[B2B] Tuning B2B Server Engine Threads in SOA Suite 11g

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/ateamsoab2b/entry/tuning_b2b_server_engine_threads

背景
B2B 11g には数多くのパラメータがあり、これらを使ってB2Bエンジンが大量のメッセージを処理できるようにチューニングすることができます。これらのパラメータは、B2Bサーバーのプロパティとして知られており、EMコンソールを介して管理します。
このエントリでは、チューニング作業の一つの側面を取り上げ、B2Bサーバのパフォーマンスのチューニング時に設定できる種々のスレッドについて説明します。

症状
B2Bエンジンをチューニングする必要が出てくる最も一般的な指標は、B2Bサーバ内の内部JMSキューのメッセージの定常的な蓄積に反映されます。このキューは B2B_EVENT_QUEUE と呼ばれ、WebLogic Server管理コンソールから監視できます。このような状況が見られた場合には、結果として性能の劣化が現れます。

改善方法
B2Bサーバの性能劣化の背景には、様々な要素が絡んでいますが、標準状態からサーバを調整するにあたり、最初にやるべきことは、デフォルトの設定からB2Bサーバに割り当てられている内部エンジンのスレッドの数を変更することです。
B2Bサーバエンジンのスレッドのデフォルト構成では大量のメッセージに対応できる設定ではありませんので、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから適切なB2Bサーバプロパティを指定し、3種類のスレッドの個数を増やす必要があります。それぞれのプロパティとスレッドは以下の通りです。
  1. Inbound - b2b.inboundThreadCount
  2. Outbound - b2b.outboundThreadCount
  3. Default - b2b.defaultThreadCount
これらのスレッドの機能は読んで字のごとくです。言い換えれば、インバウンドスレッドが外部のエンドポイントからB2Bサーバに入ってくるインバウンドメッセージを処理します。同様に、アウトバウンドスレッドは、B2Bサーバから送信されるメッセージを処理します。デフォルトスレッドは、ある種のB2Bサーバー固有の特殊なタスクに対応します。インバウンド/アウトバウンドスレッドの個数が指定されていない場合には、デフォルトのスレッド数からインバウンドとアウトバウンドのスレッドの総数を決定します。
あらゆるチューニング作業にあるように、これらのスレッドの最適化は、反復プロセスを通じて到達することが通常です。スレッド数の最適な組み合わせは、システムインフラやトラフィックの負荷、その他の環境要因に直結しています。

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