私の友人が今週クライアント訪問で近所にきたので、食事をともにした(ええ、もちろん呑みましたとも)のですが、そのときの話題が必然的にアーキテクチャになりました。後に、彼は非常に大きな国際的な企業の公開Webサイトのアーキテクチャ再構成して、柔軟にローカライズしたコンテンツを提供できるようにする仕事をすることになりました。そのときのソリューションは、SOAをWebコンテンツ管理を組み合わせたものでした。
手短に言うと、アーキテクチャにはポートレットから構成されるWebのフロントエンドを含みます。各ポートレットはWCMシステムからWSRPを使ってコンテンツを要求します。 フロントエンドはWCMとはサービスバスを介して疎結合になっており、サービスバスはコンテンツリクエストを適切なWCMシステムにルーティングします(ここでの「サービスバス」という言葉は一般的な意味で使っており、特定の製品を指し示しているわけではありません。私の友人は「サービスファブリック (Service Fabric)」という言葉を好んで使います)。
これはローカライズされたコンテンツにとって明らかなメリットです。 サービスバスが、選択した言語に従い、リクエストを正しいWCMシステムにルーティングします。これにより、各部門、国、地域で各々のコンテンツを管理でき、しかもそれでいて企業Web自体は統合されたまま、ということが可能になります。
友人が指摘したもう一つのメリットは、 このアーキテクチャを使うと新しいコンテンツもしくは修正したコンテンツのプレビューが簡単になるということです。サービスバスは、新しいコンテンツもしくは修正したコンテンツをレビューするユーザーのために、コンテンツのリクエストをステージングWCMシステムにルーティングすることができます。新しいコンテンツもしくは修正したコンテンツを「発行する」前に、本番環境から直接閲覧することができるのです。
ORA (Oracle Reference Architecture) User Interactionドキュメント(ITSO:IT Strategies from Oracleの一部)を書いた後に、この会話をするだろうと想像しています。それにもかかわらず、ORA User Interactionドキュメントはこのトピックをカバーしているのです。この特定のユースケースでないにもかかわらず。
このアーキテクチャは、一般的にフェデレーション(Federation)と呼ばれています。ORA User Interactionドキュメントのセクション4.2.3に記載されています。
ITSO: IT Strategies from Oracle
http://www.oracle.com/goto/itstrategies
原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/enterprisearchitecture/entry/combining_soa_and_wcm
0 件のコメント:
コメントを投稿