[Java] JDK 8 Early Access Developer Documentation Updated

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/thejavatutorials/entry/java_platform_standard_edition_8

Java Platform Standard Edition (Java SE)の最新の実装の登場が近づきつつあるため、次期リリースのJava SE Development Kit 8 (JDK 8) に含まれる新機能をご紹介します。一部は、Java Tutorialsの早期アクセスマテリアルで今年初めにご紹介していました。
The Java Tutorials
http://docs.oracle.com/javase/tutorial
Java Tutorial Updated!
https://blogs.oracle.com/thejavatutorials/entry/java_tutorial_updated
http://orablogs-jp.blogspot.jp/2013/03/java-tutorial-updated.html
強化と同様に新たなコンテンツを開発者ガイドも新しいコンテンツで強化・更新しています。更新されたドキュメントのすべてをJDK 8 Early Access DocumentationのWebサイトでご覧いただけます。
Java Platform Standard Edition 8 Early Access Documentation
http://download.java.net/jdk8/docs/

Security Enhancements

次の機能強化によりJava SEのセキュリティ機能に影響を及ぼします。

Server Name Indication Extension for Server Applications
(サーバーアプリケーションのためのサーバー名表示)

Server Name Indication (SNI、サーバー名表示)の拡張とは、SSL/TLSプロトコルを拡張し、クライアントがハンドシェイク中に接続しようとしているサーバー名を示す機能です。Java Secure Socket Extension (JSSE) API for JDK 7で、SunJSSEプロバイダはクライアントアプリケーション用のSNI拡張を有効にしてきました。JDK 8はサーバーアプリケーションのためのSNI拡張もサポートします。サーバーはSNIを使って具体的なSSLSocketSSLEngineインスタンスが接続を受け入れるか否かを判断することができます。
情報やサンプルは、JSSE Reference GuideのServer Name Indication (SNI) Extensionの章をご覧下さい。
Java Secure Socket Extension (JSSE) Reference Guide
Server Name Indication (SNI) Extension
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/security/jsse/JSSERefGuide.html#SNIExtension

New PKIXRevocationChecker Class(新しいPKIXRevocationCheckerクラス)

PKIXRevocationCheckerクラスは、X.509ベースの公開鍵基盤(PKIX)アルゴリズムを使用した証明書の失効ステータスをチェックします。ベストエフォート型のチェック、単一証明書のチェック、メカニズム固有のオプションとパラメータをサポートしています。
詳細については、 Java PKI API Programmer’s Guideを参照してください。
Java PKI Programmer's Guide
Check Revocation Status of Certificates with PKIXRevocationChecker Class
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/security/certpath/CertPathProgGuide.html#PKIXRevocationChecker.

SHA-224 Message Digests

JDK8の暗号化アルゴリズムは、メッセージダイジェスト実装のSHA-2ファミリーのSHA-224に強化されました。詳細については、次のドキュメントを参照してください。

Stronger Algorithms for Password-Based Encryption(パスワードベースの暗号化のためのより強力なアルゴリズム)

いくつかのAESパスワードベースの暗号化(PBE)アルゴリズム(PBEWithSHA256AndAES_128 やPBEWithSHA512AndAES_256など)がSunJCEプロバイダに追加されました。詳細は、Oracle Providers Documentationを参照してください。
Java Cryptography Architecture Oracle Providers Documentation for JDK 8
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/security/SunProviders.html

Enhanced Support for NSA Suite B Cryptography(NSA Suite B暗号のサポートを強化)

この拡張機能には、SHA-224、SHA-256、SHA-384、およびSHA-512メッセージダイジェストに加え、SHA224withDSAとSHA256withDSA署名が含まれています。また、Diffie-Hellmanアルゴリズムのキーサイズの制限を1024から2048に変更しました。
詳細は、次のドキュメントを参照下さい。
Java Cryptography Architecture Oracle Providers Documentation for JDK 8
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/security/SunProviders.html
Java Cryptography Architecture Standard Algorithm Name Documentation for JDK 8
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/security/StandardNames.html

Internationalization Enhancements

以下の機能強化によりJava SEの国際化機能に影響があります。

Installation of Custom Resources as Extensions(Extensionとしてカスタムリソースをインストール)

java.util.spi.ResourceBundleControlProviderインターフェースを使うと、ResourceBundle.getBundle()メソッドがリソースバンドルをロードする仕組みを変更できます。ResourceBundleControlProviderはサービスプロバイダインターフェース(SPI)です。SPIを使えば、拡張可能なアプリケーションを作成することができます。このアプリケーションは元のコードベースを変更せずに簡単に拡張できるのです。
詳細は、JavaチュートリアルのInstalling a Custom Resource Bundle as an Extensionの章をご覧下さい。
Installing a Custom Resource Bundle as an Extension
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/i18n/serviceproviders/resourcebundlecontrolprovider.html

New Calendar and Locale APIs(新しいCalendarおよびLocale API)

JDK 8で更新された新しいLocaleおよびCalendar APIは、Unicode共通ロケールデータリポジトリ(CLDR)プロジェクトでのエンハンスメントをサポートします。APIのリストについては、国際化機能拡張ページを参照してください。
Internationalization Enhancements in JDK 8
New Calendar and Locale APIs
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/intl/enhancements.8.html#api

Tools Enhancements

以下の機能強化により、JDKと共に供給されるツールやユーティリティに影響があります。

Removal of the Old Java Plug-In(古いJavaプラグインの削除)

古いJava Plug-in(Java SE 6 Update 10以前で利用可能なもの)を削除しました。 Java Rich Internet Applications Guideはこの内容を反映して書き直しています。
Java Rich Internet Applications Guide
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/jweb/index.html

Pack200 Engine Updates(Pack200エンジンのアップデート)

Java SE 8で、JSR 292(Supporting Dynamically Typed Languages on the Java Platform)で導入された変更を反映し、Javaクラスファイルのフォーマットが変わりました。その結果として、Pack200のエンジンがアップデートされ、クラスファイルを効果的に圧縮します。特に、Pack200のエンジンは定数プールエントリおよびJSR292で導入された新しいバイトコードを認識するようになりました。その結果、pack200ツールのこのバージョンで作成された圧縮ファイルは、unpack200ツールの旧バージョンと互換性がありません。
詳細は、Java Rich Internet Applications GuideのCompression Formats for Network Deploymentの章をご覧下さい。
Compression Formats for Network Deployment
Pack200 Compression
http://download.java.net/jdk8/docs/technotes/guides/jweb/networking/compression_formats.html#pack200_compression

Language Enhancements

以下の機能強化がJava言語に影響があります。

Lambda Expressions(ラムダ式)

ラムダ式を使用すると、メソッドとして機能を、データとしてコードを取り扱うことができます。また、よりコンパクトに、メソッドが一つのクラスのインスタンスをよりコンパクトに表現することができます。
詳細については、Javaチュートリアルのラムダ式の章を参照してください。
Lambda Expressions
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/java/javaOO/lambdaexpressions.html

Parallel Array Sorting(パラレル配列ソート)

JDK7は、軽量なデータ並列処理のためにFork/Joinフレームワークを導入しました。しかし、ユーザーは単純な共通タスクのために独自のアルゴリズムを実装する必要があります。JDK8では、Fork/Joinフレームワークを使い、配列に対する並列ソートの標準的な実装を提供します。
詳細については、JavaチュートリアルのFork/JoinおよびArrayの章をご覧下さい。
Fork/Join
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/essential/concurrency/forkjoin.html
Arrays
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/java/nutsandbolts/arrays.html

Annotations API Updates(アノテーションAPIのアップデート)

Java SE 8にはAnnotations APIの重要な更新が含まれています。
  • 同じ宣言または型の使用に複数回、同じ注釈型を適用することが可能になりました。この機能は、repeating annotation(注釈の繰り返し)と呼ばれています。
  • 単に宣言だけではなく、型を使う任意の場所でアノテーションを適用することが可能になりました。脱着可能な型システムと組み合わせて使用すると、この機能は、コードの型チェックの向上を可能にします。
詳細は、JavaチュートリアルのAnnotationの章をご覧下さい、
Lesson: Annotations
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/java/annotations/index.html

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