https://blogs.oracle.com/java/entry/spring_to_java_ee_migration2
David Heffelfingerの一連の投稿の最終回、"Spring to Java EE Migration, Part 4"がOTNにUpされています。この投稿ではSpring FrameworkからJava EEへ簡単に移行できることを説明しています。今回はMVCデザインパターンの実装、データアクセス、トランザクション管理、Dependency Injectionなどについて、Java EEとSpringの機能比較をしています。
Davidはこのように締めくくっています。
この一連の投稿で、SpringのペットクリニックアプリケーションのJava EEバージョンを開発しました。NetBeansの高度なツールのおかげで、非常に短時間でJava EEアプリケーションを開発できることがわかりました。アプリケーションのJava EEバージョンを構築したのち、Springバージョンと比較したところ、Springバージョンではいくつか依存関係があるのに対し、Java EEバージョンには依存関係がないことがわかりました。、これはJava EEアプリケーションサーバの提供する全てのサービスを利用しているためです。投稿はこちらからご覧下さい。
最後に、MVCやDAOの実装、トランザクション管理、およびDependency Injectionといった機能の実装方法について、SpringとJava EEで比較しました。Springの場合、コードにアノテーションを追加する以外にいくつかのXMLの構成ファイルを用意する必要があります。Java EEは慣例に依存しており、ほとんどの場合、XMLの構成ファイルがなくてもこれらのサービスを実装することができます。
Springの新しいバージョンは以前のバージョンに比べてはるかにXML構成ファイルが減っていますが、とはいえ、ほとんどのSpringのアノテーションが有効に働くよう、DRY(同じことは繰り返さない)の原則に反して、ちょっとした設定をXML構成ファイルに追加しなければならず、そうした設定が常にあちこちに存在します。
さらに、TomcatやJettyといった軽量サーブレットコンテナで実行することを意図しており、これらのコンテナは必要な機能を全て提供しているわけではないので、Springアプリケーションはいくつかの依存性を持つ傾向にあります。対照的に、Java EEアプリケーションは、Oracle GlassFish Serverのような本格的なJava EE 6アプリケーションサーバにデプロイされることを意図しています。
これらの理由から、エンタープライズ·アプリケーションの開発には常にSpringよりもJava EEをお勧めします。
Spring to Java EE Migration, Part 4 (David Heffelfinger)
http://www.oracle.com/technetwork/articles/java/springtojavaee4-1592643.html
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