https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/introducing_dynamic_clusters_in_weblogic
WebLogic 12.1.2でDynamic Clustersが導入されました。これは新しいクラスタ構成のオプションで、まずは新しいクラスタを実に簡単に展開しつつ、その後実に簡単にそのクラスタを拡張できるというものです。
Dynamic Clustersを使う場合、クラスタ内で必要なサーバー数を定義し、クラスタ内のサーバーのベース構成として利用するサーバー・テンプレートを定義します。マシンの割り付け、リスニング・アドレス、ポートのマッピングを自動的に魔法のようによろしくやってくれます。WebLogic診断フレームワークを使って設定したメトリックに基づいてクラスタを自動的に拡張するように仕込むこともできます。
これらの機能は新しく拡張されたMBeansや構成オブジェクトに依存しています。
この図に示す通り、Cluster MBeanには新しい子のMBeanであるDynamicServersがあります。
DynamicServersMBeanこのMBeanはクラスタを動的に拡張できるようにする設定を取り扱います。この中には、サーバーテンプレートへのリンク、マシンへのマッピング設定、管理対象サーバ名の接頭辞、作成するDynamic Serverの個数などを含みます。
http://docs.oracle.com/middleware/1212/wls/WLMBR/mbeans/DynamicServersMBean.htm
Dynamic Serverの個数をDynamic Serverの設定で定義すると、システムがServerLifeCycleRuntimeMBeanを作成します。これは軽量なBeanで、管理対象サーバーの名前を保持し、ノードマネージャを使ってサーバーの起動・停止を実現するためのメソッドを提供します。
ServerLifeCycleRuntimeMBeanサーバテンプレートは、サーバー構成が保持する同じ設定属性を格納できる、新しい設定オブジェクトです。
http://docs.oracle.com/middleware/1212/wls/WLMBR/core/index.html
Understanding Domain Configuration for Oracle WebLogic Server 12c (12.1.2)サーバテンプレートを他の管理対象サーバー、つまり構成済みのサーバーとDynamic Serverの両方のベースとして利用します。そして、サーバテンプレートに変更を加えると、そのテンプレートをベースとしているすべてのサーバーは、動的にその変更を継承します。設定変更が必要なサーバーがたくさんある場合には、設定変更がはるかに簡単になります。
Server Templates
http://docs.oracle.com/middleware/1212/wls/DOMCF/server_templates.htm
ランタイムにおいて、クラスタ自体に変化はありません。クラスタの実行時の挙動に変化はありません。Dynamic Clusterで容易に構成できるようになったのは、設定とスケール、これだけです。ここで明確に明確にしておきましょう。既に構成されたクラスタは、完全に利用可能であり、サポートされています。そのため、クラスタ構成時に使われた既存のWLSTスクリプトは依然としてお使いいただけます。
詳細はDynamic Clusterのドキュメントをチェックいただくか、以下の動画をご覧下さい。
Administering Clusters for Oracle WebLogic Server 12c (12.1.2)
Creating Dynamic Clusters
http://docs.oracle.com/middleware/1212/wls/CLUST/dynamic_clusters.htm
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