアログボックスで、VCNが存在するコンパートメントと同じコンパートメントを選択して、VCNを選択(この例ではEquinixVCN)

    Associate with Route Table 設定は無視してもよい。このオプションの詳細情報は、リンクもしくはダイアログボックス内の情報アイコンをクリックする

  9. Attachをクリック
これでVCNがDRGにアタッチされました。

Add a Rule to the DRG on Your Route Table

VCNは、インターネットやオンプレミスネットワークといったVCN外にトラフィックを送信するために仮想ルーティングテーブルを使います。
  1. Networking に戻って作成したVCN(EquinixVCN)を選択
  2. ResourcesRoute Tablesをクリック
  3. Default Route Table for EquinixVCNをクリック
  4. Edit Route Rulesをクリック
  5. +Another Route Ruleをクリック
  6. 広がったダイアログボックスで、以下の情報を入力
    • Target Type は Dynamic Routing Gateway
    • Compartment は この演習で使ってきたものと同じものを選択(今回の場合はEquinix)
    • Destination CIDR Block は、オンプレミスのネットワークCIDRブロックを入力。今回の例では192.168.1.0/24を使用。
    • Target Dynamic Routing Gatewayは、先ほど作成したDRG(今回の場合はEquinixDRG)を選択

  7. Saveをクリック

Create a FastConnect Virtual Circuit

The final step on Oracle Cloud Infrastructureでの最後の手順は、DRGがオンプレミスネットワークに到達するために利用するFastConnect Circuitの構成です。この手順を実施するにあたり、以下の情報を知っておく必要があります。Equinixがこの情報を提供してくれます。
  • Border Gateway Protocol (BGP) IPアドレス
  • AS番号(Autonomous System Number、ASN)
  1. Networking に戻る
  2. Networking, > FastConnectをクリック
  3. Create Connectionをクリック
  4. Create Connectionダイアログボックスで、Connect Through a Provider を選択した上で、Equinix: CloudExchangeを選択

  5. Continueをクリック
  6. 新たな Create Connection ダイアログボックスで、以下の情報を入力する。ここに記載の値は、この例固有のものである。
    • Name: 接続名、この例ではEquinix
    • Compartment: この演習で使ってきたものと同じコンパートメントを選択、この例ではEquinix
    • Virtual Circuit Type: Private Virtual Circuit
    • Dynamic Routing Gateway Compartment: Equinix
    • Dynamic Routing Gateway: EquinixDRG
    • Provisioned Bandwidth: 1 GBPS
    • Customer BGP IP Address: 172.16.4.1/30
    • Oracle BGP IP Address: 172.16.4.2/30
    • Customer BGP ASN: 65100

  7. Continueをクリック。接続をOracle Cloud Infrastructureから作成する。
  8. 接続の詳細ページで、OCIDをコピーする。この値は、次のセクションのEquinixからの仮想接続をプロビジョニングする際に使う。また、Equinixリンクをクリックすることもできる。これをクリックすると、Equinixのメインページに遷移し、ポータルにログインできる(次のセクションで説明)

Complete the Connection from Equinix to Oracle Cloud Infrastructure

上図の通りOracle Cloud Infrastructure側の作業は完了したので、FastConnectのステータスはPending Providerの状態です。これからは、実際の物理リンクのプロバイダであるEquinix側での設定が必要です。
  1. Equinix Cloud Exchange Portalにログイン
    Cloud Exchange Fabric Portal
    https://ecxfabric.equinix.com/
  2. Create Connection タブをクリック
  3. Oracle Cloudを選択
  4. 4個の選択肢からOracle Cloud Infrastructure –OCI- FastConnect(Layer 2) を選択し、 Create a Connection.をクリック

  5. originとdestinationを選択。この例では、Equinix Chicagoから、Equinix Ashburnに近いOracle Cloud Infrastructure Ashburnリージョンへの仮想接続を作成する。

    Equinix Cloud Exchange (ECX) WAN Fabricを使ってChicagoとAshburn間をつなごうとしていることに注意が必要。

  6. 仮想接続構築に必要な情報を入力する。
    • FastConnect Virtual Circuit: 接続名を入力
    • VLAN: ルータで利用するVLANを入力(値は完全一致していなければならない)
    • Virtual Circuit OCID: 以前の手順でOracle Cloud Infrastructure ConsoleからコピーしたOCIDを入力。この値をシステムが検証する。
    • Purchase Order Number: このオプションフィールドはお客様の追跡のために利用される。

  7. Nextをクリック。回線速度はOracle Cloud InfrastructureからOCIDに基づいて自動的に決まる。

  8. 仮想接続の設定Reviewページで、設定の検証ならびに注文通知のためのメールアドレスを追加

    確認画面が現れる

  9. Inventory をクリックして、新しく作成した仮想接続を確認
  10. 仮想接続をクリックしてステータスを閲覧する。Equinix Cloud ExchangeがEquinixとOracle側の構成するのに通常、5〜10分要する。
  11. Status と Provider Status フィールドが Provisionedになっていることを確認

    仮想接続のOracle側の追加情報は、後々のトラブルシューティングに利用できる。

    Oracle Cloud Infrastructureの接続の詳細ページでは、リンクをプロビジョニング中でまだ同期できていないことがわかる。

Complete the Router Configuration from Equinix to Your Network

これでEquinix側の作業が完了しました。最後にオンプレミスネットワークへの接続の構成を実施します。
  1. ルータにアクセスしてBGPプロパティを構成し、ルートの交換をするためOracle Cloud InfrastructureのDRGとのピアリングの関係を確立する。この手順はベンダーによってまちまちである可能性がある。ここではCisco CSRを例にするが、BGPの構成については各社のドキュメントを参照してもらいたい。

    Equinix Cloud Exchangeを使う場合、OracleのBGP AS番号は 31898 である。貴社のAS番号はお持ちのプライベート、パブリックどちらのAS番号でもよい。
  2. ルータのIPアドレスとBGP情報を構成する
    • この例では、172.16.4.0/30 を使用
    • この例では、プライベートBGPのAS番号 65100 を使用

Validate Connectivity Between the Router and Oracle Cloud Infrastructure

以下は接続テストの推奨手順です。
  1. BGPの確立を確認
  2. BGPルートを送信し、Oracle Cloud Infrastructureで受信していることを確認
  3. Oracle DRGにpingもしくはtracerouteコマンドを送信
  4. Oracle Cloud Infrastructure内のOracleベアメタルのホストもしくはVMにpingもしくはtracerouteコマンドを送信
  5. 複数の仮想接続を使っている場合、フェールオーバーをテスト
  6. 貴社のルータ(192.168.1.1)からOracle Cloud InfrastructureのComputeインスタンス(10.0.2.2)へのpingが通ることを確認
  7. 貴社のルータからOracle DRGのIPアドレス(172.16.4.2)へのpingが通ることを確認

  8. Oracle Cloud Infrastructure Consoleで、FastConnectのステータスがUPになっていることを確認

これでエッジルータからOracle Cloud Infrastructure間の基本的な接続は確立されました。

Oracle Cloud Infrastructure FastConnectの詳細を知りたい方は、以下のドキュメントをご覧ください。
FastConnect Overview
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Network/Concepts/fastconnectoverview.htm
Equinix Cloud Exchange Fabricの詳細を知りたい方は、以下のURLをご覧ください。
Equinix Cloud Exchange - Multi-Cloud Access
https://www.equinix.com/services/interconnection-connectivity/cloud-exchange/

著者について

Bill Blake は13年以上ネットワークに携わっているベテランで、ワイヤレス、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、クラウド、データセンター、負荷分散などのほぼ全ての関連テクノロジーをカバーしてきました。大規模なデータセンターの移行を実行する大規模なVARだけでなく、技術者、アーキテクト、管理者としての役割で大企業でも働いてきました。最近はEquinixで、グローバル規模での顧客のデータセンター、WAN、およびクラウド戦略の構築支援をしています。

Sergio Castro は Oracle Cloud Infrastructure Certified Architect Associateで、ネットワーキングおよび次世代ITサービスに注力しています。