[WebCenter] Enterprise Content Management: SharePoint vs. WebCenter

SharePointの話を聞いて、SharePointを使ってコンテンツを共有しようとしたことがあると思います。ですが、会社全体のための包括的なエンタープライズコンテンツ管理の戦略を展開しようと考えているのであれば、特に世界中に多くの組織が広がっている場合には、SharePointが本当に正しいソリューションと言えるでしょうか。

本日Jason Lamon(Senior Marketing Associate at Fishbowl Solutions)にインタビューしています。11年以上ものコンテンツ管理業界での経験があり、Jasonは数多くのお客様がコンテンツ管理戦略の立案を支援してきました。多くのお客様はSharePointの使用を合理化せざるを得なかったのです。彼の洞察力とエンタープライズコンテンツ管理の戦略を知って頂ければと思います。

質問回答
エンタープライズコンテンツ管理システムを選択する上で重視すべき上位5項目を教えて下さい。ほとんどのエンタープライズコンテンツ管理システムは、標準で、次のような機能を備えています。
  • チェックインおよびチェックアウト
  • バージョニング
  • ワークフロー、など
しかしもう少し深く機能の層を剥がしてみると、包括的なエンタープライズコンテンツ管理機能は手に入れづらいものであることがわかります。ここで対象にしているのは以下の機能です。
  • レコード管理
  • デジタル資産管理(変換およびレンディション)
  • ドキュメントイメージング(ドキュメントキャプチャ、フォームの認識、など)
エンタープライズコンテンツ管理システムを評価する際に組織が考慮すべきトップ5の項目は以下の通りです。
  • ガバナンス中央のコンテンツリポジトリからビジネスクリティカルな情報へのアクセスを管理・制御できること
  • スケーラビリティ
    容易にスケール(手を煩わせずに)し、組織が直面しているコンテンツ需要の成長に対応できること
  • 包括的であること
    すべてのコンテンツのユースケース(ドキュメントキャプチャとイメージング、レンディションと変換、記録管理、等)をサポートしていること
  • 統合されていること
    他のエンタープライズシステム(例えばERPやCRMなど)中でインコンテキストのコンテンツ管理機能を提供できること
  • 管理者のチャンピオン
    これは明白なことのように思えるかもしれないが、実はSharePointの展開で誰も監視せず、誰も責任を負わないということが大きな課題となっている。ECMシステムを配備する前に、組織はファイルの命名規則、メタデータ、およびセキュリティを考慮しつつ、システムを維持し、拡大させるキーパーソンや担当者を指定する必要がある。
エンタープライズコンテンツ管理ソリューションを展開するためにお客様と関わる場合、お客様は既にソリューションを持っているのでしょうか。それとも新たなエンタープライズコンテンツ管理システムを探しているのでしょうか。我々が関係するすべてのお客様はコンテンツをどこかに保存しています。それはアプリケーション中や、ファイルシステム、ワークグループ、SharePoint、Documentum、WebCenterなどかもしれません。しかし、こうしたソリューションのほとんどは企業内でコンテンツのサイロ化を招きます。
Oracle WebCenterがユニークな存在なのは、一つのスケーラブルなエンタープライズリポジトリを提供し、これにより全コンテンツに対して重複を防ぎ、検索を可能にしているからです。WebCenterのようなプラットフォームを持っていない場合、同期しながらコンテンツは効果的に組織間で共有できません。
その一方で、SharePointに苦しんでいる多くのお客様を見てきましたが、そのSharePointは組織がアクセスするもので、コンテンツをSharePointに保存しています。SharePointはコンテンツのサイロを作っており、標準でエンタープライズアプリケーションと統合されていません。そしてそのサイロ(=SharePoint)は、企業全体で間違った情報を残したまま休眠に入ることが多いのです。
では、SharePointを展開している企業のITチームは何を考えているのでしょうか。ドキュメント管理用にSharePointを使用しているほとんどの組織ではそのような戦略的な意思決定を行っていません。。代わりに、SharePointは、通常、そのライセンスの一部であり、彼らはそれを持っていて、費用を支払ったので、使い始めたということです。それゆえ、ITの観点から、SharePointををどう使うか、どのグループが使うかといったことに関する管理や計画はそれほどなされていません。この事実だけでも、SharePointのガバナンスがほとんどない状態で、あちこちにSharePointのサイトが現れて使われているということがわかります。
それゆえITチームは、ワークグループのコラボレーションのためのユーザー要件と、コンテンツのサイロが至る所にあるというITの課題を平衡させるのに本当に苦労しているのです。その結果、ITチームは、すべてのエンタープライズコンテンツ用のリポジトリを利用し、維持するコンテンツ管理戦略を導入する必要があるのです。
企業がすべての企業コンテンツを単一リポジトリに移行するにあたってどのような方法をおすすめしますか。まず第一に、ECMシステムに投資してサイロを取り除く必要があります。Oracle WebCenterは、そのための格好のソリューションです。WebCenter内の全コンテンツを検索するだけでなく、他のシステムの検索も可能です。
では、顧客が既にSharePointを持っている場合、どうすればOracle WebCenterのような包括的なECMソリューションとSharePointの実装を同調させることができますか。業界の統計情報によれば、組織の約70%が複数のECMシステムを持っており、そして50%が3つ以上を持っているということです。その目的は、コンテンツが必要とされる全ての場所(ビジネスプロセスとエンタープライズアプリケーションを含む)を統合可能な一つのECMシステムに、全てのコンテンツを同期させることです。これにより、コンテンツは重複せず、必要な場所から利用可能になります。SharePointのコンテンツをOracle WebCenterに統合することを簡単にするため、Fishbowl Solutionsは、SharePoint Connectorを提供しています。SharePoint Connectorは、Microsoft SharePointをOracle WebCenterと統合して、追加、編集または、新規/既存のSharePointサイトに保存されているすべてのコンテンツを自動的に(Microsoft SQL Serverではなく)Oracle WebCenterに格納する、というものです。
簡単に発見できるリポジトリから強力なガバナンスを提供しながら、WebCenterは、コンテンツ処理のための拡張性を有しています。コンテンツがバックエンドのアプリケーションと統合する必要がある場合、Oracle WebCenterの数多くのコネクタが標準で提供されていますので、簡単に実現できます。利用者は作業が進行中のコラボレーションのためにSharePointを使用し続けながら、エンタープライズコンテンツの管理、ガバナンス、およびスケーラビリティをOracle WebCenterを通じて向上させることができます。
どのようにFishbowl SolutionsのSharePoint Connector for Oracle WebCenter Contentが使われていて、どのような結果が出ていますか。Fishbowl SolutionのSharePoint Connector for Oracle WebCenter Contentは非常に柔軟な設定が可能です。組織はSharePointドキュメントライブラリごとに設定でき、ライブラリ、フォルダの場所、ファイルサイズや拡張子でOracle WebCenterのコンテンツに格納されるドキュメントを選択することができます。こうした設定オプションにより、容易に導入でき、かつエンドユーザーには見えないようにすることができます。これまでのところ、導入する組織は、コネクタを使ってプロジェクト管理、Webサイトのデジタル資産、さらに設計図をSharePointからOracle WebCenter Contentに移行しています。
SharePointのコンテンツをOracle WebCenterに統合することにより、当社のお客様は包括的でスケーラブルな、ガバナンスが強化された企業全体のコンテンツ管理システムを持つに至りました。
さらに、彼らは以前持っていたコンテンツのサイロを合理化し、利用者が共同作業しているコンテンツを簡単に統合し、バックエンドアプリケーションに渡すことができるという利点もあります。
Fishbowl SolutionsのSharePoint Connector for Oracle WebCenter ContentがSharePointユーザにとってOracle WebCenterと統合し、このユーザーエンゲージメントプラットフォームが提供できる多くの利点を活用し始める上で効率的な方法であるように思えます。貴社のコネクタの詳細情報を知るにはどうすればいいでしょうか。はい、弊社のコネクタは、WebCenterとSharePointコンテンツを統合する素晴らしい方法です。実際に、Fishbowl SolutionのSharePoint Connector for Oracle WebCenter Contentは Oracle Validated Integrationを取得しています。詳細についてはFishbowl SolutionsのWebサイトを参照してください。また、来週のOracle OpenWorldの、Moscone Southのブース#1943にお越し下さい。

Jasonにはとても感謝しています。
Oracle WebCenterに関して詳細は、以下のURLを参照下さい。
http://www.oracle.com/moveoff/sharepoint


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/webcenter/entry/enterprise_content_management_sharepoint_vs

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