https://blogs.oracle.com/virtualization/oracle-vm-virtualbox-60-now-available
世界で最も人気のある、無料かつオープンソースのクロスプラットフォーム仮想化ソフトウェアの最新のリリースである、Oracle VM VirtualBox 6.0の一般提供の発表ができることをOracleはうれしく思っています。このリリースでは、Oracle Cloud Infrastructureとの緊密な統合により、組織や開発者がアプリケーションをオンプレミスでより簡単かつ柔軟に構築し、数回のクリックでクラウドに展開できるようになります。
フル・サーバー環境を使用するというオーバーヘッドなしにクラウドおよびローカル・アプリケーションを作成する開発者およびユーザーにとって重要なツールであるため、Oracle VM VirtualBoxは、標準のx86デスクトップおよびラップトップ・コンピュータ上で動作します。これにより、ユーザーは(オプションのランタイム暗号化もしつつ)ソフトウェア開発やテスト、一般的なOSの仮想化、のためのマルチプラットフォームの仮想マシン環境をセットアップできます。ソフトウェアエンジニアは自身のWindowsやmacOS、Linux、Oracle Solarisのマシン上のOracle VM VirtualBox VM内からクラウドネイティブ環境のための開発が可能です。標準的なラップトップだけでより簡単にマルチティアアプリケーションを作成できます。
Oracle VM VirtualBoxを使うと、ローカル環境でOSやアプリケーションを含む仮想マシンを作成、アップデートできるため、これらを業界標準のファイル形式にパッケージングして、簡単に配布したり、Oracle VM Serverやその他のサーバー仮想化ソリューションと連携し、クラウドへデプロイしたりすることが簡単に実現できます。
Oracle VM VirtualBoxを使用すると、ほとんどすべての標準x86 OSを実行できるため、システム上でネイティブに使用できないアプリケーションを実行できます。
What's New with Oracle VM VirtualBox 6.0?
6.0では、最新のゲストOSならびにホストOSをサポートしています。例えば、Apple macOS X、Microsoft Windows、Oracle Linux、Oracle Solaris、その他のLinux OS、レガシーOSなどです。Oracle VM VirtualBox 6.0の新機能をご紹介しましょう。- Oracle Cloud Infrastructure Support Added for Export Appliance: Export Appliance機能を起動することで、Oracle VM VirtualBoxはOracle Cloud InfrastructureサービスへのVMのエクスポートをサポートします。
- Support for Nested Virtualization: このリリースでは、Oracle VM VirtualBox やKVM、Oracle VM VirtualBoxゲストのようなハイパーバイザーをインストール可能な特定のハードウェアプラットフォームにてNested Virtualizationをサポートします。これらの環境では、仮想マシンをゲストVMで作成、実行できます。Nested Virtualizationのサポートを使えば、VirtualBoxを使ってより柔軟かつ洗練された開発・テスト環境を作成できます。
- Moving a VM or a Disk Image to a New Location: このリリースでは、ディスクイメージを異なる場所に移動できるだけでなく、VMを異なる場所に移動することもできます。
- Improved Export and Import of Appliances in OVF/OVA Format: OVF/OVA形式でのアプライアンスのエクスポートおよびインポート機能が改善されました。エクスポートファイルアーカイブのサイズやコンテンツに影響を与える追加オプション、アプライアンスのインポートに対する追加オプションを選択できるようになっています。
- Enhancement for Cloning VMs: VMの複製時にハードウェアUUIDを維持できるようになりました。
- User Interface Improvements: このリリースで数多くのユーザビリティ、アクセシビリティに対する改善が入りました。
- Guest Control File Manager: この機能を使うと、ゲストVMユーザーがファイルをゲストとホストの間で伝送できます。
- Improved 3D Graphics Support: 3Dグラフィックのパフォーマンスが改善されました。また、VMware SVGAグラフィックデバイスのエミュレートをサポートするようになりました。
- FUSE Mounting of Virtual Disk Images: vboximg-mount という、macOS Xホストのための新たなコマンドラインユーティリティが追加されました。macOS XホストがOracle VM VirtualBox仮想ディスクイメージへのRAWアクセスを可能にするものです。
- Improved Integration with Microsoft Hyper-V: Hyper-Vが稼働しているWindowsホスト上でOracle VM VirtualBoxを利用できるようになりました。そのための構成は不要で、Oracle VM VirtualBoxはHyper-Vを自動的に検知し、検知した場合、ホストの仮想エンジンとしてHyper-Vを利用します。これは実験的機能です。
Oracle® VM VirtualBox
Release Notes for Release 6.0
https://docs.oracle.com/cd/E97728_01/F12470/html/index.html
Oracle VM VirtualBox Upgrade Path
Oracle VM VirtualBoxは以前のサポートされているリリースから6.0へ簡単にアップグレードできます。
Oracle VM VirtualBox Product Support
Oracle VM VirtualBoxはさまざまなホストOSおよびゲストOSをサポートしています。Getting Support for Oracle VM VirtualBox
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/virtualbox/support/index.html
Resources
Documentation
Software Download
Blogs
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Additional Resources
- Oracle VM VirtualBox
https://www.oracle.com/virtualization/virtualbox/index.html - Oracle VM VirtualBox Data Sheet
http://www.oracle.com/us/technologies/virtualization/oraclevm/oracle-vm-virtualbox-ds-1655169.pdf - VirtualBox 6.0 in Action: Deploy your own machines on Oracle Cloud Infrastructure
https://blogs.oracle.com/scoter/virtualbox-60-in-action%3a-deploy-your-own-machines-on-oracle-cloud-infrastructure - Pre-built Developer Virtual Machines for Oracle VM VirtualBox
http://www.oracle.com/technetwork/community/developer-vm/index.html - Oracle Vagrant Boxes Repository: for ready-to-run Oracle products on VirtualBox
https://github.com/oracle/vagrant-boxes
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