[FMW, SOA] Oracle Cloud Adapter for Salesforce.comをJDeveloperにインストールする時に注意すること

US時間の2014年1月16日のプレスリリース、ならびに先ほどのエントリでもご紹介したように、Oracle Cloud Adapter for Salesforce.comがリリースされました。

このAdapterは、JDeveloperとSOA Suiteの両方へOPatchを使ってインストールする必要があります。
日本語環境のWindowsで動作するJDeveloperに対しAdapterをインストールする際、OPatchの以下のようなエラーが出現する可能性があります。

OPatchを使ったことがある方なら「あー、あれを設定すればいいわけね」とすぐにわかるかと思いますが、もしかしたら「どうすればいいんだ?」と頭を抱えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

この問題は、OPatchを英語ロケールで実行していないことが原因で発生します。そのため、opatch.batのopatchファイルに
-Duser.language=en -Duser.region=US
の設定を入れましょう。
具体的には、opatch.batで oracle/opatch/OPatch を検索します。なお、この検索で2カ所ヒットしますが、一つはechoでデバッグ表示するだけなので、もう一つのほうに対して、次のように追加します。
%JAVA% -cp "%BASE%\ocm\lib\emocmutl.jar;%CP%\OraInstaller.jar;%CP%\share.jar;%CP%\srvm.jar;%CP%\xmlparserv2.jar;%BASE%jlib\opatch.jar;%BASE%jlib\opatchutil.jar;%BASE%jlib\opatchprereq.jar;%BASE%jlib\opatchext.jar;%BASE%jlib\opatchfmw.jar;%BASE%jlib\opatchactions.jar;.\;." -DOPatch.ORACLE_HOME=%OH% -DOPatch.DEBUG=%DEBUGVAL% -DOPatch.RUNNING_DIR=%BASE% -Docm.endpoint=%OCM_SERVICE% -Duser.language=en -Duser.region=US oracle/opatch/OPatch %PARAMS%
という感じです。
この修正後、OPatchを再実行すると、Adapterをインストールすることができます。

Linux環境であれば、環境変数(LANG)を変更すればOKですね。
Bashの場合、
export  LANG=en_US.UTF-8
としてからOPatchを実行してください。

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