[WebCenter] Oracle WebCenter/FatWire WebCast Follow-up: Evolution of Web Experience Management

先日のOracleとFatWireの統合計画に関するWebcastは非常に盛況でした。
Andy MacMillan(Vice President / Product Management / Oracle WebCenter)と Loren Weinberg(Senior Vice President / Marketing and Product Management / FatWire) が、Oracle WebCenterブランドの下、強化されたWebエクスペリエンス管理(Web Experience Management)のために両社が一つにまとめている補完的な機能についての話を、500人以上の方に熱心に視聴頂きました。FatWireのテクノロジーが加わることにより、Oracle WebCenterのWebエクスペリエンス管理ポートフォリオが完成します。お客様は、マルチチャネルのオンライン顧客体験を完全に最適化することができます。
まだWebcastをご覧になっていないようでしたら、登録頂きますとオンデマンドでご覧頂けます。
登録はこちらからどうぞ。

Oracle and FatWire Integration Plans: The Evolution of Web Experience Management
https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=registration.jsp&eventid=339366


Q&Aチャットが盛り上がり始めたのは、全チャネルでOracle WebCenterとCRM、ATG/CommerceとRTD/Business Intelligenceを接続する、完全な顧客体験の管理に必要な機能に進化させるためのビジョンが出たときでした。


Oracle WebCenterのWebエクスペリエンス管理機能がどうなるのかを知って頂くため、頂いた質問の中からピックアップしてまとめました。

質問 回答
FatWireユーザーなのですが、アップグレードプランはどうなりますか?CS8や既存のFatWireのロードマップを教えて下さい。 本日のWebcastでは統合計画のみを対象にしています。
本日ご紹介した計画は既存のFatWire(Content Server 8、Community Server 1.5などを含む)のロードマップに追加されるものです。
発表されているFatWireのロードマップは、OracleのWebエクスペリエンス管理戦略の重要な部分であり、このロードマップに加え、本日説明した新たな統合を合わせて提供できるよう、合同チームが注力しています。Oracleは、より大きくなったプロジェクトに対応するためリソースを追加する予定です。(​​既存のFatWireロードマップに加えて、今日ご覧頂いた統合などを含む)詳細の全体的なロードマップを、9月初~中旬に開催するWebcastでFatWireのお客様にご説明する予定にしています。
FatWireの機能がOracle WebCenterに組み込まれるのですが、Site Studioはまだ必要なのでしょうか?Oracle WebCenter SitesはContent Serverをバックエンドのリポジトリとして使用するのでしょうか?FatWire買収により、FatWireとUCMの連携はどのように変化するのでしょうか。 より表現力豊かで魅力的な機能(コンテンツのターゲティング、分析、ユーザー生成コンテンツ、モバイル向けWebやガジェット)を外部向けサイトに追加し、最適化された、スケーラブルなWeb環境を経由してコンテンツを提供することを目指しているWebマーケティング担当者向けに用意したFatWireの機能を、WebCenter sitesに統合していきます。
主にWebアプリケーションやポータルにコンテンツを公開する方や、統合プラットフォームで他のECM製品と協調してコンテンツを公開したいと思ってらっしゃるお客様に対して、Site Studioを継続してご提供します。
それゆえ、ニーズに基づいて、既存のSite Studioのお客様は、WebCenter sitesの提供機能をとるか、現在のSite Studioの展開を維持するか、両ソリューションを統合するか、の3個の選択肢から意思決定できます。既存のSite Studioの実装を急いで変更する必要はありません。
Oracleは、企業のコンテンツをファイアウォールの外側へ展開し、WebCenter sites製品を使って、Webサイトに公開したいと考えているお客様に対して、FatWire/ WebCenter sitesとWebCenter content(UCM、およびSite StudioはWebCenterに名称変更されました)を統合することを計画しています。企業がWebCenter Contentから外部アプリケーションやポータルにWebコンテンツを出せるようにする技術へ投資を継続していきます。
FatWire製品は本当にOracleレベルのエンタープライズデプロイメントに耐えられるのでしょうか。 はい。FatWireは、市場で最もスケーラブルなWebエクスペリエンス管理プラットフォームを提供しています。金融サービス、小売、製造、メディア、出版など、業界を横断して大企業のWebプレゼンスをサポートしています。
FatWireプラットフォームは、実際に
  • 1000万件以上の管理されているコンテンツ資産の展開
  • 月間10億ページビュー
  • 何百人ものコンテンツ寄稿者の同時アクセス
  • 毎分のようになされるコンテンツの発行
をサポートしています。
世界最大の小売業者の1社は、実際にFatWireでWebサイトを構築・運用されていますし、大手電機メーカーなどでも利用されています。
FatWireの顧客で、現在ATGとFatWireソリューションの両方を使っている例はあるのでしょうか? はい、実際に世界最大の電化製品小売業者の1社で、FatWireとATGを組み合わせ、eコマースサイトを運営されています。プレゼンテーションで話したように、この領域は特にエキサイティングな分野であり、我々はこの領域を統合ソリューションの重要な差別化要因と認識しています。
FatWireをどのようにWebCenter Portalと組み合わせるのでしょうか? OracleではFatWire/WebCenter sitesガジェットとWebCenter Portalのコンポジットアプリケーションを統合しする予定にしています。顧客はバックエンドシステムや他のアプリケーションからのコンテンツを統合し、FatWire/ WebCenter SitesのUI内のガジェットとして公開することができます。
Oracle WebCenter SitesとFatWireはWCMではないのでしょうか、何が違うのでしょうか? Oracle WebCenter Sitesには、コアのWCMの機能が含まれていますが、通常のWCM以上の機能を有しています。
Webエクスペリエンス管理は、カスタマエクスペリエンス管理戦略の一部であり、よりマーケティング部門をターゲットにしています。
こうした部門では、ターゲティングされたコンテキスト内での体験(説得力のあるコンテンツだけでなく、顧客との共同作用を巻き込む、など)を活用する、統合されたマーケティングプログラムの一環として、Web、モバイルおよびソーシャルメディアを利用することを目指しています。
Site Studioへの投資をどうやって維持すればよいのでしょうか。Sitesの新機能を手にするにはどうすればよいのでしょうか。アップグレードできますか? WebCenter content(UCMとSite Studioがブランド再構成の結果WebCenterに統合されました)とWebCenter sitesを統合して売り出しています。WebCenter sitesにライセンスを統合したいお客様向けに、まもなくオプションをご案内できる予定です。
UCM/WCMを購入すれば、FatWireが無料でついてくるのですか? いいえ、FatWireは新しい製品としてWebCenterポートフォリオに加わります。パッケージング、価格はまもなく案内されるはずです。OracleはFatWireに関心がある既存のお客様にWebCenter sitesへの移行パスを提供する予定にしており、これまでの投資が無駄にならないようにする予定です。
外部向けのサイト(カスタマーセルフサービス)をWebCebter PortalとSite Studioで構築する予定にしていますが、このFatWireの買収に伴い、FatWire/WebCenter Sitesで構築した方がよいのでしょうか? 十中八九、現在のWebCenter PortalとSite Studioを使い続けて顧客セルフサービスのサイトを構築したいと思うはずです。理由は、顧客があなたのバックエンドのアプリケーションやデータ、コンテンツと対話できるサイトにWebCenter Portalが適しているからです。しかし、WebCenter(Portal、Site、Content、Connect)コンポーネントは相互に排他的ではありませんので、特定の要件に合わせて最適な機能を組み合わせて利用できます。Webcastでご紹介した統合戦略の一環として、ガジェットの統合を通じて、WebCenterポートレットとタスクフローを利用できるようにすることを検討しています。それゆえ、WebCenter Sitesで公開したい、顧客セルフサービスのサイトのコンポーネントが将来出てきても、その際には現行のソリューションで構築したコンポーネントを活用できるはずです。今後のWebCenter Sitesソリューションのロールアウト時の情報をお待ち下さい。
"Gadget Syndication"とは何でしょうか?詳細を教えて下さい。この新しいガジェットの機能はOpen Social標準をサポートしているのでしょうか?Googleのガジェットは使えますか? Gadget syndicationは、パートナーや他の第三者のサイトにまで貴社のサイトの範囲を拡張する方法です。
ガジェットを使うと、企業は、サイト訪問者がニーズや興味に合わせてカスタマイズ可能な、貴社のコンテンツで構成される小さなアプリケーションを作ることができます。これはiGoogleで見かけるガジェットのようなものです。
例えば、ガジェットは、企業が提供している、エンドユーザーに利用して欲しいデータや分析内容といったものからできています。自社製品を使用すると最大どのくらい節約できるか計算できる機能をガジェットで提供している例があります。企業はガジェットを小売業者のサイトに同時に配信して、メーカー製品の最終顧客の興味関心を駆り立てています。Syndicationはシンプルであり、ガジェットサーバーは業界標準の技術に則っています(Open Social)ので、ガジェットはこれらの標準をサポートしている他の3rdパーティーサイトに配置することができます。


原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/webcenter/entry/webcast_follow_up_oracle_fatwire

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