[Linux] New beta release of DTrace for Oracle Linux

先ほどUnbreakable Linux NetworkにLinux向けDTraceのRPMパッケージの更新版をUpしました。

Unbreakable Linux Network
http://linux.oracle.com/

この現在開発中のDTraceフレームワークのベータ版は、現在のUnbreakable Enterprise Kernel Release 2 (2.6.39)をベースにしており、数多くの改善と新機能を追加しています。

新機能
  • SDT (Statically Defined Tracing)プロバイダが実装され、カーネル内の静的プローブを提供します。いくつかのプロセスプロバイダがこのリソースを使って実装されています。
不具合の修正
  • スタブベースのシステムコール(fork()、clone()、exit()、sigreturn()など)のsyscallトレースが機能するようになりました。
  • Dスクリプト内での不正なメモリアクセスでoopsやpanicが起こらなくなりました。
  • Dスクリプト内のメモリ枯渇が原因で偽のoopsが起こらなくなりました。
  • いくつかのクラッシュが修正されました。
  • 算術内部集計の修正と、quantize()の修正
  • インストール済みのヘッダの改善
はじめての方には、Oracle LinuxでのDTraceの利用について記載したWim Coekaertsの最新のエントリがお役に立つかと思います。

DTrace update to 0.2
https://blogs.oracle.com/wim/entry/dtrace_update_to_0_2
http://orablogs-jp.blogspot.com/2012/02/dtrace-update-to-02.html

DTraceのポーティングは現在進行中で、”Technology Preview”と見なされる状態です。これには通常の免責条項が適用されます。今回専用の"DTrace on Linux"フォーラムを作成し、Linux版の経験を共有いただき、フィードバックしてもらえる場所を用意しました。皆様のコメントをお待ちしています。

Forum: DTrace for Oracle Linux Tech Preview
https://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=1398


原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/linux/entry/new_beta_release_of_dtrace

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