[Java] JavaEE.next's identity JSR

JavaEEに関連するJSR、[JSR 351: JavaTM Identity API]が提案されています。

JSR 351: JavaTM Identity API
http://jcp.org/en/jsr/detail?id=351

このJSRは、宣言型のプログラミングスタイルで、アクセス制御を決めるためにアプリケーションが利用するアイデンティティ APIを定義するための、Javaのセキュリティモデルを構築することを目的としています。

このJSRは、アプリケーションがeメールアドレス、社会保障番号、銀行口座番号、生年月日、国籍、性別、等の属性を利用、生成、チェックする方法を指定します。こうしたID属性の開示およびをユーザーが制御できるようになります。

Initial Expert Groupは、OracleのRon Monzilloがリードし、IBM、Red Hat、SAP AGが参加しています。JSRはAmerican Express、Aspect Security、Boeing、Ericsson AB、OWASPがサポートしてくれています。Java EE 6以降と互換性を持たせ、2013年初頭に最終リリースを目標としています。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/theaquarium/entry/javaee_next_s_identity

[Coherence] Coherence 3.7.1 is out with RESTfulness, courtesy of Grizzly/Jersey

Oracle Coherenceの最新リリース(3.7.1)では、Jersey 1.8および(スタンドアロンHTTPサーバとして)Grizzly 2.1.1を用いてRESTのサポートを提供しています。

Oracle Coherence
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/coherence/downloads/index.html

Oracle® Coherence Client Guide Release 3.7.1
26 Introducing Coherence Rest
http://download.oracle.com/docs/cd/E24290_01/coh.371/e22839/rest_intro.htm

この結果、PHPやPythonなどの多くの言語がCoherenceデータグリッドを使えるようになりました。

以下のドキュメントではCoherence RESTアプリケーションの作成方法の手順を提供しています。


Oracle® Coherence Client Guide Release 3.7.1
27 Building Your First Coherence REST Application
http://download.oracle.com/docs/cd/E24290_01/coh.371/e22839/rest_example.htm


また、Coherenceの最新バージョンにおける強化ポイントがリリースノートに列挙されています。

Oracle® Coherence Release Notes for Oracle Coherence Release 3.7.1
New and Improved Coherence Data Grid Functionality
http://download.oracle.com/docs/cd/E24290_01/coh.371/e22623/technotes.htm#BABCIDDJ

Oracle GlassFish Serverをご利用のお客様で、ActiveCacheをお使いの場合、このバージョンにはCoherence*Webの不具合に対する多くの修正が含まれていますので、アップデートを検討して下さい。

ORACLE GLASSFISH SERVER CONTROL
http://www.oracle.com/us/products/middleware/application-server/glassfish-server-control-ds-072078.pdf


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/theaquarium/entry/coherence_3_7_1_is

[Hardware] Benchmark Performance Results

ここ数日、T4-4やT4-2 Serverの発表などと合わせて、性能テストの結果がたくさん投稿されていますので、まとめておきます。

全てのエントリは、BestPerf (http://blogs.oracle.com/BestPerf/) から原文をご覧頂けます。
【注】2011/09/30追記しました。

[BPM] BPM Suite 11.1.1.5 Feature Pack Released

Oracle BPM Suite 11.1.1.5 Feature Packがリリースされました。このFeature Packには多くの強化された機能、および新機能が含まれています。いくつかをご紹介しましょう。

よりビジネスフレンドリーに…

Process Composerの機能強化
  • バージョンおよびスナップショット機能
    Process Composerからスナップショットを作成できます。また、いつ、誰が何を変更したかを管理できます。
  • 共有および共同作業の機能
    強化されたプロジェクトレベルのモデル共有の仕組みを有しています。また、共同作業の機能により、いつでも他の誰が作業しているかを確認することができます。
  • 使い安さの追求
    新しいプロジェクトのホームでは、プロジェクトの管理とその成果物をより直感的に操作できるようにしました。また、ビジネスアナリスト向けに、改良されたプロパティウィンドウ、編集画面などの多くの機能強化をいたしました。
新しいビジネスアナリスト向け機能
  • ドキュメント(レポート)生成機能
    プロセスドキュメントをHTMLもしくはXML形式で生成することができます。XMLフォーマットを使ってカスタムレポートを作成できます。
  • BPMN 2.0 Collaboration View
    BPMN 2.0使用に基づいたコラボレーション図を、ComposerおよびStudioで利用できます。
より迅速に…
  • Alter Flow
    Alter Flowは、適切な特権を持つユーザーに、プロセスデータの変更や別のアクティビティに移動することでプロセスの実行を変更させるという機能です。
  • Instance Patching
    プロセスの定義を変更し、実行中のインスタンスに新しい定義を摘要することができます
より完全に…
  • UCM(Universal Content Management)との統合
    プロセスやタスクの添付をUCMで管理できます。関連するメタデータをBPMから設定することができます。
  • サービス統合の進化
    BPEL製品で利用可能なサービス統合機能が利用できます。例えばメッセージベースの相関や、別のプロセスやサービスの複数のインスタンスと会話する機能を、BPMNでも利用できます。
  • よりリッチなヒューマンワークフロー
    パラメータ化されたロール、組織単位ベースのロールの選択、スティッキーユーザーベースの割り当て、および4-eye principleのサポート(人が一つのタスクを実施した場合、別のタスクから除外する)などの新機能が追加されています。
よりリッチなプロセス分析のために…
  • ラウンドトリップシミュレーション
    実際のデータに基づいてシミュレーションシナリオを作成できます
  • BIとの統合
    プロセスに特化したビューをプロセスSTARスキーマ上に自動的に生成し、Oracle BIやその他のBIツールを用いた分析が容易に可能です
開発者のために…
  • ドラフトモード
    プロセスを逐次開発するために、アクティビティをドラフトとしてマークしたり、サービスがオフラインの間にプロセスをテストすることができます
  • カスタムログ
    カスタムメッセージをBPMログや監査証跡に追加できます
  • ルールテストフレームワーク
    ビジネスルールのテストケースを簡単に作成、実行できます(Oracle Fusion Middleware User's Guide for Oracle Business Rulesの第8章をご覧下さい)
  • 機能強化されたルールの監査証跡
    ルールの監査証跡の表示が改善され、ファクトの状態、ルールスタック、等を含む多くの情報を表示します
  • Workspaceのカスタマイズ
    ワークスペースのカスタマイズが容易になりました。これには、スキン、標準タブの無効化、より機能豊富なカスタムタブ、カスタムリンク、および受信トレイのカスタマイズ機能などを含みます。
  • BPM APIのドキュメント
    fabricやworkflow APIに加えて、BPM APIもドキュメント化しています(javadocを参照して下さい)。
ダウンロード方法や詳細の情報は
Feature Packの詳細情報やダウンロード方法などは以下のドキュメントを参照して下さい。

What's New in BPM Suite 11.1.1.5 Feature Pack
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/bpm/learnmore/whatsnewbpmfeaturepack-487968.html


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/bpm/entry/bpm_suite_11_1_1

[WLS] Oracle & JBoss Comparison

Crimson ResearchがこのほどWebLogic ServerとJBossのTCOを比較し、発表しました。

Cost of Ownership Analysis / Oracle WebLogic Server® Costs versus JBoss® Application Server
http://www.oracle.com/us/products/middleware/application-server/weblogic-vs-jboss-460235.pdf

重要なところは、アプリケーションサーバプラットフォームの購入費用は、5年間のTCOにしめる割合は微々たるものだ、ということです。驚いたことに、WebLogicのTCOとJBossのTCOは、デプロイ後約18ヶ月で逆転するということでした。
この調査はOracleがスポンサーになっていますが、Crimsonは独自の方法論で調査を実施しています。そして、アプリケーションのサーバーインフラストラクチャの実装コストをダウンさせる機能のメリットのよい事例を伝えてくれています。
この内容は、運用スタッフがスクリプトの記録やWLSTという機能が非常に重視している、ということとも合致します。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/reynolds/entry/oracle_jboss_comparison

[Java] 6u29 Developer Preview is now Available

Java SE 6 Update 29 (6u29ea-b08) のアーリーアクセス版がリリースされています。ダウンロードはこちらからどうぞ。
http://jdk6.dev.java.net/6uNea.html

不具合がありましたら、バグレポートのサイトからお願いします。
Sun Developer Network / Report a Bug or Request a Feature
http://bugreport.sun.com

コメントなどがありましたら、アーリーアクセス版用のフォーラムへどうぞ。
6uN Early Access
http://www.java.net/forums/jdk/6un-early-access

[Java] JRockit Flight Recorder Plugin for WebLogic Tab Pack behind a Proxy

ご紹介するデモの私のお気に入りは、JRockit Flight RecorderとWebLogic Server、WebLogic Server診断フレームワークとの組み合わせで、アプリケーションやJVMの内部で起きていることがわかるという素晴らしいものです。エージェントを使わず、WebLogic ServerとJRockitの標準設定のままで実現できます。以前このデモの動画をご紹介しましたが、なんと、Oracle OpenWorldのDemogroundsのWebLogic Serverブースでこのデモをご紹介することになりました。

WebLogic Server Screencasts - Where does the time go?
http://blogs.oracle.com/jamesbayer/entry/weblogic_server_screencasts_-

Showcasing the #1 App Server, WebLogic, at this year's OpenWorld and JavaOne
http://blogs.oracle.com/applicationgrid/entry/showcasing_the_1_app_server

JRockit Mission Control(以下、JRMC)は、JFR(JRockit Flight Recording)と呼ばれるJVM記録機能を使います。WebLogic Server特有のビューを表示するために必要なプラグインは、Eclipse Updateサイトからダウンロードできます。
では、プロキシやファイアウォールを越えるようにJRMCを起動するにはどうすればよいでしょうか。コマンドラインからJRMCを起動する際にプロキシのホスト、ポートなどの設定情報(認証情報も含む)を指定すればOKです。以下が起動コマンドの例です。<JROCKIT_HOME>は実際にJRockitがインストールされているディレクトリです。
<JROCKIT_HOME>/bin/java -Dhttp.proxyPort=(ポート番号) -Dhttp.proxyHost=(プロキシのホスト名もしくはIPアドレス) -jar <JROCKIT_HOME>/missioncontrol/mc.jar
プロキシを有効にしてJRMCを起動したら (Oracle Eclipse Updateサイトにアクセスするためにプロキシ設定が不要なら、プロキシ設定なしで)、以下のように、Helpメニューから実験的なプラグインをインストールすることができます。このプラグインがWebLogic Tab Packです。




原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/jamesbayer/entry/jrockit_flight_recorder_experimental_plugins

[OSB] Coping with Failure

OSBでエンドポイントの障害を扱うには

最近PoCでOSBとBPELコンポジット(バックエンドのEJBを呼び出す)を組み合わせて、優れた性能を示すことができました。最後のテストはフェールオーバテストで、その内容は以下のようなものでした。
  • OSBを落とし、立ち上げる
  • SOA(BPEL)サーバを落とし、立ち上げる
  • バックエンドのEJBサーバを落とし、立ち上げる
BPELフェールオーバテストまでは首尾良く行きましたが、ある理由で、OSBがBPELサーバが落ちたとマークしなかったのですが、ある重要な設定を忘れていたことが理由でした。このエントリでは、OSBでエンドポイントの障害を扱う方法についてまとめたいと思います。

Step 1 – ビジネスサービスに複数のエンドポイントを追加する

まずは、ビジネスサービスに対して、全ての接続先を指すエンドポイントを作成しましょう。これは、HTTP/ SOAPバインディングのために必要です。理論的にはT3プロトコルを使用している場合、単一のクラスタアドレスで十分であり、T3スマートプロキシが負荷分散を扱うことになります。このシナリオでは、SOAP/HTTPエンドポイントに焦点を当てます。

[ビジネスサービス]>[構成の詳細]>[トランスポートの構成]で、エンドポイントのURIを追加します。呼び出し側に失敗を返したくない場合には、再試行回数を0より大きな値にしておきましょう。以下の例では、3個のWebサービスのエンドポイントを設定しています。[最後>>]を押して、変更を保存しておきましょう。



Step 2 – エンドポイントURIのオフライン化と復旧を有効にする

バックエンドサービスのインスタンスが落ちた場合、そのサービスをオフラインにしたい、つまりOSBがリクエストをルーティングする先のインスタンスプールから当該インスタンスを除きたいかと思います。その際は、[ビジネスサービス]>[操作設定]の[全般的な構成]にて、[オフラインのエンドポイントURI]のチェックボックスをチェックします。これにより、OSBは、トランスポート設定の[アプリケーション・エラーの再試行]が有効になっている場合はエラーを返したり、応答に失敗するバックエンドサービスに対するリクエストをルーティングしないようにすることができます。

サービスのオフライン化がよいのは、使えないエンドポイントに対してリクエストをルーティングしないからですが、もし復旧したら再度有効にしたいと考えるのはよくあることです。そんな場合に、[全般的な構成]の[再試行の反復間隔]をゼロではない値(例えば30秒とか)を指定しておきましょう。 すると、30秒毎にOSBは呼び出しに失敗したエンドポイントをエンドポイントリストに追加します。もしまだリクエストを受け付ける状態にない場合には、再度リストから削除されます。以下の例では、30秒を再試行間隔として指定しています。設定を変更した場合には、変更をコミットすることをお忘れ無く。



再試行回数について

再試行回数について注意すべきことがいくつかあります。

再試行回数にゼロより大きな値を設定している場合、エンドポイントの障害は、OSBクライアントには筒抜けであり、かつ遅延が発生します。しかし、リクエストが推移的である(バックエンドを変更する)場合、リクエストを実行しているのではなく、結果を戻す前にエンドポイントが失敗している可能性があります。その場合、2回オペレーション実行を発行している可能性があります。もしバックエンドサービスがこれに対処できない場合、再試行回数を設定しないでください。保証はありません。

バックエンドサービスが再試行に対処できない場合でも、2個のビジネスサービスを作成することにより、非推移的な要求用の透過的な再試行のメリットを享受することができます。1個のサービスは、非推移的リクエストを処理できるように再試行を有効にし、もう一つは推移的リクエストを処理できるように再試行をゼロに指定しておきます。

オフラインのエンドポイントの再試行間隔について

再試行間隔が短すぎると、障害が発生したエンドポイントが復旧していないことが考えられるので、新しいエンドポイントにフェイルオーバーする前に、そのエンドポイントにルーティングして失敗し、無駄な時間を使ってしまい、クライアントの応答時間が長くなってしまいます。ノードの典型的な計画外停止時間(JVMの停止およびその後の再始動など)を調べておき、追加のクライアント応答時間の遅延と、早くプールにエンドポイントを戻すこととの間をとって、その半分の時間を再試行間隔にするとうまくいくでしょう。

まとめ

[操作設定]の[オフライン設定]を有効にしておけば、フェールオーバテストでもびっくりすることはなlくなりますよ。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/reynolds/entry/coping_with_failure

[Hardware] SPARC SuperCluster T4-4 Announced

全く新しいSPARC SuperCluster T4- 4を発表しました。新しいSPARC T4プロセッサベースのシステムで、新設計されたコアをもつT4は、同プロセッサファミリーの中でシングルスレッドの性能が飛び抜けて高いのです。

Oracle Unveils the World's Fastest General Purpose Engineered System - the SPARC SuperCluster T4-4
http://www.oracle.com/us/corporate/press/497229

The SPARC SuperCluster T4-4
http://www.oracle.com/us/corporate/features/sparc-supercluster-t4-4-489157.html

SPARC T4 Processor Delivers Performance Boost for a Wide Range of Workloads
http://www.oracle.com/us/corporate/features/sparc-t4-announcement-494846.html

しかし、特にSPARC SuperCluster T4- 4の驚異的な性能特性は、ハードウェアとソフトウェアスタック間での機能強化によって実現したものです。もちろん、この製品は仮想化による拡張も可能です。Oracle VM Server for SPARCがシステムの重要な一部であり、我々は、SPARC SuperClusterに対して特定の機能を強化するために弊社のエンジニアリング作業の一部を注力してきました。

来週開催のOracle OpenWorld 2011で、SPARC SuperClusterの可能性を、T4ベースのシステムとともに、色々知って頂けると思います。また、Oracle VM Server for SPARCに関する興味深いニュースもご覧頂けるかと思います。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/sharakan/entry/sparc_supercluster_announced

[misc] Canon and Oracle sitting in a tree, p-a-r-t-n-e-r-i-n-g on Java ME tech

CanonとOracleは、まさに夢の組み合わせを発表しました。キヤノンは文書処理、そしてOracleは...Java MEの技術を含むその他領域での協業です。
詳しくは、こちらをどうぞ。

Canon, Oracle to Develop Document Processing Technology (PCWorldより)
http://www.pcworld.com/article/240579/canon_oracle_to_develop_document_processing_technology.html

日本語はこちら。
http://blogs.oracle.com/Oraclejapanpr/entry/キヤノンとオラクルがオフィス向けソリューションの分野でグローバル協業

プレスリリース(日本語)
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=1424&NewsAreaId=2

プレスリリース(英語)
http://www.oracle.com/us/corporate/press/497263

オフィスのコピー機やプリンタ機器の中にJavaソフトウェアやデータベース…素晴らしい組み合わせですね!

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/hinkmond/entry/canon_and_oracle_sitting_in

[WLS] NFS Locking and WebLogic Server 11g (10.3.5)

パートナー向けデモを彼らが所有するハードウェア上に作成していたときに発生した問題と、その解決方法をお伝えします。
電源の瞬断やソフトウェアを適切にシャットダウンしなかった場合、NFSがソフトウェアをロックする可能性があります。例えば、WebLogic ServerやOracle Database、Oracle HTTP Serverでロックが発生します。
WebLogic Serverのロックを解除する方法について話しましょう。
【状況】
Oracle WebLogic Server (10.3.5) の管理サーバをstartWeblogic.shで起動できない。
エラーメッセージ:
java.io.IOException: Error from fcntl() for file locking, Resource temporarily unavailable.
【解決方法】
  1. <Domain_Home>中の*.DATファイルを全て削除する
    (例)find . -name *.DAT
  2. 同様にして、全ての.lokファイルを削除する
    (例)find . -name *.lok
  3. 必要であれば、netstat -lntpを使って管理サーバのポートを使っているプロセスを見つけ、停止する
  4. startWebLogic.shを再実行する
これで私の場合はうまくいきました。お役に立てば幸いです。
次回は同様の状況で、Oracle Database 11gR2 (11.2.0.2) と Oracle HTTP Serverの場合はどうしたか、についてお伝えします。
(OTNフォーラムや文書検索のお世話になりました)

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/speaks/entry/nfs_locking_and_weblogic_server

[VM, Database] New Oracle VM template : Oracle 11g Release 2 + Real Application Cluster patchset 3 (11.2.0.3)

新しいOracle VMのテンプレート、Oracle Database 11gR2 (11.2.0.3)のRAC (Real Application Clusters)のテンプレートができました。MOS (My Oracle Support) からダウンロードできます。パッチ番号は12694014です。
このテンプレートを使えば、大規模なOracle RACを簡単にインストールでき、データベースインスタンスやASMストレージ、クラスタウェア、グリッドインフラストラクチャといった全ての設定項目も自動的に構成します。フルスタックの仮想化および製品統合が、途方もない量の時間(とお金)を節約できることを示す完璧な例です。単にデバイスに簡単な設定ファイルを追加するだけで、VMに全くログインする必要がない場合もあります。全てのソフトウェアが利用可能で、ダウンロード、インストール、テスト、本番環境でご利用戴けます。試用版ではありませんし、異なるベンダーからダウンロードする必要もありません。全てうまく組み上がっているのです。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/wim/entry/new_oracle_vm_template_oracle

[JDeveloper] JDeveloper / ADF 11.1.2.1.0 Maintenance Release Available

JDeveloper 11.1.2.1.0 がリリースされました。OTNからダウンロードできます。

Release Downloads for Oracle JDeveloper 11g (11.1.2.1.0)
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/downloads/index.html

ドキュメントや不具合修正リストは以下のリンクをどうぞ。
Current Releases of JDeveloper and ADF
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.html

Bugs Fixed in 11.1.2.1.0
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/jdev-11gr2-nf-404365.html#bugs_fixed_in_11.1.2.1.0

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/smuenchadf/entry/jdeveloper_adf_11_1_2

[WebCenter] Online Event: WebCenter Content for Life Sciences

来週の木曜日(9月29日、アメリカ太平洋夏時間)に、WebCenter Contentがライフサイエンス業界向けの包括的なECMプラットフォームを提供することについて、OracleとパートナーであるUS Data ManagementでライブWebcastを開催します。この中で、品質面でも、法規制面でも、および臨床文書管理についても理想的なプラットフォームであるWebCenterのコンテンツの周りの開発の最新状況を知って頂くことが出来ます。

このWebcastは弊社のパートナーであるUS Data Managementという、ライフサイエンス業界に強みを持つ世界有数のコンサルティングファームが開催します。
視聴のための登録はこちらからどうぞ。

Oracle Life Sciences: The Benefits of an Integrated Enterprise Content Management Solution
http://www.usdatamanagement.com/learnshare/details/136-oracle-life-sciences-the-benefits-of-an-integrated-enterprise-content-management-solution.html

【開催日時】
日本時間:2011年9月30日 3時〜3時30分
アメリカ太平洋夏時間:2011年9月29日11時〜11時30分

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/ecmalerts/entry/online_event_webcenter_content_for

[Exadata] Update on some interesting new or recently updated Exadata related MOS notes and the Oracle Database Appliance

Exadataに関連するMOS (My Oracle Support)のNotesの情報のうち、興味深いものや最近更新されたものをご紹介します。
  • Dedicated and Global Hot Spares for Exadata Compute Nodes in 11.2.2.3.2 (Doc ID 1339647.1)
  • How to Expand Exadata Compute Node File Systems (Doc ID 1357457.1)
  • Tool for Gathering I/O Resource Manager Metrics: metric_iorm.pl (Doc ID 1337265.1)
  • Scripts and Tips for Monitoring CPU Resource Manager (Doc ID 1338988.1)
  • Configuring Resource Manager for Mixed Workloads in a Database (Doc ID 1358709.1)
Oracle Database Applianceの発表については、こちらのデータシートをご覧下さい。
http://www.oracle.com/us/products/database/oracle-database-appliance-ds-495410.pdf

今後、ちょっとした投稿はTwitter (@rene_kundersma) でお知らせします。まとまった情報はこのブログに投稿する予定です。

原文はこちら。

[SOA] Overcome application upgrade-phobia with SOA


ERPソフトウェアの現行リリースをまだ使っていない企業が57%にも上ることをご存知でしたか?アップグレード恐怖症(upgrade-phobia)に苦しんでいるのがその理由です。
もしお客様がそういう状況にあるなら、この動画をご覧戴ければばと思います。この動画では、Maneesh Joshi(Director, Product Marketing, Oracle)が、SOAの思想により、企業や組織がアプリケーションのアップグレードに対する恐怖を克服できるということを説明しています。

[Database] Oracle Announces the Immediate Availability of the Oracle Database Appliance

中小企業や部門向けのシンプルで信頼性の高い、手頃な価格のデータベースシステム

Oracleは使いやすく、手頃な価格で、高い信頼性を持つデータベースアプライアンスを発表いたします。これは2ノードのSun Fire server clusterとOracle Linux上でOracle Database 11gR2とOracle Real Application Clustersを構成したものです。

詳細の情報はOracle Database Applianceサイトをどうぞ。データシート、FAQ、デモなどを用意してお待ちしております。

Oracle Database Applianceのプレスリリース
http://www.oracle.com/us/corporate/press/495422
Oracle Database Appliance
http://www.oracle.com/us/products/database/database-appliance/index.html
Oracle Database 11g Release 2
http://www.oracle.com/jp/products/database/index.html
Oracle Real Application Clusters
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/rac/index.html
Sun Fire Server Cluster
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/x86/index.html
Oracle Linux
http://www.oracle.com/jp/technologies/linux/index.html


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/databaseinsider/entry/oracle_announces_the_immediate_availability

[misc] Querying Amazon Elastic Beanstalk Settings with the AWS SDK

Amazon Elastic Beanstalkを使うと、Webアプリケーションを管理された環境にデプロイするタスクが簡単になります。

AWS Elastic Beanstalk
http://aws.amazon.com/elasticbeanstalk/

Amazonが提供するJava SDKを使うと、Beanstalk環境の作成、更新が容易です。
AWS SDK for Java
http://aws.amazon.com/sdkforjava/

setEnvironmentNamesetApplicationNameのような、最も頻繁に使用される構成設定のためのアクセサメソッドがありますが、その他の多くの構成設定はあまり明確ではありません。SDKでは、ほとんどのBeanstalkの環境情報のために、汎用的なConfigurationOptionSettingクラスを使います。このクラスは名前空間やオプション名、オプション値をラップしています。名前空間およびオプション名の組み合わせの多くを様々なAPIリファレンスで見つけることができますが、もっと簡単な方法があります。それは、環境自身に問い合わせる、というものです。

添付したBeanstalkConfigQueryクラスを使うと、環境の現在の構成オプション設定に関する情報を全てリスト出力することができます。私のオートスケールグループと私の(未設定ですが)AWSアクセスキーの最小サイズを示す出力の数行を例示します。読みやすくするために行間を空けています。
{Namespace: aws:autoscaling:asg, OptionName: MinSize, Value: 1, }
{Namespace: aws:elasticbeanstalk:application:environment,
        OptionName: AWS_ACCESS_KEY_ID, Value: , }
この情報を使えば、UpdateEnvironmentRequestオブジェクトを作成して、稼働環境を更新することが簡単にできます。
ConfigurationOptionSetting minCOS = new ConfigurationOptionSetting(
            "aws:autoscaling:asg", "MinSize", "3");
ConfigurationOptionSetting awsKeyCOS = new ConfigurationOptionSetting(
            "aws:elasticbeanstalk:application:environment",
            "AWS_ACCESS_KEY_ID", "my_aws_key_text");
UpdateEnvironmentRequest updateRequest = new UpdateEnvironmentRequest()
            .withEnvironmentName("my_env")
            .withOptionSettings(minCOS, awsKeyCOS);
beanstalkClient.updateEnvironment(updateRequest);
BeanstalkConfigQueryクラスは、あらゆる構成オプションの説明を表示することもできます。つまり、設定したオプションの各々について詳細情報を表示することができるということです。詳細はクラスファイル中のコメントをご覧いただくとして、ソースファイル中に2件の説明例があります。私のBeanstalk環境に対して実行したところ、約50件ほど表示されます。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/bobby/entry/querying_amazon_elastic_beanstalk_settings

[SOA/BPM] Composite Invocation Changed from PS4(11.1.1.5)

以下のドキュメントに記載されているように、oracle.soa.management.facade.Serviceを使用したサービスの実行はPS4から非推奨になりました。

Oracle Fusion Middleware Infrastructure Management Java API Reference for Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1) E10659-01
http://download.oracle.com/docs/cd/E21043_01/apirefs.1111/e10659/oracle/soa/management/facade/Service.html#post_java_lang_String__oracle_fabric_common_NormalizedMessage_

その代わりに、oracle.soa.api.DirectConnectionを利用したサービス実行が推奨されています。以下に簡単なサンプルコードを用意しました。
try {
    String operationName = "process";
    String xml = "<ns1:process xmlns:ns1=\"http://xmlns.oracle.com/BPMTestApp/InvokeSOATest/AsyncBPEL\"><ns1:input></ns1:input></ns1:process>";

    // domainName, compositeName, revision
    CompositeDN compositeDN = new CompositeDN("default", "InvokeSOATest", "1.0");

    // DirectConnection - oracle-soa-client-api.jar
    Locator compositeLocator = null;
    Hashtable<String, String> jndiProps = new Hashtable();
    jndiProps.put(Context.PROVIDER_URL, "t3://jlee-soa11:7001/soa-infra");
    jndiProps.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY, "weblogic.jndi.WLInitialContextFactory");
    jndiProps.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL, "weblogic");
    jndiProps.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, "welcome1");
    compositeLocator = LocatorFactory.createLocator(jndiProps);

    // compositeDN, serviceName
    DirectConnection dic = compositeLocator.createDirectConnection(compositeDN, "DirectBinding");

    // create a std dom parser
    DOMParser parser = new DOMParser();
    parser.parse(new InputSource(new StringReader(xml)));
    Element element = parser.getDocument().getDocumentElement();
    Map<String, Element> payload = new HashMap<String, Element>();
    payload.put("payload", element);
    Message<Element> xmlMessage = XMLMessageFactory.getInstance().createMessage(payload);
    dic.post(operationName, xmlMessage);
} catch (Exception e) {
    e.printStackTrace();
}
原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/jaylee/entry/composite_invocation_changed_from_ps4

[WLS] Running Mission-Critical Applications? Customers say why they choose Oracle WebLogic

「無料」のアプリケーションサーバが貴社のデータセンターに本当に適しているのか、よく考えてみてはいかがでしょうか。
ライセンス費用を節約することで、完全なロードマップとアップグレードパスを持つ、徹底的にテストされた統合ソリューションという利得を失ってしまうでしょう。データセンターを統合して、最終的にクラウド対応させたいと思っているなら、「無料」のソリューションでは結果として長期間にわたりコストがかかるのです。

Machine-To-Machine Intelligence (M2MI) CorporationのCEOであるGeoff Brownが、自身の経験を基に、Oracle WebLogic Serverと他社のアプリケーションサーバとの違いを解説するLive Webcastを開催します。是非Oracleエキスパートからエンタープライズ品質のアプリケーションサーバがどのように設計されているかを学んで下さい。
  • タイトル
    • Running Mission-Critical Applications? Choose Oracle WebLogic
  • 日時
    • 9月28日(水)2時〜(日本時間)
    • 9月27日(火)10時〜(アメリカ太平洋夏時間)
  • 参加者
    • Keith Hoang (Vice President, Oracle Fusion Middleware)
    • Mike Lehmann (Senior Director of Product Management, Oracle)
    • Geoff Brown (CEO and Founder, Machine-To-Machine Intelligence (M2MI) Corporation)
  • アジェンダ
    • ミッションクリティカルなアプリケーションは完全な信頼性を求めている
    • 自動かつ動的にスケールすることも可能な、高度な管理機能
    • エンタープライズワイドの展開
    • フルスタックでの仮想化により、貴社のクラウド構想を具体化できる
参加登録はこちらからどうぞ。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/applicationgrid/entry/running_mission_critical_applications_customers

[misc] Webcasts - New Announcements

OracleがWebcastにて新しいデータベース製品の計画を発表します。
  • 日時
    • 9月22日(木)2時〜5時(日本時間)
    • 9月21日(水)10時〜13時(アメリカ太平洋夏時間)
  • 参加者
    • Mark Hurd
    • Andy Mendelsohn
    • Judson Althoff
参加希望の方は、こちらから登録して下さい。

Oracleはデータセンターのダイナミクスを変えています。低コストでより高性能を引き出す方法を知って戴きたいと考えています。以下のWebcastで重要な製品の発表をいたします。
  • 日時
    • 9月27日(火)5時〜6時(日本時間)
    • 9月26日(月)13時〜14時(アメリカ太平洋夏時間)
  • 参加者
    • Larry Ellison
    • John Fowler
参加希望の方は、こちらから登録して下さい。

[Linux] Now Available: Zero Downtime Updates for Oracle Linux with Ksplice

今年7月にOracleが買収したKspliceが、Oracle Linuxに統合されました。Kspliceにより、実行中のLinux OSカーネルを再起動などせずに更新できます。Oracle Linuxのみがご提供できるこのユニークな機能により、重要なLinuxの更新をする場合の都度再起動してサービス停止、という状況から解放されます。
既にOracle Linux Premier Supportをお求めのお客様の場合、追加費用なしでご利用戴けます。Oracle Linux Premier Supportをご利用の方は、Unbreakable Linux Network (ULN) からKspliceアクセスキーを要求いただくと、Oracle Ksplice Uptrackサービスを利用できるようになります。Kspliceのインストールが終了しますと、あらゆる重要なLinuxカーネルの更新を再起動なしで簡単に適用できます。インストールに際して、構成変更や再起動は不要です。Kspliceの中では、更新を適用するために実行中のカーネルの一部を書き換えるLinuxカーネルモジュールをロードしています。

Kspliceデータシート
http://www.oracle.com/us/technologies/linux/ksplice-datasheet-487388.pdf

9月20日9時(アメリカ太平洋夏時間、日本時間では9月21日1時)からKspliceに関するWebcastを開催しますので、詳細を知りたい方は是非ご参加下さい。

Ksplice Webcast - Oracle Linux Kernel Updates with Zero Downtime
https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=registration.jsp&eventid=345904&sessionid=1&key=03DD61752F3E5D794BA862DCDD1ECA7C

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/linux/entry/now_available_zero_downtime_updates

[Solaris, Database] SPARC Enterprise M9000 Produces World Record SAP ATO Benchmark

Oracle SPARC Enterprise M9000 サーバ上でOracle Solaris 10、Oracle Database 11g 、SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode)を使い、SAP ERP 6.0 Assemble-to-Order (ATO) ベンチマークテストの世界記録を樹立しました。SAP ATOベンチマークは、SAP Business Suiteコンポーネント(Financials、Logistics、Human Resources、Basis、Cross Applicationを含む)間のプロセスチェーンを統合しています。
  • SPARC Enterprise M9000 サーバは64個のSPARC64 VII+ 3.0 GHzプロセッサを搭載し、Oracle Solaris 10上でOracle Database 11g 、SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode)が動作しています。 これらにより、SAP ERP 6.0 ATOベンチマークにおいて、1時間あたり206,000件の組立指図を処理するという世界記録を樹立しました。
  • SPARC Enterprise M9000 サーバの結果は、80個のサーバを使った、HP3階層のソリューションよりもより集約統合できることを示しています。
  • OracleはUnicodeエンコードを使ったSAP ATOベンチマークで第1位となりました。
  • SAP ATOベンチマークは複数のSAP Business Suiteのコンポーネントを使用しています。詳細はSAP ATOベンチマークのページをご覧下さい。
    SAP ATO benchmark
    http://www.sap.com/solutions/benchmark/ato.epx
性能値
SAP ATO 2-Tier Performance Table(性能がよいものから順に)
System OS
Database
Assembly Orders
per hour(*)
SAP
ERP/ECC
Release
Cert Num
SPARC Enterprise M9000
64 x SPARC64 VII+ @3.0 GHz
2048 GB
Oracle Solaris 10
Oracle 11g
206,360 2009
6.0 EP4
(Unicode)
2011033
Fujitsu Siemens Primepower 2000
128 x SPARC64 @560 MHz
128 GB
Solaris 8
Oracle 8.1.7
34,260 4.6B
(non-Unicode)
2001018
HP 9000 Superdome
64 x PA-RISC 8600 @552 MHz
128 GB
HP-UX 11.11
Oracle 8.16
18,870 4.6B
(non-Unicode)
2001014
Fujitsu Siemens Primepower 900
16 x SPARC64 V @1.35 GHz
64 GB
Solaris 8
Oracle 9i
12,170 4.6C
(non-Unicode)
2003012
HP rx5670
4 x Itanium II @1.0 GHz
24 GB
HP-UX 11i
Oracle 9i
3,090 4.6C
(non-Unicode)
2002069

SAP ATO 3-Tier Performance Table(性能のよいものから順に)
System OS
Database
Assembly Orders
per hour(*)
SAP
ERP/ECC
Release
Cert Num
HP 9000 Superdome Enterprise Server
64 x PA-RISC 8700 @ 750MHz
128 GB
HP-UX 11i
Oracle 9i
144,090 4.6 C
(non-Unicode)
2002003
HP 9000 Superdome Enterprise Server
64 x PA-RISC 8700 @750 MHz
128 GB
HP-UX 11i
Oracle 9i
130,570 4.6 C
(non-Unicode)
2001047
(*) Assembly Order(組立指図、組立指示): 既存の販売注文に応じて、予め製造された部品や組立部品を組み立てて最終製品にする指示のこと。

完全なベンチマーク結果はSAP社のベンチマークWebサイトにあります。
http://www.sap.com/benchmark

構成の概要と結果
  • ハードウェア構成
    • SPARC Enterprise M9000
    • CPU:SPARC64 VII+ 3.0 GHz × 64個
    • メモリ:2048 GB
  • ソフトウェア構成
    • Oracle Solaris 10
    • SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode)
    • Oracle Database 11g
  • 検証結果
    • 単位時間あたりに処理した組立指示の件数
      • 206,360
    • SAP Certification Number
      • 2011033
ベンチマークについて

SAP ATO ベンチマークはSAP Business Suiteコンポーネント間のプロセスチェーンを統合しています。ATOシナリオは大量販売、短い生産時間(数時間から1日)、PCやポンプ、自動車などの個別組立などが特徴です。一般に、各ベンチマークユーザにはマスタデータ(材料、ベンダー、顧客マスタなど)を持ち、ロックが起こらないようにしていますが、ATOベンチマークでは、ロックが発生するようなデータを処理し、克服するように設計されています。つまり、ATOベンチマークユーザは、共通マスタデータ(材料、ベンダー、顧客マスタ)にアクセスします。 (出典:http://www12.sap.com/solutions/benchmark/ato.epx).

SAPは世界最大のERPアプリケーションベンダーの1社であり、様々なSAP製品に関する競争力のあるシステムの性能を説明するためのベンチマークテストを維持管理しています。

参考

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/BestPerf/entry/20110912_m9000_sap_ato

[Security, SOA] OWSM Licensing - 11g

OWSMをお買い上げ戴く場合、2つの方法があります。
  1. SOA Suiteを購入戴く
    この場合、OWSMの全機能をお使い戴けます。
  2. Access Management Suite Plusを購入戴く
    この場合、制限ライセンスです。OWSMは別のAccess Management Suite Plusのコンポーネントと組み合わせて利用しなければなりません。つまりOWSM単体で利用することはできません。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/owsm/entry/owsm_licensing_11g

[Solaris] Oracle Solaris 11 Early Adopter Program

[訳注]
原文にはOPN Goldメンバーとありますが、実際にはOTNアカウントがあればダウンロードできます。
本エントリでは、原文にあわせて日本語にしています。

Oracle Solaris 11のリリースが間近に迫り、Oracle Partner Network (OPN) のGoldメンバーの皆様はEarly Adopterリリースをダウンロードして、Oracle Solaris 11でのアプリケーション動作検証を始めることができるようになりました。


Oracle Solaris 11は2010年11月にリリースされたSolaris 11 Expressで利用可能な主要な新機能を含みつつ、その他にもたくさんの新機能が詰まっています。このEarly Adopterリリースの完全な説明およびダウンロードのリンクは以下にあります。
Gain Competitive Advantage with Oracle Solaris 11
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/downloads/index-454418.html

まだOPNメンバーでないなら、2つの選択肢があります。
  1. OPNについて知って頂き、OPNに登録して下さい。
    http://www.oracle.com/partners/en/opn-program/index.html
  2. Solaris 11 Expressをダウンロードして主要な新機能を体験してください。

    Solaris 11 Express Download
    http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/downloads/downloads-sol11-168267.html
 原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/JeffV/entry/oracle_solaris_11_early_adopter

[EM, SOA] Monitoring SOA Composites Using Enterprise Manager Grid Control

Oracle Enterprise ManagerのSOA管理機能をご紹介する3回シリーズの最終回、今回は、SOAコンポジットの監視機能をご紹介します。SOA Management Pack Enterprise Editionを使えば、Enterprise Manager Grid ControlからSOAコンポジットを監視できます。



原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/governance/entry/monitoring_soa_composites_using_enterprise

[Security, SOA] OWSM Concepts - 11g

JiandongがOWSM11gを紹介する数多くのエントリを投稿してきました。このエントリでは、彼が紹介した内容の詳細をお伝えします。OWSMを使ってWebサービスをセキュアにする場合、3つのステップが必要です。
  1. ポリシーを定義する
  2. ポリシーを添付する
  3. ポリシーに適う構成を設定する
注意:このエントリではセキュリティに焦点をあてていますが、これは他のポリシー(WS-RMなど)においても同様です。

ポリシーを定義する
一般に、OWSMのポリシーはアプリケーション固有ではありません。アプリケーション固有になりがちなセキュリティポリシーも無いわけではありませんが、それは将来のエントリでご紹介することにします。

ポリシーの定義方法
通常は、Fusion Middleware Controlを使ってポリシーを定義します。「セキュリティおよび管理者ガイド」で、ポリシー定義の詳細を紹介しています(Webサービスポリシーの管理の章をご覧下さい)。

ポリシーは数多くの「アサーション」からなります。ポリシーには少なくとも一つのアサーションが入っています。

ポリシーをポリシーサブジェクトに添付する
ポリシーを作成したら、ポリシーをポリシーサブジェクトに添付できます。ポリシーサブジェクトとはWebサービスやWebサービスクライアントのことで、OWSMは様々なWebサービスやWebサービスクライアントをサポートしています。
  • サポートしているWebサービスの例
    • Oracle Infrastructure Web Services
    • SOA Web Services
    • ADF BC Web Services
    • OSB Proxy Service
    • WLS JEE JAX-WS
    • Oracle WebCenter WSRPなど
  • サポートしているWebサービスクライアントの例
    • SOA References
    • ADF Web Service Data Control (WSDC)
    • OSB Business Service
    • WLS JEE JAX-WS Clients
    • WebCenter Portalなど
ポリシーの添付方法
3通りの方法があります。
  1. IDEから(例:JDeveloper)
  2. コマンドラインツールから(例:WLST)
  3. WebベースのUIから(例:Fusion Middleware Control)
bとcは「セキュリティおよび管理者ガイド」のWebサービスへのポリシーへの添付の章で詳細を説明しています。

(注意)11.1.1.5.0の時点では、OSB、WLS Webサービス、WLS WebサービスクライアントについてはWLSTはサポートされていません。

ポリシーに合わせて構成する
ほとんどのポリシー(特にセキュリティポリシー)は追加構成が必要です。例えば
  1. メッセージ保護のポリシーの場合、キーストアの設定が必要です
  2. パスワードのポリシーの場合、OPSSの資格証明ストア(Credential Store)の設定が必要です
  3. 認証ポリシーの場合、アイデンティティストアの設定が必要です
  4. WS-Trustベースのポリシーには、STS(セキュリティトークンサービス)が必要です
これらについては、ポリシーの環境設定の章に詳細の説明があります。

お客様やサポートチームなどとの会話の中でわかったことは、ほとんどの方が最後のステップで躓いている、ということです。今後のエントリでは、このエントリでご紹介したコンセプトを詳細に説明しつつ、「ポリシー環境の設定」に関して詳細に説明していく予定です。


原文はこちら。

[misc] Core Factor for T4 published

Oracleはプロセッサのコア係数を更新し、発表しました。コア係数リストによると、SPARC T4のコア係数は0.5です。

Oracle Processor Core Factor Table
http://www.oracle.com/us/corporate/contracts/processor-core-factor-table-070634.pdf

つまり、ソケット単位のライセンスコストはSPARC T2+、SPARC64 VII+、x86 CPUと同じです。性能に関してお話しできるまで、CPUの発表を待つ必要がありますが、このコア係数(CPU性能の尺度では決してありません!)は、他のちょっとした情報が仄めかしている内容を裏付けているようにも思えます。T4はOracleの性能に関する主張をお届けすることでしょう。

[訳注]
T3のコア係数は0.25です。該当部分を修正しました。
コメントありがとうございます。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/cmt/entry/core_factor_for_t4_published

[Database] MySQL Enterprise Monitor 2.3.6 Is Now GA!


MySQL Enterprise Monitor 2.3.6がリリースされました。My Oracle Support (MOS) からダウンロードできます。1週間ほど遅れて、Oracle E-Deliveryからもダウンロードできるようになります。これは多数のバグを修正したメンテナンスリリースです。詳細は変更ログをご覧下さい。

http://dev.mysql.com/doc/mysql-monitor/2.3/en/mem-news-2-3-6.html

My Oracle Supportからダウンロードする場合

https://support.oracle.com

「パッチと更新版」タブを選択して、「製品またはファミリ(拡張)」を使って下さい。

Oracle E-Delivery (約1週間後にダウンロード可能になります)からの場合

http://edelivery.oracle.com/

"MySQL Database"をProduct Packとして選択すると、他のMy SQL製品と並んでEnterprise Monitorがあります。

最近2.3のリリースをご覧になっていないようでしたら、今すぐ試して頂き、フィードバック頂ければと思います。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/mysqlenterprise/entry/mysql_enterprise_monitor_2_32

[EM, SOA/BPM] SOA Configuration Management Using Enterprise Manager Grid Control


Enterprise Manager SOA Management Packを3回に分けてご紹介しているその2回目です。

このデモ動画では、Enterprise Manager Grid Controlを使ったSOA構成管理の概要をご紹介しています。SOA Management Pack Enterprise Editionをご購入頂きますと、Enterprise Manager Grid ControlでSOA構成管理を実施することができます。




原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/governance/entry/soa_configuration_management_using_enterprise

[EM, SOA/BPM] Monitoring SOA Infrastructure Components Using Enterprise Manager Grid Control - Demo

このデモ動画では、SOAインフラストラクチャコンポーネントをEnterprise Manager Grid Controlで監視するところをご紹介しています。SOA Management Pack Enterprise Editionをご購入頂きますと、Enterprise Manager Grid ControlでSOAコンポーネントを監視できます。



原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/governance/entry/monitoring_soa_infrastructure_components_using

[VM] Changing the ovs-agent password on Oracle VM Server 3.0

Oracle VM ServerのパスワードはOracle VM Serverを発見する際にOracle VM Managerが利用します。このパスワードは、Oracle VM Serverインストール時に設定しますが、インストール後Oracle VMのovs-agentのパスワードを変更する方法を何人かから質問を受けましたので、その詳細をご紹介します。さらに、Oracle VM Serverのインストール自動化のためのkickstartファイルで使うOracle VM Serverのパスワードの生成方法もご紹介します。

既存のエージェントパスワードを変更するには

既存のOracle VM Serverのパスワードを変更するには、ovs-agent-passwdコマンドを使用します。
# ovs-agent-passwd <username> <password>
エージェントと通信するOracle VM Managerで使用するユーザ名は admin ですので、以下のようなコマンドになります。
# ovs-agent-passwd admin MyNewPasswordIsVerySecure
VM ManagerでのOracle VM Server発見の一括処理を有効にするには、1回のジョブで発見したいサーバ全てのエージェントのパスワードが同一である必要があります。

kickstartファイル用の暗号化済みパスワードを作成するには

ovs-agent-passwd ユーティリティを使うと、Oracle VMサーバの自動ビルド用のkickstartファイルで用いる暗号化パスワードハッシュを作成できます。
# ovs-agent-passwd --encrypt <password>
kickstartファイルに以下の行を追加すると、生成された暗号化済みパスワードハッシュを利用できます。
ovsagent --iscrypted <password hash>

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/virtualization/entry/changing_the_ovs_agent_password

[OSB] MFL and the BEA-382030 Error Message

CSVファイルをXMLに変換するという簡単なMFLファイルを作成していたときのこと、Format Builderでテストすると問題ないのですが、プロキシサービスに登録すると、BEA-382030(Error: メッセージのアンマーシャリング中にエラーが発生しました : Failed to transform MFL content from binary to XML)というエラーが発生しました。
Webで探しても十分な情報がなく、バグ発見か、と思いましたが、結果的には、MFLでの設定ミスであることがわかりました。問題は、MFLツールの設定がまずかった、ということです。問題の設定方法を再確認しましたので、非常にシンプルな解決方法を紹介します。

処理したいCSVファイルには、3つのフィールド(姓、名および会社)があります。以下はその例です。
Bob,Hope,MGM
Lucille,Ball,MGM
Harold,Lloyd,Unknown
各行は顧客を表します。このCSVファイルから次のようなXMLを作成したかったのです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<CustomerList>
  <Customer>
    <firstName>Bob</firstName>
    <lastName>Hope</lastName>
    <company>MGM</company>
  </Customer>
  <Customer>
    <firstName>Lucille</firstName>
    <lastName>Ball</lastName>
    <company>MGM</company>
  </Customer>
  <Customer>
    <firstName>Harold</firstName>
    <lastName>Lloyd</lastName>
    <company>Unknown</company>
  </Customer>
</CustomerList>
まず、XMLルートノードを"CustomerList"と定義し、"Customer"グループをルートノードに追加しました。グループの発生回数は"Unlimited"とし、Groupのデリミタを"無し"(None)としました(下図はスクリーンショット)。


次に、CustomerグループにfirstName(名)、lastName(姓)というフィールドを追加し、データ型をstring、発生回数を1回、区切り文字をカンマ(,)としました。最後のフィールドCompanyは、区切り文字を\n(改行)とし、その他の設定はfirstNameなどと同じにしました。MFLに組み込まれているテストツールで確認したところ、問題なく動作しました。



では、何が問題だったのでしょうか。BEA-382030というエラーメッセージが発生しないようにMFLを適切に設定するためには、Customerグループをちょっと変更する必要があります。その設定とは以下のようなものです。
  • Group Delimiterグループ内のDelimitedラジオボタンを選択
  • "Delimiter Is Shared"と"Delimiter Is Not Optional"の両チェックボックスをON
  • Valueフィールドに\nを指定
この設定により、各行末の\nがCompanyフィールドの区切り文字というだけでなく、Customerグループの区切り文字でもある(区切り文字を共有している)ことをMFLツールに指示します。Customerグループの正しい設定は以下のようになります。


正しく設定し終えたら、MFLファイルを保存しましょう。MFLファイルを再読み込みすることをお勧めします(Project Explorerでハイライトして、F5ボタンを押す)。すると、MFLファイルをプロキシサービスにて再選択でき、全てが正しく更新されます。あとは、プロキシサービスをデプロイして、通常通りテストをするだけです。もうこれからはあの忌々しい BEA-382030 エラーメッセージが出てくることはありません。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/jeffdavies/entry/mfl_and_the_bea_382030

[EM] Overview demo of Oracle Enterprise Manager Ops center


Oracle Enterprise Manager Ops Centerは、業界で最初に統合した、OracleのSunハードウェア管理ソリューションです。サーバ、OS、ファームウェア、仮想マシン、ストレージ、ネットワークファブリックを単一コンソールで管理することができ、インフラストラクチャへの投資の価値を最大化します。End-to-Endのライフサイクル管理とMy Oracle Supportとの統合により、Oracle Enterprise Manager Ops Center はIT運用保守の効率を劇的に向上しています。

このデモをご覧になれば、Oracle Enterprise Manager Ops centerの概要を知って頂けます。





原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/oem/entry/overview_demo_of_oracle_enterprise

[EPM/BI] EPM 11.1.2 - Using Oracle Database provider for native user directories

高負荷の条件(秒間10回以上のログインが発生する場合)では、プロバイダとして使用するOracle Database(11.1.0.7以上、もしくは11.2.0.1以上)をホストするハードウェアは、最低4GBのメモリを搭載しておくことを推奨します。秒間5回程度であれば、2GBあればOKです。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/pa/entry/epm_11_1_2_using

[Database] Oracle Database for SAPページ更新しました

Exadata関連のホワイトペーパー(ベストプラクティスやFAQ)の日本語版がサイトにUpされたようです。是非日本語の原文をご覧下さい。

原文はこちら。

[APEX] New Arrivals -Oracle APEX 4.1 and Oracle Database XE 11g

待ちに待った、Oracle Database 11gの2個の「無料」オプションがようやく登場しました。
一つは、8月25日にOracle Application Express (APEX) 4.1がリリースされました。

Latest Release of Oracle® Application Express Delivers New and Refined Capabilities
http://www.oracle.com/us/corporate/press/460277

このオプションはOracle Database 11gの全てのEditionで利用できます。Oracle APEX 4.1を使えば、Oracle Databaseを使って簡単かつ容易に、スケーラブルかつセキュアで高速なWebアプリケーションを作成できます。最新リリースでは、既存の機能を強化しつつ、データアップロード機能を追加しました。まだお試しでない方は、以下のURLからダウンロードしてお試し下さい。無料です!

Oracle Application Express
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/downloads/index.html

もう一つ、先週の金曜日(9月2日)に、Oracle Database Express Edition 11gがリリースされました。

Oracle Database Express Edition 11g Release 2
http://www.oracle.com/technetwork/database/express-edition/overview/index.html

Oracle Database XEは軽量かつインストールも利用も管理も簡単で、かつ2007年に登場以来無料のデータベースです。最新バージョンはOracle Database 11gのコードをベースにしています。入門データベースをお探しの方や、トレーニングや開発用途のデータベースにお勧めします。
質問やコメントがありましたら、フォーラムに投稿されますとエキスパートから助言があるはずです。次期リリースに望むことなども投稿して頂けるとうれしいです。

Forum: Oracle Database Express Edition (XE)
https://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=251


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/databaseinsider/entry/new_arrivals_oracle_apex_4

[Java] Jersey 1.9 is released

先週の金曜にJersey(オープンソースのJAX-RS参照実装) v1.9をリリースしました。

Glassfish > Jersey
http://jersey.java.net/

JAX-RS 1.1の仕様はJCPのWebサイトでご覧頂けます。

JSR-000311 JavaTM API for RESTful Web Services
http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/mrel/jsr311/index.html

JAX-RS機能概要を知りたい方は、ユーザーガイドをご覧下さい。
Jersey 1.9 User Guide
http://jersey.java.net/nonav/documentation/1.9/user-guide.html

Jerseyの初歩はGetting Startedの章をご覧下さい。
Chapter 1. Getting Started
http://jersey.java.net/nonav/documentation/1.9/user-guide.html#getting-started

Jerseyの依存関係を知りたい方は、依存性の章をご覧下さい。
Chapter 11. Dependencies
http://jersey.java.net/nonav/documentation/1.9/user-guide.html#chapter_deps

変更履歴はこちらからどうぞ。
http://java.net/projects/jersey/sources/svn/content/tags/jersey-1.9/jersey/changes.txt

Jerseyの成果物はmavenリポジトリに集約されています。つまり、mavenを使えば、<repositories />タグを指定する必要はありません。スナップショット版は新しいJava.netのmavenリポジトリで利用できるようになるはずです。

多数のバグ修正に加えて、このバージョンに含まれる主な追加機能は以下のとおりです。
  • ノンブロッキングの非同期クライアントの機能
  • FreeMarkerのサポートとGerard DavisonによるWADLの改善
    • 生成されたWADLに自動的にXMLスキーマを添付することができる、というものです。
    • 詳細は彼のブログ記事を参照してください
フィードバックはこちらのアドレスにどうぞ。
users@jersey.java.net (アーカイブはこちらからご覧頂けます)
バグや機能の履歴はJIRAをご覧下さい。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/japod/entry/jersey_1_9_is_released

[Linux] Recommened Linux sysadmin/developer reading: the Ksplice blog

Oracleは7月にKspliceを買収しました。

Oracle and Ksplice
http://www.oracle.com/us/corporate/Acquisitions/ksplice/index.html
Press Release
http://www.oracle.com/us/corporate/press/435791

Kspliceのことをご存知ない方にお話すると、再起動せずに実行中のLinux Kernelにパッチを適用できるという、非常にクールなテクノロジーを持つ会社です。KspliceのサポートはPremier Linux Supportに取り込まれています。詳細は以下のページをご覧下さい。

Getting Started with Oracle Ksplice
http://oss.oracle.com/ksplice/docs/GettingStarted.html

KspliceホームページにあったKsplice Blogは、Oracle Blogsに統合されました。Linuxのシステム管理者や開発者のための有益な情報の宝庫ですので、ぜひ購読してください。最近のエントリをご紹介します。今後も続々投稿される予定です。

Ksplice Blog
http://blogs.oracle.com/ksplice/

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/OTNGarage/entry/recommened_linux_sysadmin_reading_the

[Java] Java SE licensing updates - Advanced and Suite offerings

OracleのJavaSE実装(JREとJDK)は無料で、これはJRockitにも適用されます
無料なのは良いことですが、OracleはJavaにお金を支払うだけの理由を用意すべく、現在懸命に取り組んでいます(例えば、決定論的なGCや高度な監視機能といったものなど)。
現在使用しているJVMだけでなく、2つの新製品(Oracle Java SE AdvancedとOracle Java SE Suite)にも新しくサポートを提供しています。
Matrix of offerings
どちらの新製品も、追加機能を提供しています(当分の間はJRockitからの機能がほとんどです)し、自動更新の無効化や使用状況の追跡といった、大規模な展開に役立つ機能も含んでいます。
ライセンス体系やインストールの詳細はこちら。
Java SE Products
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/terms/products/index.html

価格体系は最新の価格表で確認できます(訳注:エントリ執筆時現在です)。
(US) http://www.oracle.com/us/corporate/pricing/technology-price-list-070617.pdf
(JP) http://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/price/index.html

FAQも用意しています。
http://www.oracle.com/us/technologies/java/oracle-javase-faq-398492.pdf

これらは基本的に旧SunのJava for Businessにとって変わったもので、Java SE 1.4.2、5.0、6.0のサポートを提供します。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/theaquarium/entry/java_se_licensing_updates

[BPM, WebCenter] BPM Process Portal Configuration on WebCenter 11g PS4

BPM Process Portalの作成方法に関する、一連のAndreiusのエントリをご覧になったことがあるかもしれません。

BPM Portal 11g PS3 - How To Configure Oracle BPM 11g PS3 Process Portal on Oracle WebCenter Spaces 11g PS3
http://andrejusb.blogspot.com/2011/02/bpm-portal-11g-ps3-how-to-configure.html

詳細な説明があるにもかかわらず、PS4とPS3では異なる挙動を示しました。また、エントリに従って設定しているといくつかの問題に直面しました(そのうちの一つはPS3での既知の問題でした)。
そのため、Process Portalを適切に構成するためのインストール・構成手順をまとめることにしました。セットアップした環境は、WebCenter 11gR1 PS4のドメインで、ECMとSOAテクノロジー用にドメインを拡張しています。事前のSOA Suiteのセットアップは不要ですが、UCMは必須です。それでは手順を進めていきましょう。

構成の手順

WebCenterコンポーネントの構成

1) UCMの以下の機能を有効にしておきましょう。
  • DynamicConverter
  • Folders_g
  • WebCenterConfigure
UCMにアクセス(http://<ucm_server>:16200/cs)し、[管理] > [管理サーバ] > [コンポーネント・マネージャ]へと遷移し、これらのコンポーネントを有効にします。

2) UCM_server1を起動します。

3) Dynamic Converterをセットアップしましょう。
メインページで、[管理] > [Dynamic Converterの管理] > [構成設定] > [変換フォーマット]に移動し、ドロップダウンリストからファイル形式(Word、Excel、PowerPoint、PDFなど)を選択します。HTML表示させたいものを全て選択して下さい。

WebCenterドメインをOracle BPM Spacesテンプレートで拡張する
1) WebCenterドメインの管理サーバ、管理対象サーバを停止します。
2) WebCenterドメインをドメイン構成ウィザードにより拡張します。
<MIDDLEWARE_HOME>/Oracle_WC1/common/bin/config.sh (Windowsならconfig.cmd)

3) ドメインを選択します。


4) <MIDDLEWARE_HOME>/Oracle_WC1/common/templates/applications/oracle.bpm.spaces_template_11.1.1.jarをテンプレートに選択します(既存の拡張テンプレートを使用)



5) プロセスが終わるまで「次へ」を押します。

6) 管理サーバ、他の管理対象サーバ(UCM_server1、WC_Collaboration、WC_Spaces)を再起動します。

Process Portalのスクリプトを実行する

1) Java 6を使っていることをjava -versionで確認しておきましょう。

2) 次の管理サーバ、管理対象サーバを起動します。
  • AdminServer
  • WC_Collaboration
  • UCM_server1
  • WC_Spaces
3) <MIDDLEWARE_HOME>/Oracle_SOA1/bpm/processportalへ移動し、portal-process.propertiesファイルを環境に合わせて編集します。参考ファイルはこちらからダウンロードできますので、こちらを使って編集されることをお勧めします。
下表は上記ファイルのエントリを説明したものです。


プロパティ名意味
extendSoa既存のBPMドメインを拡張したり、新規作成するかどうかを決定するフラグ。 WebCenterおよびSOAを同一ドメインに配置する場合はTrueに、それ以外はfalseに指定。
promptForPasswordsインストーラ実行中にパスワードの入力を要求させるか、process-portal-install.propertiesファイルから読みこむを指定するフラグ。
Oracle BPM Schema
bpmDBUserOracle BPM用データベース接続ユーザ名
bpmDBPasswordOracle BPM用データベースに接続するユーザのパスワード
bpmDBTypeOracle BPMのデータベースタイプ
bpmDBDriverOracle BPM用のデータベースに接続するためのドライバ
bpmDBUrlOracle BPMのデータベースURL
(例)jdbc:oracle:thin:@adc2170307:1521
Oracle BPM MDS
bpmMDSUserOracle BPMで使用する、MDSスキーマのユーザ名
bpmMDSPasswordOracle BPMで使用する、MDSスキーマのユーザのパスワード
Oracle BPM Runtime Details
bpmHostOracle BPMのインストール先のホスト名
bpmRuntimePortOracle BPMのポート番号
bpmAdminUserSOAサーバの管理者権限を持つユーザ名
bpmAdminPasswordOracle BPMの管理者ユーザのパスワード
WebCenter Spacesインストール
wcOracleHomeWebCenterのOracleホームディレクトリ
wcDomainNameWebCenterのドメイン名。extendSoaがtrueの場合、BPMドメインを指定する。
wcSetDomainRealmPasswordドメインレルムのパスワードを設定するか否かを制御するフラグ。trueもしくはfalseで設定する。
(注意)このプロパティはGlobal Trustを設定するために使用しますが、このプロパティを有効にしないことを推奨します。Global Trustを手で設定して下さい。
wcDomainRealmPassword信頼ドメインを設定するためのパスワード。Oracle BPMドメインと同じパスワードを設定すること。
wc.server.port管理対象サーバWC_Spacesがホストされているポート番号
WebCenter用WebLogic Serverインストール
wcHostWebCenter管理サーバが動作しているホスト名
wcAdminPortWebCenter管理サーバのポート番号
wcAdminUserWebCenter管理サーバの管理ユーザ
wcAdminPwdWebCenter管理サーバの管理ユーザのパスワード
wcManagedServerNameWC_Spaces管理対象サーバのサーバ名
wcConfigServicesOracle Content ServerとDiscussion Serverを構成して、Oracle WebCenterとともに動作させるためのフラグ。この表の下部に記載しているContent ServerとDiscussion Serverの詳細は、wcconfigServicesがtrueの場合に限って指定する。
(注意)Oracle Content ServerとDiscussion Serverを手で構成して、Oracle WebCenterと連携させることを強く推奨する。
Content ServerwcConfigServicesがtrueの場合に設定
wcContentServerNameOracle WebCenter向けに構成したContent Serverの名前
wcContentServerPortContent Serverのポート番号
wcContentSpacesRootContent ServerのSpacesのルートフォルダ名
wcContentAdminUserContent Serverの管理ユーザ名
Discussion ServerwcConfigServicesがtrueの場合に設定
wcDiscussionServerUrlOracle WebCenter向けに構成したDiscussion Serverの名前
wcDiscussionAdminUserDiscussion Serverの管理者ユーザ名

4) 次のスクリプトを実行します。
<MIDDLEWARE_HOME>/modules/org.apache.ant_1.7.1/bin/ant -f install.xml

5) 前のスクリプトは管理対象サーバWC_Spacesを停止しますので、再起動します。他の管理対象サーバがクラッシュするかどうか確認することをお忘れ無く。もしクラッシュした場合には、停止した管理対象サーバを再起動しましょう。

6) process-portal.propertiesファイルを開いて、extendSoaとwcConfigServicesの両プロパティをtrueからfalseに変更します。

7) 新しいパラメータを追加して、前のスクリプトを実行します。
$MIDDLEWARE_HOME/modules/org.apache.ant_1.7.1/bin/ant -f install.xml -DpiArgs="-importGSOnly"

8) 7)で管理サーバと管理対象サーバWC_Spacesが停止しますので、再起動しましょう。他の管理対象サーバが問題なく動作していることを確認して下さい。3)、6)で述べたスクリプト実行中に何か例外が発生している場合、修正してから先に進んで下さい。

9) 先のスクリプトにより、ロールが追加されていることを確認しましょう。UCMにログインし、[管理] > [管理アプレット] > [ユーザー管理] に移動すると、ProcessPortalグループと、ProcessPortalUserロールが追加されているはずです。
image image

WebLogic管理コンソールでも、ProcessPortalUserグループを確認できるはずです。ただ、私の環境では「どういうわけか自動的に」プロビジョニングされなかったので、手で追加しましたが…。

10) フォーラムも使えるようになっているか確認しましょう。これも私の環境では各Space(Process WorkspaceとModeling Space)を新しく作成するように手動セットアップしなければなりませんでした。
  1. WebLogic Serverにログイン
  2. [管理]をクリック
  3. Process WorkspaceもしくはModeling Workspaceを選択
  4. [編集] > [Spaceの編集]をクリック
  5. [Services]タブで、[Announcesments]をクリックし、拡大鏡をクリック。Discussionについても同様のことを実施。

11) WebCenter Spacesに管理者アカウント(weblogicなど)でログインし、Process WorkspaceとModeling SpaceをBPM利用ユーザー向けに有効化しましょう。

最後に、BPMユーザー(例えばjcooper)でログインし、Process WorkspaceとModeling Spaceが動作していることを確認しましょう。


Process Portalの詳細は、以下のドキュメントを参照して下さい。この手順でうまくいったかどうかを、原文のコメント欄に残して頂けると幸甚です。


Oracle® Fusion Middleware User's Guide for Oracle Business Process Management
11g Release 1 (11.1.1.5.0)
9 Getting Started with Process Spaces
http://download.oracle.com/docs/cd/E21764_01/user.1111/e15175/bpmug_pp_gt_strt.htm


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/ATEAM_WEBCENTER/entry/bpm_process_portal_configuration_on

[Solaris] Creating an IPMP Group on Solaris 11

Solaris 11は、Project Crossbowの形でいくつかの素晴らしい新しいネットワーキング機能を提供しています。

Crossbow: Network Virtualization and Resource Control
http://hub.opensolaris.org/bin/view/Project+crossbow/WebHome

これらの機能には、仮想NIC(vNIC)、 仮想スイッチ(etherstubs), 帯域幅の制御やネットワーク利用や詳細分析・監視機能のためのflowを含みます。これらの先進的な新機能とともに、以前からのお気に入りの機能の多くは、多忙なシステム管理者が楽になるように拡張されています。

/etc/hostname.*ファイルを修正してIPマルチパスグループを作成するのはもう過去のことです。 Solaris 11では新しいコマンド(ipadm)が導入されており、面倒なIPMPの設定が簡単になりました。
root@dinkum:/# ipadm create-ipmp ipmp0
root@dinkum:/# ipadm add-ipmp -i e1000g1 -i e1000g2 ipmp0
実に簡単ですね。

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/unixben/entry/creating_an_ipmp_group_on

[Database, PHP] Oracle 11.2 XE with newly updated PHP Developer's Guide is available

Oracle Database 11gR2 Express Edition (XE)がリリースされました。現在利用可能なのは、Windows 32bitとLinux 64bitです。Windows 64bitは「現在作業中」のようですが、Linux 32bitはリリース予定なし、ということのようです。

Oracle Database Express Edition 11g Release 2
http://www.oracle.com/technetwork/database/express-edition/overview/index.html

11gR2 XEがリリースされたことに伴い、「Oracle Database Express Edition 2 Day + PHP Developer's Guide」がアップデートされました。HTML、PDFでご覧頂けるとともに、マニュアルはMobiePubでご覧頂けます。

Oracle Database Express Edition 2 Day + PHP Developer's Guide
http://download.oracle.com/docs/cd/E17781_01/appdev.112/e18555/toc.htm

この「2 Day + PHP マニュアル:では、PHPのインストール手順から、入門アプリケーションの作成方法までを案内しています。Oracle XEとの対話方法や、PHP 5.3の機能を紹介します。

サンプルでは、DBとの対話の仕組みを紹介しています。アプリケーションを最初から構築するので、高性能なアプリケーションの構築方法について理解できます。このガイドを終了した後は、 Oracle 11g XEを使って、Developing a PHP Web Application with Oracle Database 11g に進まれてはいかがでしょうか。

Developing a PHP Web Application with Oracle Database 11g
http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/tutorials/obe/db/oow10/php_webapp/php_webapp.htm

Oracle 11.2 XEのLinuxインストーラはRPMベースですので、パスワードやポート番号など、必要な設定項目を指定すればすぐにインストールできます(rootでのインストールが必要)。
Oracle 11.2 XEは DRCP connection pooling (Database Resident Connection Pooling)をサポートしていますので、PHPアプリケーション用の小さなフットプリントのデータベースを最大限に活かすことができます。

PHPとOracle Databaseの他のEditionで利用可能な先進的な機能について詳細を知りたい方は、 Underground PHP and Oracle Manual の後半部分がお勧めです。

The Underground PHP and Oracle Manual
http://www.oracle.com/technetwork/topics/php/underground-php-oracle-manual-098250.html

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/opal/entry/oracle_11_2_xe_with

[JRockit] Understanding Compressed References

このエントリはDavid Buckが寄稿してくれました。JVMの問題に関するディープな話題を今後数回に分けて取り上げます。今日はその第1回目。

Compressed references(参照の圧縮)はJRockit 64bit版で高速化するための最適化です(メモリを集約の負荷で最大15%)。このエントリでは、この機能がどういうもので、どのような効果があるのかを説明します。その上で、参照圧縮を有効にした場合に起こりうる問題について説明します。

背景
Javaの "Write Once, Run Anywhere"という設計ゆえに、32bitから64bit JVMへの移行は通常何も触らずに移行できます(JNIを使っていない限りは)。単にJVMを入れ替えれば、再コンパイルせずとも64bitプロセスとして実行することのメリット(巨大なJavaヒープサイズやCPUレジスタの数が増える、とか)を得ることができます。これはまさにJavaプラットフォームが約束している、「アプリケーションは新しいハードウェアやVMテクノロジーの先進性を、アプリケーションそのものを更新せずとも利用できる」ことに他なりません。
しかし、トレードオフがあります。通常は性能に関連することなので、32bitと64bit JVMの選択をする場合には考慮すべき内容です。ある状況では、コードサイズや64bitプロセスのポインタ長が増加するので、その結果としてキャッシュの効果が薄れたり、CPUメモリ帯域幅を大量に消費することがあります。アプリケーションは各々異なるので、負荷テストをしてどのJVMが最高の性能を出すかを調べる必要がありますが、同一Javaアプリケーションを実行した場合、32bit JVMのほうが64bit JVMに比較して良い性能を出すことが多いのです。
参照の圧縮機能は64bit JRockit JVM上で実行しているアプリケーションが64bit JVMのメリットを享受しつつ、32bit JVMの性能メリットをも享受することができるソリューションなのです。ヒープサイズを十分に小さくした状態で実行すると、圧縮された参照により、64bit JRockit JVMで32bitのオブジェクト参照(ポインタ)を利用できます。32bitポインタを利用することにより、より高速になるだけでなく、他のオブジェクトを参照するJavaオブジェクトを格納するために必要なヒープメモリサイズを減らすこともできるのです。

詳細
参照の圧縮機能がもたらすメリットを理解する必要はありません。 知っておくべき情報が欲しいだけなら、「利用方法」の章に飛んでもらってかまいません。詳細を知りたい方は、続きを読んで下さい。
どのように64ビットのアドレス空間で32ビットのポインタを使うのでしょうか。舞台裏の策略が関与して、アプリケーションに両方の長所を与えようとしています。
圧縮参照には3種類あって、それぞれがサポートする最大ヒープサイズ(4GB、32GB、64GB)に対応しています。
最も理解しやすいシナリオは、ヒープサイズが十分に小さく、アドレス空間の最初の4GBに全てのヒープが格納できる条件で、4GBの圧縮参照を利用することです。32ビットアドレス空間で指定可能な範囲内では、単純に32ビットポインタを使用してヒープ上のJavaオブジェクトを指すことができます。これは実装がもっとも簡単な圧縮参照の形式ゆえ、最も古い形式でもあります。JRockitは何年にもわたって4GBの圧縮参照を紹介しています。
4GBの壁を越えると少々事情は複雑になります。我々はもはや32bitのポインタを直接使ってヒープ内のすべてのオブジェクトを参照することはできません。我々は、JRockitの内部設計の恩恵を受けることになります。ヒープ上のすべての単一のオブジェクトは、8バイト境界に整列されます。言い換えると、すべての単一のオブジェクトのアドレスは常に8の倍数になります。ビット操作に慣れている方は、最後の3桁が常にゼロになることがすぐにわかると思います。言い換えれば、我々は、各32ビットのヒープアドレスの上位29ビットだけを「使って」いるのです。
これらの「未使用」のビットを利用する鍵は、右に3ビットで各アドレスを回転させてから、各ヒープアドレスを格納し、そして、逆参照が必要な場合には、後で左の3ビットを逆に回転させるというものです。これにより、32ビットのポインタを使って35ビットのアドレス空間(35ギガバイト)を使うことができます。このやり方は複雑に思えるかもしれませんが、このような回転は、1個のマシンコードの命令で実行され、各アクセスに対し、アドレスの回転が及ぼすパフォーマンスへの影響はごくわずかに近い(より単純な4GB以下の圧縮参照と比較すると、性能への影響は、せいぜい2%程度)。これらのタイプの圧縮参照は32GBまでの圧縮参照として知られています。
毎年、劇的にメモリとパフォーマンスのためにアプリケーションがJVMに要求する要件は劇的に増加しています。特にJ2EEサーバサイドアプリケーション向けに、これまで以上に野心的なプロジェクトと組み合わせ、より大規模で複雑なフレームワークを利用するため、ほんの数年前には想像を絶するような、パフォーマンスと機能を要求しています。ポイントのケース:32GBより大きなJavaヒープを使っているお客様が以前よりも増えています。こうしたお客様向けに、最後の参照圧縮のタイプ、64GBタイプがあります。
32GBと64GBの間のヒープサイズの場合は、上記のビット回転トリックのバリエーションを使います。 64GBの参照圧縮では、JRockitは16バイトバウンダリでオブジェクトを保存するよう制限します。
断片化(16バイトの倍数を消費しないオブジェクト間の無駄な空間)がほとんど増えないように代償を払うことにより、0が保証されている4bitを各32bitアドレスに割り当て、その結果、36bit(64GB)の範囲を扱うためにビットシフトできるようになっています。
ポイントは、圧縮参照が32bit値の全ての1桁ビットを使って、可能な限り大きなアドレス空間を参照しようとすることです。(64bitアドレス空間の)どこにJavaヒープを格納するか、アドレスをどうやって格納するか、といった仮定をすると、64bit JVM上で実行していても64bitポインタを利用することによるオーバーヘッドを避けることができます。

利用方法
ほとんどの利用者にとって、圧縮参照はすぐに効果を発揮します。実際に、既に何もしらないうちに使っているかもしれません。コマンドラインで指定した最大ヒープサイズ(-Xmx)に依存して、JRockitは自動的に参照圧縮を利用するようになっています。JRockit R28では、以下のようになっています。
-Xmx: <= 3GB  -- 4GB の参照圧縮を使用
-Xmx: <= 25GB -- 32GB の参照圧縮を使用
-Xmx: <= 57GB -- 64GB の参照圧縮を使用
過去のリリース(R27以前)では、4GBの参照圧縮のみがサポートされていました。より大きなヒープサイズ(64GB以下)を利用している場合、参照圧縮を活用できるJRockit R28へのアップグレードを検討したくなるかもしれません。JRockit R26.4から、4GB以下の全てのヒープサイズに対し、参照圧縮がデフォルトで有効です。
JRockitの標準の動作は、ほとんどのユーザーにとって理想的ですが、あなたが圧縮された参照を無効にしたり、使用する参照圧縮の種類を指定する(R28のみ)ことができます。JRockitのデフォルト動作のオーバーライドに関する詳細は、オンラインマニュアルを参照してください。

Oracle® JRockit Command-Line Reference Release R28
3 -XX Command-Line Options
-XXcompressedRefs
http://download.oracle.com/docs/cd/E15289_01/doc.40/e15062/optionxx.htm#BABCDECI

Oracle® JRockit Command-Line Reference Release R26/R27
-XX Command-Line Options
-XXcompressedRefs
http://download.oracle.com/docs/cd/E13150_01/jrockit_jvm/jrockit/jrdocs/refman/optionXX.html#wp1021022

ややこしいことなど
JVMが4GB以下で利用可能なアドレス空間が不足している場合、圧縮参照が利用できない場合が時折発生します。
(通常は、ある時点で32ビットのポインタによって参照されているため)アドレス空間の最初の4GBにのみ保存できる他のデータ構造やコードがあります。 4GBの参照圧縮を使用する場合は、全体のJavaヒープは、この貴重な4GB以下のアドレス範囲に格納されるため、OutOfmemoryErrors(OOME)がが発生する可能性があります。実際には、3GBは、4GBの参照圧縮を使用したいと思う最大のヒープサイズでしょう。

(64bitプロセスが予約可能な)アドレス空間は事実上無制限なので、OOMEが64bitプラットフォームで発生することはほとんどありません。64bit JRockitでOOMEが発生し、しかも4GBの圧縮参照を使用している場合、4GB以下のアドレス空間の枯渇が原因でOOMEが発生しています。
幸運にも、この問題は簡単に解決できます。最新のJRockitリリース(R28)では、(4GBの参照圧縮ではなく)32GBの参照圧縮の利用をJRockitに強制することで、この貴重なアドレス空間に格納すべき他のデータのために十分な余地を残して、4GBの範囲を超えて格納することができます。
$java -Xmx3584m  -XXcompressedRefs:size=32GB MyWonderfullJavaApp
過去のリリース(R27以前)では、4GBの参照圧縮のみがサポートされていたので、選択可能なオプションは、参照圧縮を無効にするしかできません。
$java -Xmx3584m -XXcompressedRefs=0 MyWonderfullJavaApp
R26やR27を利用されている方で、4GBの参照圧縮には大きすぎるヒープを使っている場合、 より大きなヒープサイズをサポートする参照圧縮が追加されたR28を使おうと、アップグレードを検討したくなるでしょう。

まとめ
圧縮参照機能は本当に64bit JRockit上で動作するアプリケーションの性能を向上させることができます。多くのアプリケーションにとって、スムースかに32bit JVMから移行し、多くのアプリケーションでは、実質的に性能に影響する事柄を修正すれば、32bit JVMからの移行をスムーズにすることができます。さらに良いことに、簡単に使え、すぐに効果を発揮しますので、実際には、既に恩恵を受けているかもしれませんね。

PS. HotSpot JVMでも同様の機能(CompressedOops)をサポートしています。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/jrockit/entry/understanding_compressed_refer

[EM] Overview demo of Oracle Integrated Systems Management and Support

Oracle Enterprise Managerは、My Oracle Supportと緊密に連携しています。My Oracle Supportは、プロアクティブな予防ツールを使って、貴社のシステムやソフトウェア、アプリケーションがスムーズに実行し続けられるようにお手伝いします。
このデモでは、Oracleの統合システム管理とサポートに関する概要をご紹介しています。Oracle Enterprise Managerを使えば、お客様がシステム構成をより理解しやすくするために管理をシンプルにでき、反復的な手動管理タスクを減らすことができるのです。




詳細は、Enterprise Managerのページへどうぞ。

Oracle Enterprise Manager
http://www.oracle.com/jp/products/enterprise-manager/index.html


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/oem/entry/overview_demo_of_oracle_s

[E-Business Suite] WebCast Replay Available: Tuning All Layers of EBS (Part 1)


最新のATGライヴWebcastの録画とプレゼンテーション資料をご案内できるようになりました。
Lester Gutierrez(Senior Architect)とDeepak Bhatnagar(Senior Manager / E-Business Suite Application Performance team)がTuning All Layers of E-Business Suite (Part 1 of 3)でお話しています。このWebcastでは、Oracle E-Business Suiteのシステム管理者、データベース管理者、開発者、および実装者が、パフォーマンスチューニングのフレームワークに従って、E- Business Suiteのパフォーマンス向上するためにとるべき方法の概要を説明します。
Part 1では、パフォーマンスのトリアージアプローチ(切り分け)に焦点を当てて、アプリケーションモジュールのチューニング、性能向上のベストプラクティス、そしてデータベース層のチューニングなどをお伝えします。このATG Live Webcastは、筋金入りのアプリケーションDBAがお気に入りのカンファレンスにて実施されている、パフォーマンス関連のセッションの拡大版です。 
OpenWorldの後に第2部をお楽しみに。

9月最後の木曜日のATG Live Webcastはありません。ATG Live Webcastは2011年10月27日の「Tuning All Layers of E-Business Suite (Part 2 of 3)」までお待ち下さい。次回のWebcastは、Lester Gutierrez(Senior Architect)とDeepak Bhatnagar(Senior Manager)が、一連のパフォーマンスチューニングのプレゼンテーションの第2部をお送りする予定です。9月下旬に発表される、2011年10月のWebcastの概要を待って下さい。

他のATG Webcast(録画)をご覧になるには
ATG Live Webcastの録画やプレゼンテーション資料、全てのATGトレーニング教材のカタログは、このブログ原文の Webcasts and Training からご覧頂けます。


原文はこちら。