[Solaris] catching up: IB in Solaris 11 Express

”Nevada”の開発の結果、IB (InfiniBand) の機能を持つOpenSolarisがリリースされました。そして、昨年の11月に、Solaris 11に先立ち、Solaris 11 Expressがリリースされました。

Solaris 11 Express
http://www.oracle.com/us/corporate/press/187136

Solaris 10とSolaris 11 Expressを比較すると、新しいIBの機能があることがわかるかと思います。ストレージでは、iSER (iSCSI Enhanced for RDMA) と SRP (SCSI RDMA Protocol) ターゲットが利用できます(これらは既にOpenSolarisでリリースされていました)。また、RDS (Reliable Datagram Sockets) version 3も利用でき、Oracle RACとの親和性が向上しています。SDP (Socket Direct Protocol) の採用により、劇的に性能が向上しています。さらに、SDPインターポジションライブラリ(libsdp) が利用可能で、必要であればTCPからSDPへ透過的にリダイレクトすることが可能です。IPoIBには、ネットワークに関する状態確認のための新しい管理インターフェイス dladm も導入されました。

最後に、Open Fabrics User Verbs (OFUV) がSolaris 11 Expressに追加されました。 OFED (Open Fabrics Enterprise Distribution) のLinux ディストリビューションが InfiniBandのデファクトスタンダードと見なされています。OFUVはOFEDのユーザーランドライブラリやコマンドの大多数を含んでいます。今ではLinuxユーザは自分たちのLinux InfiniBandアプリケーションをSolaris 11 Express上で再コンパイルして、使い慣れたおなじみのInfiniBand管理コマンドの多くを使うことができます。
もちろん、これらは改良点のほんの一部です。

原文はこちら。
http://blogs.sun.com/RandomDude/entry/catching_up_ib_in_solaris1

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