[Solaris] Oracle Solaris 11.2 Announced

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/gman/entry/oracle_solaris_11_2_announced

今朝ニューヨーク市で、Mark Hurd、John Fowler、Markus Flierlが参加しOracle Solaris 11.2の発表をいたしました。多くの方がおそらくこのリリースに注がれた労力や、このリリースに含まれている画期的なテクノロジーを理解できないのではないかと思います。多くの方は「Solarisは死んでいる」という言葉で何年もの間葬り去ろうとしてきましたが、まだ生きてますし、SPARCプロセッサおよびSPARCシステムのロードマップと同じように、継続的に技術開発し、着実に提供し続けます。
Oracle Introduces Oracle Solaris 11.2 – Engineered for Cloud
http://www.oracle.com/us/corporate/press/2195450
What Partners are Saying About Oracle Solaris 11.2
http://www.oracle.com/us/corporate/press/2195449
SPARC processor and system roadmap
http://www.oracle.com/us/products/servers-storage/servers/sparc/oracle-sparc/sparc-roadmap-slide-2076743.pdf
このリリースについて要約する必要があるならば、このリリースのタグラインは全く持っていつも通り「Engineered for Cloud」です。これこそが、Solarisの開発のはじめからずっとある駆動力です。我々のエンジニアは常に確かな基盤から設計されている真のEngineered Systemを提供します。Oracle Solaris 11は、本当にゲームを変えるような数多くの新機能をもたらします。
  • Unified Archives
    Unified Archivesは、Oracle Solaris 10で使われていたSolaris Flash Archivesの後継版で、基本的にOVFに準拠したフォーマットで構築されていますがZFSストリームを利用している、新しいアーカイブ形式です。Unified Archivesは、クラウド環境内でのクローニング、バックアップ、ディザスタリカバリの目的で実行中のシステムの環境をキャプチャできます。これまでの標準的なゴールデンイメージとは異なり、Unified Archivesはベアメタルおよび仮想化環境(またはその両方の組み合わせ)のどちらでもキャプチャし、強力なイメージ変換をして、ベアメタルや仮想環境に対して展開することができます。プロセスを進めるにつれ、ゴールデンイメージをキャプチャし、迅速に展開する必要のある一般的な開発、テスト、本番のライフサイクルにおいて、この機能は特に有用です。しかし、どれほどの数の開発者がSPARC M6システムへのアクセス権を持っているでしょうか?Unified Archivesを使えばアクセス権がなくてもかまいません。開発者はSPARC T5システムをキャプチャできますし、本当に重要ならばより大きなシステムに展開することができます。
  • Kernel Zones
    Kernel ZonesはOracle Solaris Zonesの機能で、スタンドアロンのカーネルを持つ完全に独立・分離した仮想環境を持つことができます。我々のお客様はこの機能を待望されていました。そしてこの高集積クラウド環境の立ち上がりと共に、異なるバージョンのカーネルをサイドバイサイドで実行する機能が機能が極めて重要になっています。この機能を使うと、管理者は簡単にシステム保守のためのワークロードを移行したり、global zoneのバージョンによって制約を受けずにワークロードを再バランスすることができます。
  • Compliance
    この件についてお客様からしばらくの間ヒアリングしてきました。コンプライアンス要件は、当分去りゆくものではなく、実際には、仮想化されたクラウドコンピューティングの世界で複数の異なるソフトウェアバージョンを使ってコンプライアンスを管理することはますます難しくなっています。Oracle Solaris 11.1では、業界標準のSCAPをサポートするよう統合しました。お客様の悩みを乗り越えるのに役立つように、数多くの組み込みポリシーを使ったコンプライアンスの自動監視・レポートのためのツールセットを提供することで、さらに一歩前進しています。
  • Software Defined Networking
    Oracle Solaris 11は、かなりの時間をかけて数多くのネットワーク仮想化機能を取り込んできました。仮想ネットワーク·インターフェース(VNIC)の追加は、ネットワークトポロジ構造における前例のないレベルの柔軟性をもたらし、ソフトウェア内でのリソース管理をシームレスに実現します。Oracle Solaris 11.2では、Elastic Virtual Switchを導入し、Software Defined Networking(SDN)で引き続き拡張、展開し続けています。Elastic Virtual Switchを使うと、管理者がシームレスに単一のソースから、クラウド内の複数のノード間で一連の仮想スイッチを管理することができます。新しいソケットレベルAPIを使うと、開発者は、専用アプリケーションレベルのフローを、VMから直接ネットワーク·ハードウェアおよびバックエンドストレージに至るリソース管理ネットワークトラフィックに書くことが出来ます。
  • OpenStack
    そして大事なことを言い忘れていましたが、業界標準のクラウドコンピューティング基盤ソフトウェアであるOpenStackを採択しました。Oracle Solaris 11.2は、完全なOpenStackのディストリビューションであり、様々なOpenStackのサービスに、Oracle Solarisの基盤を統合しました。Nova (compute virtualization)、Neutron(networking)、CinderとSwift(ブロックストレージとオブジェクトストレージ)、Glance(イメージ管理)、Keystone(アイデンティティ管理)、そしてもちろん、統一された管理インターフェースのHorizon(均一でないデータセンターリソースを管理するための機能)です。自社にOpenStackを導入したいというお客様の声を聞いてきましたので、この分野で相互運用可能であること、OpenStack Unified Archiveのような基盤を提供して、お客様が自社のビジネスをクラウドコンピューティングにシフトし始めるお手伝いが出来ることに非常に興奮しています。
しかしこのリストは手始めにすぎません。Oracle Solaris 11.2 What's New Guideを一読し、その他の新しく統合された幅広い内容を確認してください(拡張されたOracle SolarisのPuppetのサポート、他の新しい統合の広大な配列を参照して、読み取り専用のルート環境であるImmutable Global Zones、SMFステンシルを用いたサードパーティの構成管理、シームレスなIPSリポジトリのミラーリング、Automated Installerを使用した、セキュアなエンドツーエンドの展開、など)。
Oracle Solaris 11.2 What's New Guide
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/documentation/solaris11-2-whatsnew-2191087.pdf
Puppet Labs: IT Automation Software for System Administrators
http://puppetlabs.com/
もしOracle Solarisを却下した方の一人であれば、Oracle Solaris 11.2を是非チェックしてください。大きな発展を遂げました。Oracle Solaris 11.2は、これまで見たことのない、本当に貴社のITニーズをずっとうまく管理することができるエンタープライズ対応のテクノロジです。

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