Sunの買収後、Java CAPSのお客様向けに、現在の投資だけでなくOracle Fusion Middleware(具体的にはOracle SOA Suite)への移行を容易にするためのオプションも提供する、という強いコミットメントをOracleが表明したことは、お客様からも業界からもほぼほぼ歓迎されました。
Oracleは、Java CAPSの顧客の投資を維持するために努めています。このコミットメントは、Sunが以前発表したサポート期間の延長と、無期限Sustaining Supportオプションの追加を通じて説明されてきました。正確な日付は、Oracle Fusion MiddlewareパンフレットのOracleライフタイムサポートポリシーを参照してください。
Oracle Lifetime Support Policy for Oracle Fusion Middleware
http://www.oracle.com/us/support/lifetime-support/lifetime-support-software-342730.html
SOA Suiteに移行準備ができているお客様のために、Oracleはコストとリスクを最小限に抑えることを目標に、お金の面だけではなく技術面でのメリットをご提供します。
第1に、Oracleはライセンス移行プログラムをご提供しています。これはライセンス単位と移行フェーズ中のレガシーソフトウェアの追加サポート費用が長期にわたり不要になるというものです(ライセンス移行プログラムおよびサポート特典の詳細は、Oracleの営業担当者にお問い合わせください)。主要なJava CAPSのライブラリとコンポーネントが、現在のOracle SOA Suiteのライセンスに含まれていることも知っておいて下さい。これにより、完全なJava CAPSのライセンスを保持しなくても、これらのライブラリに依存している移行対象の成果物が動作できるようになります。
第二に、OracleはOracleコンサルティングサービスを通じて専門知識を提供しています。OCSチームは、Java CAPSのとSOA Suiteの両方の専門知識を有しており、大規模な投資がなされた、Java CAPSで動いている既存のコードを残しつつ、Java CAPSのお客様が堅牢かつスケーラブルで、機能豊富にして費用対効果の高いSOA Suiteを活用するお手伝いをしました。OCSでは、「SOA移行アセスメントとプランニングサービス」を提供していますが、これは、移行を成功させるために必要な、重要な計画とアーキテクチャの側面に焦点をあてています。顧客がすでに贔屓にしているシステムインテグレータがあるかもしれないことを考慮にいれて、OracleはOracle Partner Networkのメンバー(50回以上のワークショップをこれまで世界中で提供)と協力して、パートナーの専門知識をパッケージ化して商用製品として提供するお手伝いもしています。
最後に、Oracleは移行ツールを開発し、Fusion MiddlewareとJava CAPS間の相互運用性は動作検証済みです。このツールで、Java CAPSの成果物(JCD、OTD、BPELなど)を様々なバージョン間の移行(Java CAPS 6.x、JBIベースのプロジェクト、Java CAPS 5.1.x、BPEL 1.x/2.0、ICAN 5.0 JCDなど)を可能にします。OracleはJava CAPSとSOA SuiteのJMSやWebサービスによる相互運用性も検証済みです。この相互運用性アプローチは、移行中に2世代の製品がシームレスに共存できるための鍵となるものです。移行ツールの技術的な内容に関するより詳細な記事は、このブログをチェックしていって下さい。
他のベンダーがソリューションを探している最中だったり、製品を装ってサービスを販売するミッションを進めている一方、Oracleの顧客満足に対するコミットメントが結実しつつあることを、お客様にはわかって頂けると思います。Oracleは目を向けられつつあります。今やJava CAPSとOracle SOA Suiteを両方持つベンダーであり、移行元および移行先のプラットフォームの知識と経験を十分に有していて、かつ上記で取り上げたライセンスおおびサポートのメリットを提供可能な唯一の企業であると。今年の初め(訳注:2011年のエントリなので、実際は「昨年の初め」に相当します)に、Oracle OpenWorldで、お客様およびパートナーの皆様が自ら自身の移行事例をご紹介下さるようになりました。
Migrating Sun/SeeBeyond Java CAPS Applications to Oracle SOA Suite (Oracle OpenWorld 2011 San Francisco)
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/soasuite/learnmore/migrateseebeyondjavacapstosoasuite-520614.pdf
現在Sun/SeeBeyondのintegration製品をお使いで、刷新を検討されているのであれば、是非躊躇無くコンタクトして下さい。お力になれると思います。
原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/SOA/entry/sun_java_caps_to_soa
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