[ODI] New productivity features in ODI 11.1.1.6: Global KMs, Variable tracking, Groovy Editor

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/dataintegration/entry/new_productivity_features_in_odi

ODI 11.1.1.6では日々のELT開発者の作業を簡単にする数多くの機能を提供しています。このエントリではGlobal Knowledge Module、変数と順序のトラッキング、Groovyエディタについてご紹介します。ODI 11.1.1.6の新機能の概要を全て把握したい方は、以下のホワイトペーパーをご覧下さい。

Oracle Data Integrator 11g 11.1.1.6 New Features Overview
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/overview/odi-11116-new-features-overview-1527497.pdf

グローバルナレッジモジュール
前バージョンのODIでは、ナレッジモジュール(KM)はプロジェクト毎に管理されており、当該プロジェクトでのみ利用できました。ODI 11.1.1.6では、グローバルKMを導入しました。これにより、自動的に全てのプロジェクトで利用できるようになります。

この結果、複数のプロジェクト間でのKMのインポートやアップデートがより一層簡単になります。ユーザは単に関連するKMをグローバルKMとしてリポジトリにインポートすれば、新しいプロジェクトで利用できます。さらにKMをインポートする必要はありません。グローバルKMを変更すると、カスタマイズや新バージョンへの更新により、全てのプロジェクトで最新版を使うように自動的に変更されます。プロジェクトで異なるバージョンのKMを使い続ける必要がある場合や独自のカスタマイズが必要な場合、プロジェクトレベルのKMを使えばよいのです。
グローバルKMに関する詳細は以下をご覧下さい。

Oracle® Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Data Integrator 11g Release 1 (11.1.1)
9 Creating an Integration Project > 9.3 Managing Knowledge Modules
http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/integrate.1111/e12643/projects.htm#BEIJAGFI

変数と順序(Sequence)のトラッキング
変数および順序のトラッキングとは、セッションに参加している変数や順序の履歴を記録する機能です。全変数の値をOperatorのステップ「Variable and Sequence Values(変数および順序の値)」に表示します。

この機能はデバッグ時に非常に有用です。セッションをログレベル6で実行した際に、変数と順序値をトラッキングします。パスワードや個人情報などの機密情報を扱う変数を"Secured Value"として定義し、トラッキング対象から外すことができます。
変数と順序のトラッキングの詳細は、以下をご覧下さい。

Oracle® Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Data Integrator 11g Release 1 (11.1.1)
12 Working with Procedures, Variables, Sequences, and User Functions > 12.2.3.11 Tracking Variables and Sequences
http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/integrate.1111/e12643/procedures.htm#CIHEIICE

Groovyエディタ
ODI 11.1.1.6にはGroovyスクリプトを作成および実行するためのエディタを搭載しています。GroovyとはJavaの構文を使うスクリプト言語で、直接ODI SDKを使ってODIリポジトリやエージェントと対話するために利用できます。GroovyスクリプトでODISDKを使ってODIのタスクを自動化したりODI StudioでUI操作を自動化することができます。

ODIでのGroovyスクリプトの利用については以下をご覧下さい。

Oracle® Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Data Integrator 11g Release 1 (11.1.1)
C Using Groovy Scripting in Oracle Data Integrator
http://docs.oracle.com/cd/E23943_01/integrate.1111/e12643/appendix_c.htm

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