JCPの問題点
Reza RahmanはJCPを弁護し、こうコメントしました。
「コンサルタントとして仕事をしているので、大企業が下す判断よりもずっといい」
彼はJCPに「五つ星」を与え、いち個人としても、自身にとって重要なことに対して影響力を行使できたことを説明しました。
Cameronが「現在のこうしたJCPの問題すべてがOracleによるSun買収後に発生したと思っているのかい?」と尋ねました。爆笑した聴衆に対して、パネラー全員がJCPの問題の多くはSunの時代からあったことで一致しました。では、SunからOracleにかわってJCPはどのような扱いになったのでしょうか。Jamesは「ほぼ同じ」、Rezaは「Oracleはより現実路線に向かっている」、Patrickは「事態が再び動いてうれしい。我々はいくつかの新しいJSRを登録した」とそれぞれコメントしました。
改善策
パネラー全員がより一層の透明性の確保を第一の問題点としてあげています。透明性がなければ、疑心暗鬼になるでしょう。Patrickは「現在スペックリードは透明性を確保しようとしている。JCPオフィスはJCPプロセスを変更するためのJSRを提出しようと考えている。メーリングリストにとっても、問題のトラッキングにとっても、透明性は必須だ」とコメントしました。問題に光を当てることは解決のための最良の方法です。Rezaは「最大の問題はコミュニティからの傘下が少ないことだ。もっと参加してくれれば、多くの問題が解決するだろう。開発者があまりに無関心すぎる。JCPで起こっていることは自分たちに直接のインパクトがあることを認識すべきで、ぜひ参加してほしい」とコメントしました。
参加しよう!
Q&Aで、ある人がどうすれば開発者が参加できるだろうか、と質問していました。パネラーからは次のような回答がありました。
- 関心のあるJSRをピックアップして追いかけよう
- 手始めに、JSRに関する記事およびそのコメントを読もう(専門家グループのメンバーがコメントを読んでいる)
- もしくは、仕様を読んで、議論して、議論の内容をブログにUpしよう
- 専門家グループの議事録を読もう
- JCP(個人なら無料!)に参加しよう
- オープンソースプロジェクトにはダウンロードして触ることができるコードがあるので、ダウンロードしてフィードバックしよう
彼らはほとんどのスペックリードがフィードバックを欲していると述べています。「なので、仕様が確定するまでに参加してください!」とJamesは訴えていました。聴衆からは、「貴重な時間を仕様確定までに費やすことは難しい」との言葉があったので、Patrickは「JCPプロセスにおいては、Post Final Draft (PFD) のタイミングが仕様レビューのタイミングではあるが、その時点ではまだ仕様は確定していない」と説明しました。パネラーは最悪なのは、Javaコミュニティの人々が参加せずにJCPに関する不平を言うことだという点で一致しました。 コンファレンスの参加者である開発者のSumit Goyalは、よい議論だったと思うとして、「JSRがどのようにプロセスを進み、確定するのかを知ることができた」と語りました。
[参考URL]
The Java Community Process Website
http://jcp.org/en/home/index
The Latest on the Java Community Process:
A Conversation with JCP Chair Patrick Curran
http://www.oracle.com/technetwork/java/patrickcurraninterview11-323983.html
Oracle Technology Network
http://www.oracle.com/technetwork/java/index.html
TheServerSide Java Symposium
http://javasymposium.techtarget.com/
原文はこちら。
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