[BPM] Oracle BPM Web Forms

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/bpmtech/entry/bpm_web_forms

昨日Oracleは待望のBPM 11.1.1.7がご利用いただけるようになったと発表しました。実はこのBPM 11.1.1.7は、BPMチームとして、非常にわくわくするリリースなのです。
Oracle Unveils Enhancements to Oracle Business Process Management Suite
- Easier for Users to Design, Run and Improve Business Processes -
http://www.oracle.com/us/corporate/press/1929322
約1年前にこのチームに加わり、BPM UIテクノロジー(ブラウザアプリケーション、Web 2.0、モバイルなど)のマネジメントをすることになりました。ユーザーエクスペリエンスの具体的な目標を持つ製品マネジメントとは、本質的にエンドユーザー体験とBPMのUI開発ツールに集中することと明確に証明していました。
ヒューマンタスクのUIを設計することはBPMプロセス定義の中でも重要な部分であるため、エンドユーザーはますますUIを意識しており、UI定義においては業務部門が参加することを強制するようになっています。この面での主要な目的の一つは業務ユーザーがプロセスやUIのモデリングに参加するだけでなく、実装にも参加してもらうことでした。BPM 11.1.1.7はWeb Formという機能を通じて、この目的に向かって大きな1歩を進めたのです。
Oracle Form Designerはブラウザベースでシンプルなドラッグ&ドロップで業務ユーザーが簡単にリッチでインタラクティブなフォームを自分たちのためにモデリング、実装することができるツールです。このツールはBPM Composerに含まれています。

Oracle Web Formのハイライトをいくつかご紹介しましょう。

開発アプローチ

Web Formsは2つの開発アプローチをサポートしています。
Form First(フォーム先行型)の場合、業務ユーザーがフォームのデザインから始めたい場合で、このときはスキーマ定義を自動的に作成し、ヒューマンタスクと関連付けられます。
Data First(データ先行型)の場合、タスクのデータ構造を事前に定義しておき、要素をフォームキャンバスにドラッグ&ドロップすることができます。

Web Formsの設計

標準的なHTMLコンポーネント(テキスト、ドロップダウン、ラジオボタンなど)や事前にフォーマット設定されているコントロール(金額、電話番号、メールアドレスなど)をドラッグ&ドロップしてフォームの設計を始めることができます。グリッド形式でデータを表示するためのテーブルコンポーネントやサブフォーム形式のリピートコントロールを使いデータをグループ化することができます。要素をレイアウトにドロップすると、こうしたコントロールの調整やブラウザ領域にあわせるためにLayoutコントロールを使うことができます。
コントロールのスタイルプロパティを使って個別にスタイルを設定することができます。最もよく使われるCSSはデザイナーを使って公開されています。Web Formの全体のテーマやスキンはworkspaceから継承されています。


フォームのルール

このツールの重要な機能の一つは、インタラクティブなフォームを設計できる、ということです。Web Formではこれをjavascriptを通じてサポートしています。Web Formには組み込みjavascriptエディタがあり、これを使うとフォーム設計者がフォームのイベントを受けて呼び出されるルールを記述することができます。これらのルールをセクションやコントロール、データを見せる/見せないもしくは有効/無効に効果的に使うことができます。Formのルールのその他の例は計算や操作です。

RESTサービスを使ってWeb Formを外部システムと統合することができます。フォームを設計すると、BPM Composerでテスト、デプロイ、国際化対応することができます。フォームのライフサイクルはコンポジットのライフサイクルと一致しており、コンポジットの一部としてバンドルされ、デプロイされます。

ヒューマンタスク・メタデータとUCM統合をサポート

主要なアーキテクチャの概念は、実行時にWeb Formがouter ADF UIの内側に組み込まれるということです。このADF UIはタスク定義に基づいたヒューマンタスクのために動的に生成されます。それゆえ、UCMの添付やタスクの結果、タスクのメタデータのサポートはこれまでと同様です。これらのフォームをWebCenter Process Spacesの内側で描画することができます。
まとめると、Web Formsを使うと、BPMのモデリング担当者はプロセスのモデリングだけでなく、UIも含めて実装することができるようになるのです。

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