BPM Portal 11g PS3 - How To Configure Oracle BPM 11g PS3 Process Portal on Oracle WebCenter Spaces 11g PS3
http://andrejusb.blogspot.com/2011/02/bpm-portal-11g-ps3-how-to-configure.html
詳細な説明があるにもかかわらず、PS4とPS3では異なる挙動を示しました。また、エントリに従って設定しているといくつかの問題に直面しました(そのうちの一つはPS3での既知の問題でした)。
そのため、Process Portalを適切に構成するためのインストール・構成手順をまとめることにしました。セットアップした環境は、WebCenter 11gR1 PS4のドメインで、ECMとSOAテクノロジー用にドメインを拡張しています。事前のSOA Suiteのセットアップは不要ですが、UCMは必須です。それでは手順を進めていきましょう。
構成の手順
WebCenterコンポーネントの構成
1) UCMの以下の機能を有効にしておきましょう。
- DynamicConverter
- Folders_g
- WebCenterConfigure
2) UCM_server1を起動します。
3) Dynamic Converterをセットアップしましょう。
メインページで、[管理] > [Dynamic Converterの管理] > [構成設定] > [変換フォーマット]に移動し、ドロップダウンリストからファイル形式(Word、Excel、PowerPoint、PDFなど)を選択します。HTML表示させたいものを全て選択して下さい。
WebCenterドメインをOracle BPM Spacesテンプレートで拡張する
1) WebCenterドメインの管理サーバ、管理対象サーバを停止します。
2) WebCenterドメインをドメイン構成ウィザードにより拡張します。
<MIDDLEWARE_HOME>/Oracle_WC1/common/bin/config.sh (Windowsならconfig.cmd)
3) ドメインを選択します。
4) <MIDDLEWARE_HOME>/Oracle_WC1/common/templates/applications/oracle.bpm.spaces_template_11.1.1.jarをテンプレートに選択します(既存の拡張テンプレートを使用)
5) プロセスが終わるまで「次へ」を押します。
6) 管理サーバ、他の管理対象サーバ(UCM_server1、WC_Collaboration、WC_Spaces)を再起動します。
Process Portalのスクリプトを実行する
1) Java 6を使っていることをjava -versionで確認しておきましょう。
2) 次の管理サーバ、管理対象サーバを起動します。
- AdminServer
- WC_Collaboration
- UCM_server1
- WC_Spaces
下表は上記ファイルのエントリを説明したものです。
プロパティ名 | 意味 |
---|---|
extendSoa | 既存のBPMドメインを拡張したり、新規作成するかどうかを決定するフラグ。 WebCenterおよびSOAを同一ドメインに配置する場合はTrueに、それ以外はfalseに指定。 |
promptForPasswords | インストーラ実行中にパスワードの入力を要求させるか、process-portal-install.propertiesファイルから読みこむを指定するフラグ。 |
Oracle BPM Schema | |
bpmDBUser | Oracle BPM用データベース接続ユーザ名 |
bpmDBPassword | Oracle BPM用データベースに接続するユーザのパスワード |
bpmDBType | Oracle BPMのデータベースタイプ |
bpmDBDriver | Oracle BPM用のデータベースに接続するためのドライバ |
bpmDBUrl | Oracle BPMのデータベースURL (例)jdbc:oracle:thin:@adc2170307:1521 |
Oracle BPM MDS | |
bpmMDSUser | Oracle BPMで使用する、MDSスキーマのユーザ名 |
bpmMDSPassword | Oracle BPMで使用する、MDSスキーマのユーザのパスワード |
Oracle BPM Runtime Details | |
bpmHost | Oracle BPMのインストール先のホスト名 |
bpmRuntimePort | Oracle BPMのポート番号 |
bpmAdminUser | SOAサーバの管理者権限を持つユーザ名 |
bpmAdminPassword | Oracle BPMの管理者ユーザのパスワード |
WebCenter Spacesインストール | |
wcOracleHome | WebCenterのOracleホームディレクトリ |
wcDomainName | WebCenterのドメイン名。extendSoaがtrueの場合、BPMドメインを指定する。 |
wcSetDomainRealmPassword | ドメインレルムのパスワードを設定するか否かを制御するフラグ。trueもしくはfalseで設定する。 (注意)このプロパティはGlobal Trustを設定するために使用しますが、このプロパティを有効にしないことを推奨します。Global Trustを手で設定して下さい。 |
wcDomainRealmPassword | 信頼ドメインを設定するためのパスワード。Oracle BPMドメインと同じパスワードを設定すること。 |
wc.server.port | 管理対象サーバWC_Spacesがホストされているポート番号 |
WebCenter用WebLogic Serverインストール | |
wcHost | WebCenter管理サーバが動作しているホスト名 |
wcAdminPort | WebCenter管理サーバのポート番号 |
wcAdminUser | WebCenter管理サーバの管理ユーザ |
wcAdminPwd | WebCenter管理サーバの管理ユーザのパスワード |
wcManagedServerName | WC_Spaces管理対象サーバのサーバ名 |
wcConfigServices | Oracle Content ServerとDiscussion Serverを構成して、Oracle WebCenterとともに動作させるためのフラグ。この表の下部に記載しているContent ServerとDiscussion Serverの詳細は、wcconfigServicesがtrueの場合に限って指定する。 (注意)Oracle Content ServerとDiscussion Serverを手で構成して、Oracle WebCenterと連携させることを強く推奨する。 |
Content Server | wcConfigServicesがtrueの場合に設定 |
wcContentServerName | Oracle WebCenter向けに構成したContent Serverの名前 |
wcContentServerPort | Content Serverのポート番号 |
wcContentSpacesRoot | Content ServerのSpacesのルートフォルダ名 |
wcContentAdminUser | Content Serverの管理ユーザ名 |
Discussion Server | wcConfigServicesがtrueの場合に設定 |
wcDiscussionServerUrl | Oracle WebCenter向けに構成したDiscussion Serverの名前 |
wcDiscussionAdminUser | Discussion Serverの管理者ユーザ名 |
4) 次のスクリプトを実行します。
<MIDDLEWARE_HOME>/modules/org.apache.ant_1.7.1/bin/ant -f install.xml
5) 前のスクリプトは管理対象サーバWC_Spacesを停止しますので、再起動します。他の管理対象サーバがクラッシュするかどうか確認することをお忘れ無く。もしクラッシュした場合には、停止した管理対象サーバを再起動しましょう。
6) process-portal.propertiesファイルを開いて、extendSoaとwcConfigServicesの両プロパティをtrueからfalseに変更します。
7) 新しいパラメータを追加して、前のスクリプトを実行します。
$MIDDLEWARE_HOME/modules/org.apache.ant_1.7.1/bin/ant -f install.xml -DpiArgs="-importGSOnly"
8) 7)で管理サーバと管理対象サーバWC_Spacesが停止しますので、再起動しましょう。他の管理対象サーバが問題なく動作していることを確認して下さい。3)、6)で述べたスクリプト実行中に何か例外が発生している場合、修正してから先に進んで下さい。
9) 先のスクリプトにより、ロールが追加されていることを確認しましょう。UCMにログインし、[管理] > [管理アプレット] > [ユーザー管理] に移動すると、ProcessPortalグループと、ProcessPortalUserロールが追加されているはずです。
WebLogic管理コンソールでも、ProcessPortalUserグループを確認できるはずです。ただ、私の環境では「どういうわけか自動的に」プロビジョニングされなかったので、手で追加しましたが…。
10) フォーラムも使えるようになっているか確認しましょう。これも私の環境では各Space(Process WorkspaceとModeling Space)を新しく作成するように手動セットアップしなければなりませんでした。
- WebLogic Serverにログイン
- [管理]をクリック
- Process WorkspaceもしくはModeling Workspaceを選択
- [編集] > [Spaceの編集]をクリック
- [Services]タブで、[Announcesments]をクリックし、拡大鏡をクリック。Discussionについても同様のことを実施。
11) WebCenter Spacesに管理者アカウント(weblogicなど)でログインし、Process WorkspaceとModeling SpaceをBPM利用ユーザー向けに有効化しましょう。
最後に、BPMユーザー(例えばjcooper)でログインし、Process WorkspaceとModeling Spaceが動作していることを確認しましょう。
Process Portalの詳細は、以下のドキュメントを参照して下さい。この手順でうまくいったかどうかを、原文のコメント欄に残して頂けると幸甚です。
Oracle® Fusion Middleware User's Guide for Oracle Business Process Management
11g Release 1 (11.1.1.5.0)
9 Getting Started with Process Spaces
http://download.oracle.com/docs/cd/E21764_01/user.1111/e15175/bpmug_pp_gt_strt.htm
原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/ATEAM_WEBCENTER/entry/bpm_process_portal_configuration_on
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