[SOA/BPM] EDNを流れるメッセージを確認する

EDN(Event Delivery Network)とは、Oracle SOA Suite 11gで導入されたメッセージ伝播のための機構です。11gのEDNのデータストアはデータベース表をデフォルトで利用しています(JMSも利用できます)が、12cからは、WebLogic JMSを使うようになりました。
11gを使っている場合には、EDN-DB Debug Logというアプリケーションを使うことで、EDNを流れるメッセージを確認することができました。
EDN-DB Debug Log
http://{host}:{port}/soa-infra/events/edn-db-log
でも、12cからはWebLogic JMSを使っているため、EDN-DB Debug Logを使うと以下のような表示が出るだけで、使えません。



12cでEDNを流れるメッセージを確認するには、以下のような設定でサーバー診断ログに出力させます。
  1. Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに管理者としてログイン
  2. soa-infra > ログ > ログ構成を選択
  3. oracle.integration.platform.blocks.eventで検索し、所望のロギングレベルを設定(下図ではTRACE 32を指定しています)し、[適用]をクリック
この作業に伴うサーバー再起動は不要です。
EDNを流れるメッセージは、診断ログ(<Domain Home>/servers/(サーバー名)/logs/(サーバー名)-diagnostics.log)にずらずらと出力されます。

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