[BI Publisher] Time for a Timeout

BI Publisher 11gのインストール時のデフォルトタイムアウトとデフォルトタイムアウト設定の変更に関する問い合わせがありました。現在のところこのあたりは記述がない(Leslieが今やっています)が、やるべきことをご覧になれば、その理由がわかるかもしれません。それは非常に醜いものですが、まぁやっていきましょう。

BI PublisherのセッションタイムアウトはWEB-INFディレクトリ中のweb.xmlで定義されています。
<session-config>
 <session-timeout>30</session-timeout>
</session-config> 
WebLogic Serverにはちょっと面倒な機能と、2個のお役立ち機能があります。まず、Webアプリケーションのweb.xmlを更新し、WLSを再起動しなければ変更が有効にならないことです。これまでの調査の結果、WebLogic Serverからアプリケーションを削除した後に、web.xmlを更新し新しい設定で再デプロイする必要があることがわかりました。ここでの手順は、次のとおりです。
  1. MW_HOMEの下のxmlpserver.warをバックアップしておく。
  2. WebLogic Server管理コンソールにログインし、[デプロイメント]へ移動
  3. BI Publisherのエントリを削除。BI Publisherは、現在のサーバーから削除される。
  4. warファイルをディレクトリ構造を維持しながら展開
  5. WEB - INFディレクトリに移動して、web.xmlファイルを編集する。タイムアウト値を増やして、ファイルを保存。設定は、session-configセクションに行う。
        <session-config>
           <session-timeout>60</session-timeout>
         </session - config>
  6. ディレクトリ構造を維持したまま、warファイルに固める
  7. コンソールUIに戻り、[デプロイメント]からBI Publisherのwarファイルをインストール。全てデフォルト設定でOK。
  8. これでBI Publisherが利用可能。この時点で新しいタイムアウトが適用されている。
厄介ではありますが、ちゃんと動作します。あなたのいくつかは、WebLogic Server管理コンソール上で、セッションタイムアウトを設定できるアプリケーションを見かけられたことがあるかもしれません。当然ながら、(WebLogic Serverの有用な機能の一つですし)設定変更すれば機能するだろう、と思うはずですが、web.xmlの設定はWebLogic Serverの設定に優先するのです。

まだ試していないのですが、web.xmlからsession-configセクションを削除してBI Publisherを再デプロイすると、WebLogic Serverの設定が有効になるようです。セッション管理するにはよりよい方法だと思います。タイムアウト設定のもっと優れた方法を開発チームが提供するか、web.xmlからデフォルトタイムアウトの設定を削除するまでは、パッチの適用もしくはアップグレード時にはタイムアウトの設定方法を維持する必要がある、ということは覚えておくべきでしょう。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/xmlpublisher/entry/time_for_a_timeout

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