[Database] New Database In-Memory Implementation and Usage White Paper

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/in-memory/database-inmemory-implementation-wp

"Oracle Database In-Memory Implementation and Usage"と題したホワイトペーパーがご覧頂けるようになっています。
Oracle Database In-Memory Implementation and Usage
http://www.oracle.com/technetwork/database/in-memory/learnmore/twp-oracle-dbim-implementation-3863029.pdf
このホワイトペーパーは、Oracle Database In-Memory with Oracle Database 12c Release 2 Technical Overviewというホワイトペーパーを補完するもので、Database In-Memoryの実装や利用にあたって有用な具体的な情報を提供するものです。
Oracle Database In-Memory with Oracle Database 12c Release 2
Technical Overview
http://www.oracle.com/technetwork/database/in-memory/overview/twp-oracle-database-in-memory-2245633.pdf

[Linux] Available now: Unbreakable Enterprise Kernel (UEK) Release 4 Update 5 for Oracle Linux

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/linux/available-now%3a-unbreakable-enterprise-kernel-uek-release-4-update-5-for-oracle-linux

What's New?

UEK Release 4 Update 5 (kernel version 4.1.12-103.3.8)というこのアップデートでは、新機能や不具合の修正、セキュリティ脆弱性への対応などが追加されています。具体的には以下のようなものを含んでいます。
  • Btrfsに対する変更
    • dedup(重複排除)の取り扱いの改善
    • デバイスIDによるデバイスの削除
  • DTraceの改善
    • Function Boundary Tracing (FBT) の改善
      入力時にFBTを使用してカーネル機能を調査して制約を緩和し、Oracle Linux 7での機能向上が見込めるかどうかを検出するコードに修正が適用されました。また、FBTリターンプローブ引数が正しい値を持つように、FBTリターンプローブに引数としてオフセットを渡すためのコードに対し修正が適用されました。
    • I/O Providers
      I/Oプロバイダのカバレッジが拡張され、共通ブロック層ベースのブロックファイルシステム用のプローブが追加されました。さらに、NFS上で実行されるI/O read/writeのトレースをサポートするためのプローブが追加されました。TCPプロトコルとUDPプロトコル用のSDTプローブも追加されています。
  • 30個以上の新規・アップデートされたドライバ
上記内容ならびにUEK Release 4 Update 5 for Oracle Linuxでのその他の新機能や変更点に関する詳細は、リリースノートをご覧ください。
Oracle® Linux Release Notes for Unbreakable Enterprise Kernel Release 4 Update 5
http://docs.oracle.com/cd/E52668_01/E88575/html/index.html

Product Overview

Oracle Linuxオペレーティングシステムは、クラウドのためのオープンな基盤です。パブリックおよびプライベート・クラウドの多くのサード・パーティ・アプリケーションやOracle Databaseのような、要求の厳しいエンタープライズ・ワークロードを使って開発され、広くテストされています。
Oracle Linux
http://www.oracle.com/linux
Oracle Linuxの一部として含まれるUEKは、エンタープライズクラウドのワークロードに最新のオープンソースのイノベーション、重要な最適化、そしてセキュリティを提供します。このLinuxカーネルは、Oracle CloudやOracle Exadata Database MachineのようなOracle Engineered Systemsのパワーとなるものです。Oracleは、要求の厳しいOracleワークロードで集中的にUEKをテストしており、Oracle製品のデプロイメントおよび他のすべてのエンタープライズ・デプロイメントにお使いになることを推奨します。
UEKに加えて、OracleはRed Hat Enterprise Linuxと完全に互換性のあるRed Hat Compatible Kernel(RHCK)も提供しています。Oracleは、柔軟で費用効果の高いLinuxサポートを提供しています。アップデートやソフトウェアリリースは無料でダウンロードして配布することができます。
サポートに際しては、お客様はサポート契約を必要とするシステムを決定します。これが、Oracle Linuxは開発、テスト、および運用システムとって最適な選択肢である所以です。お客様は、各システムを個別に最新の状態に保ちながら、サポート対象範囲を個別に決定できます。
Oracle Linux Support
https://www.oracle.com/linux/support/index.html
Oracle Linux Premier Supportをお持ちのお客様は、追加のLinuxプログラムのサポートも受けることができます。具体的には、Ceph Storage、Oracle Linux software collections、Oracle OpenStack、Oracle Kspliceを使った無停止でのカーネルアップデートです。
Oracle OpenStack Release 3
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/openstack/linux/documentation/datasheet-oracle-openstack-2296038.pdf
Ksplice: Zero downtime updates for Oracle Linux
http://www.oracle.com/us/technologies/linux/ksplice-datasheet-487388.pdf

Supported Upgrade Path

お客様は既存のOracle Linux 6やOracle Linux 7サーバをUnbreakable Linux NetworkやOracle Linux Yum Serverを使ってアップグレードできます。
Unbreakable Linux Network
http://linux.oracle.com/
Oracle Linux Yum Server
http://yum.oracle.com/

Compatibility

リリース間の相互運用性への影響を最小限に抑えるために、Oracle Linuxチームは、カーネル・モジュールに依存するハードウェアおよびソフトウェアを提供するサード・パーティ・ベンダーと緊密に連携しています。
Oracle Linuxは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)とのユーザー空間(user-space)の互換性を維持しています。これは、OSの下で実行されているカーネル・バージョンとは独立しています。ユーザー空間の既存のアプリケーションは、UEK Release 4でも変更せずに動作し続けますので、RHEL認定アプリケーションの再認証は不要です。
UEK Release 4 Update 5は以前のUEK Release 4アップデートと完全な互換性を有しています。UEK Release 4のカーネルABI(Application Binary Interface)は、最初のリリース以降のすべてのアップデートで変わっていませんが、カーネルABIのUEK R3からの変更は存在するため、システム上でサードパーティのカーネルモジュールを再コンパイルする必要があります。UEK Release 4をインストールする前に、アプリケーションベンダーにサポート状況を確認してください。

Resources – Oracle Linux

Oracle Linux Resources
https://www.oracle.com/linux/resources.html
Oracle Linux : Downloads
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/linux/downloads/index.html
Operating Systems Documentation (Linux)
http://docs.oracle.com/en/operating-systems/linux.html
Oracle Linux関連トレーニング(Oracle University)
http://education.oracle.com/linux

[Database] Oracle Instant Client 12.2 now has SQL*Loader and Data Pump

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/opal/oracle-instant-client-122-now-has-sqlloader-and-data-pump

このエントリはJim Stenoish(Oracle Databaseのためのデータやメタデータの高速な移動、変換、ローディングに使われる全てのツールを含む製品を担当しているSenior Director of Software Development)によるものです。
Oracle Instant Client 12.2にSQL*LoaderおよびData Pumpコマンドラインユーティリティのexpdpとimpdp、そしてこれまでのExport/Importユーティリティのexpとimpが含まれるようになりました。
Oracle Instant Client 12.2
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/index-097480.html
以前は、これらのツールはFull Clientもしくはデータベースをインストールしなければ利用できませんでした。Instant Clientであれば、Fullクライアントに比べて、ディスクサイズの負担を大きくせずにこうしたツールにアクセスでき、ずっと速くインストールすることができます。OTNライセンスもまた多くのユーザーにとってより便利なものでしょう。
Oracle Technology Network License Agreement
http://www.oracle.com/technetwork/licenses/distribution-license-152002.html
こうしたツールがInstant Clientで手に入るようになったことで、Oracleソフトウェアがインストールされていないシステム上のファイルからのデータロードが簡単になっています。

Installing the Tools

Oracle Instant Client 'Basic'(もしくは'Basic Light')パッケージと'Tools'パッケージのZipファイルを展開し、同一ディレクトリに配置することでインストールできます。各プラットフォーム向けダウンロードリンクは以下のページをご覧ください。
Instant Client Downloads
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/index-097480.html
ダウンロードページにあるプラットフォーム固有の手順に従ってください。例えば、Linuxであれば、環境変数LD_LIBRARY_PATH および PATH をInstant Clientディレクトリに設定する必要があります。Windowsの場合、環境変数PATHをInstant Clientディレクトリに設定した上で、Microsoft Visual Studio 2013 Redistributableもインストールする必要があります。
Microsoft Visual C++ Redistributable Packages for Visual Studio 2013
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2977003#bookmark-vs2013

Using the Tools

SQL*Loaderを使うと、CSVファイルのようなファイルから表にデータをロードすることができます。
expdp および impdp ユーティリティを使うと、メタデータやデータをOracle Database間で移動することができます。expdp ユーティリティはメタデータやデータをデータベースからアンロードし、データベースサーバのData Pumpファイルに書き込みます。impdp ユーティリティはData Pumpファイルで定義済みのメタデータを再作成し、データベースサーバのファイルに格納された表データをロードします。メタデータやデータを(ファイル介さず)DB Linkで一方のデータベースから別のデータベースへ抽出する方法も提供しています。
このツールのドキュメントやサンプルは以下のURLをご覧ください。
Oracle® Databaseユーティリティ 12c リリース2 (12.2)
http://docs.oracle.com/cd/E82638_01/SUTIL/toc.htm
Oracle® Database Utilities 12c Release 2 (12.2)
http://docs.oracle.com/database/122/SUTIL/toc.htm 
SQL*LoaderやData Pumpについてご質問がありましたら、OTNのフォーラムへどうぞ。
Export/Import/SQL Loader & External Tables
https://community.oracle.com/community/database/oracle-database-options/export_import_sql_loader_%26_external_tables

[Docker] Creating a Local Docker Registry

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/gman/creating-a-local-docker-registry

この数ヶ月、サービス実行のためのインフラストラクチャを立ち上げる仕事をしています。ほとんどの場合、Oracle SolarisのIPSリポジトリとAutomated Installerのネットワークブートサービスが有効でいい感じでしたし、Oracle Linux上でローカルのDockerレジストリを立ち上げたので、私の経験を共有します。

残念ながら、ローカルレジストリの複製のための、Dockerレジストリ関連の素敵なツールに遭遇したことがありませんでした。そのため、Docker Registry HTTP v2 APIと単純なPythonスクリプティングにちょっと依存した独自のツールを書くことにしました。
Docker Registry HTTP API V2
https://docs.docker.com/registry/spec/api/
今回のユースケースは、特定のタグを持つすべてのイメージを取得し、ローカルのDockerレジストリを作成する、というものです。以下に手順の概要を示します。

1. Install Docker engine

非常に簡単です。yumコマンドを使って、docker-engineをインストールします。
yum install docker-engine
今回はPythonで書いたので、単純なcheck_callで十分でしたが、プライベートCLI APIを使うことにしたため、すぐに次のスニペットを使うことができました。
ybc = cli.YumBaseCli()
ybc.conf.assumeyes = True
ybc.conf.downloadonly = False
ybc.installPkgs(packages)
ybc.buildTransaction()
ybc.doTransaction()

2. Configure Docker to pull from an internal registry over HTTP

内部DockerレジストリからPullしていたので、Dockerサービスを有効化する前にセキュアでないレジストリを追加する必要がありました。この作業は /etc/sysconfig/docker に以下を追加することで対処できます。
INSECURE_REGISTRY="--insecure-registry internal-docker-reg.us.oracle.com:5000"

3. Enable the Docker service

Dockerサービスの有効化、および開始は、以下のコマンドを使います。
systemctl enable docker
systemctl start docker

4. Get a list of images using REST

特定のタグのイメージをPullしたかったのですが、Dockerには'latest'タグという概念があります。これは直近にパブリッシュされたイメージという意味で、残念ながら、最新のバージョンであるとは限りません。そのため、一貫性の観点でこの厄介なことを避けることにしました。以下のPythonのコードを使い、簡単なWebリクエストで、レジストリのリポジトリに含まれる全てのイメージ(特にイメージのグループ)のリストを取得できます。
docker_url = "http://internal-docker-reg.us.oracle.com:5000/v2/_catalog"
r = requests.get(docker_url, verify=False)
json_data = r.json()
そこからレスポンスを解析し、Dockerイメージのリストを取得できます。以下のような形式で取得します(私の場合、OpenStackベースのDockerイメージ)。
{u'repositories': [u'openstack/ol-openstack-aodh-api', u'openstack/ol-openstack-aodh-base', ... ]}
この結果は簡単にパースできます。
for c in json_data['repositories']:
    print("Image: %s" % c)

5. Get a list of tags for an image using REST

イメージ名が分かれば、各イメージのタグの一覧を再帰的に取得できます。以下のスニペットはPythonで記述した例です。
docker_image_tag_url = "http://internal-docker-reg.us.oracle.com:5000/v2" + image_name + "/tags/list"
r = requests.get(docker_image_tag_url, verify=False)
image_tags = r.json()
以下のような結果になるでしょう。
{u'name': u'openstack/ol-openstack-aodh-api', u'tags': [u'3.0.1.latest', u'3.0.1.90', ... ]}
再度申し上げますが、パースは非常に簡単です。

6. Pull the image to local registry

続いて、関心のあるタグに基づいてイメージをPull Downします。
docker pull http://internal-docker-reg.us.oracle.com:5000/v2/openstack/ol-openstack-aodh-api:3.0.1.153
docker save コマンドを使い、tarballの形式でイメージのローカルコピーも作成しました。
docker save internal-docker-reg.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-aodh-api:3.0.1.153 | gzip -c > openstack/ol-openstack-aodh-api.tar.gz

7. Running a Docker registry instance


お持ちのDockerイメージを外部アクセス可能にしたい場合、 docker.io からレジストリのDockerイメージをPullし、実行する必要もあります。
docker pull registry:2
docker run -d -p 5000:5000 --restart=always --name=registry registry:2
docker ps commandコマンドを使うと実行中のDockerコンテナがあることがわかります。
docker ps
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                    NAMES
3e03011bb4a5        registry:2          "/entrypoint.sh /etc/"   5 weeks ago         Up 5 weeks          0.0.0.0:5000->5000/tcp   registry

8. Republish your Docker images

最後に、ローカルレジストリ中のイメージにタグを付け、レジストリに入れる必要がありますが、この手順ではイメージIDが必要なので、以下のコマンドでイメージIDを取得しました。
docker images --format="{{.ID}},{{.Repository}}"
この結果、以下のような簡単にパースできるデータが出てきます。
5d289275c280,ca-openstack-docker-reg.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-neutron-base
393d7c702a00,ca-openstack-docker-reg.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-ironic-base
cc52d8d76395,ca-openstack-docker-reg.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-ceilometer-base
...
この後、イメージにタグを付け、レジストリ・インスタンスにPushすることができます。
docker tag 5d289275c280 http://mynewhost.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-neutron-base:3.0.1.153
docker push http://mynewhost.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-neutron-base:3.0.1.153

そして、単純なforループですべてのイメージをPythonで大規模に処理しました。
最終的に以下のようなリストになります。
docker images
REPOSITORY                                                          TAG        IMAGE ID      CREATED      SIZE
mynewhost.us.oracle.com:5000/openstack/ol-openstack-neutron-base    3.0.1.113  751f286bc25e  4 months ago 958 MB
...
この段階に到達すると、この新しいホスト mynewhost.us.oracle.com にすべてのDockerイメージが再公開されます。これはつまり、他のクライアントが私の内部サーバーから簡単にpullできるということです。

[Java] Opening Up Java EE

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/theaquarium/opening-up-java-ee

Java EE 8は進捗しており、仕様はほぼ完成し、今年夏にリファレンス実装を提供する予定です。Java EE 8の提供とJavaOne 2017カンファレンスが近づくにつれ、変化する業界や技術の要求に対応するため、Java EEをどのように開発すべきかを再考する機会があると考えています。

Java EEは、非常に成功しています。互換実装による競争があり、個々のテクノロジが幅広く採用され、フレームワークやツールの巨大なエコシステムができあがっており、無数のアプリケーションがエンタープライズとエンドユーザーに価値をもたらしています。しかし、Java EEコミュニティの参加によりオープンソースでJava EEは開発されていますが、他のオープンソースコミュニティと比較して、プロセスがアジャイルでなく、柔軟性がなく、オープンでないように見られることが多々あり、改善したいと考えています。

現在Java EE 8リリース後にJava EE開発プロセスをどのように改善することができるかについて議論しています。参照実装やTCK (test compatibility kit) を含むJava EEテクノロジーをオープンソース・ファウンデーションに移行することが正しい次の一手であり、よりアジャイルなプロセスを採用し、より柔軟なライセンス供与の実行や、ガバナンスプロセスの変更を実施できると考えています。私たちはコミュニティ、ライセンシー、そしていくつかの移行先のファウンデーション候補と共に、Java EEをこの方向に進めることができるかどうかを見極めるためにこの可能性を模索する計画です。

我々は、開発者、エンドユーザー、顧客、技術消費者、技術貢献者、パートナー、ライセンシーに対する継続的な義務を果たす腹づもりですし、既存のJava EE実装とJava EE 8の将来の実装をサポートする予定です。今後もJava EEテクノロジの進化に引き続き参加していきます。しかし、我々は、プラットフォーム・リードとして単一ベンダーに依存しない、よりオープンなプロセスによって、より多くの方々の参加と革新を促し、コミュニティにとって最善の利益になると考えています。

この方向性に対する意見やコメントをご希望の場合は、 feedback@javaee.groups.io までご連絡ください。このアプローチを詳細検討していくにつれて適宜最新情報を提供していきます。

この方針によるWebLogic Serverへの影響については、以下のエントリをご覧ください。
WebLogic Server and Opening Up Java EE
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/weblogic-server-and-opening-up-java-eehttps://orablogs-jp.blogspot.jp/2017/08/weblogic-server-and-opening-up-java-ee.html

Safe Harbor Statement

The preceding is intended to outline our general product direction. It is intended for information purposes only, and may not be incorporated into any contract. It is not a commitment to deliver any material, code, or functionality, and should not be relied upon in making purchasing decisions. The development, release, and timing of any features or functionality described for Oracle’s products remains at the sole discretion of Oracle.

[Java, WLS] WebLogic Server and Opening Up Java EE

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/weblogic-server-and-opening-up-java-ee

Oracleは先ほど、Java EE 8リリース後、Java Enterprise Edition (Java EE) テクノロジーをオープンソースファウンデーションに移行することを検討していると発表しました。
Opening Up Java EE
https://blogs.oracle.com/theaquarium/opening-up-java-ee
これは、よりアジャイルなプロセスの採用、柔軟なライセンス供与の実行、ガバナンスプロセスを変更して業界やテクノロジーの需要・要望に対してレスポンスをあげることを意図しています。この領域で進展があれば最新情報をご提供する予定です。

WebLogic ServerはJava EE標準をサポートしているため、WebLogic Serverをご利用の皆様は、この発表が自分たちにどのような意味があるのかと思ってらっしゃるかもしれません。端的に言うと、直近の影響はありません。引き続き我々は既存のWebLogic Serverリリースをサポートし続けますし、WebLogic ServerベースのOracle Cloud Serviceを提供し続けます。そして、将来WebLogic Serverの新リリースを提供する予定です。

WebLogic Serverご利用のお客様の中には、現在古い製品バージョン、例えば10.3.x (Java EE 5) や 12.1.x (Java EE 6) をお使いの方もいらっしゃいますが、こうしたお客様も引き続きサポートしていきます。また、より新しいWebLogic ServerやJava EEバージョンへのアップグレードパスが用意されています。

WebLogic Serverのお客様の中には、以前のブログエントリで説明した差別化機能を備えた、WebLogic Server 12.2.1.X(Java EE 7)を採用されていらっしゃいます。
Announcing Oracle WebLogic Server 12.2.1
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/announcing-oracle-weblogic-server-1221
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2015/10/announcing-oracle-weblogic-server-1221.html
近い将来、新しい12.2.1.XパッチセットリリースであるWebLogic Server 12.2.1.3をリリースする予定です。これについての詳しい情報はしばしお待ちください。

Java Cloud Serviceやその他のPaaSやSaaS製品を通じて、Oracle CloudでWebLogic Serverを引き続き活用していきます。
Oracle Java Cloud Service
https://cloud.oracle.com/ja_JP/java
また、Kubernetes/Dockerクラウド環境でWebLogic Serverを実行するための新しい統合機能にも投資しています。

最後に、我々は来年(2018年)、Java EE 8の新機能(HTTP/2のサポートやJSON processingやRESTサポートの改善を含む)をサポートするWebLogic Serverの新リリースを計画しています。Java EE 8の新機能の詳細情報は、以下のブログをご覧ください。
The Aquarium
https://blogs.oracle.com/theaquarium/
まとめますと、WebLogic Serverのお客様は、これからもご利用いただけますし、我々はWebLogic Serverをサポートしてきたという実績もあります。Java EE 8以降の将来のJava EEテクノロジの進化に基づいた、将来の潜在的なリリースに関しては、我々がコミュニティとしての進め方に依存していますが、Oracleがサポートしつつ、これらのテクノロジーがコミュニティ主導で堅牢な進化となることを願っています。このトピックについては今後アップデートがありましたらお知らせします。

Safe Harbor Statement

The preceding is intended to outline our general product direction. It is intended for information purposes only, and may not be incorporated into any contract. It is not a commitment to deliver any material, code, or functionality, and should not be relied upon in making purchasing decisions. The development, release, and timing of any features or functionality described for Oracle’s products remains at the sole discretion of Oracle.

[Docker, Database] MySQL Enterprise Edition Now in Docker Store!

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/mysql/mysql-enterprise-edition-now-in-docker-store

MySQL Community Editionの公式Dockerイメージに加え、MySQL Enterprise Editionも公式のDockerイメージがDocker Storeでご利用いただけるようになったことを発表でき、うれしく思っています。
MySQL Community Edition
https://hub.docker.com/r/mysql/
MySQL Server Enterprise Edition
https://store.docker.com/images/mysql-enterprise-server
Docker Store
https://docs.docker.com/docker-store/
これで簡単にMySQL Community EditionやMySQL Enterprise EditionでDockerのパワーを利用できます。
MySQL Community Edition
https://www.mysql.com/products/community/
MySQL Enterprise Edition
https://www.mysql.com/products/enterprise/

What Does All of This Mean?

まず、このニュースをもう少し理解するのに役立ついくつかのコンテキストと一般的な情報を説明します。Dockerはとは以下のソフトウェアコンポーネントを含むコンテナプラットフォームです。
What is Docker?
https://www.docker.com/what-docker
What is a Container
https://www.docker.com/what-container
Dockerを使ったコンテナイメージの使用(プルおよびプッシュ)は、デフォルトでDockerのパブリックコンテナレジストリを使用し、これらのレジストリへのアクセスは、作成したユーザーアカウント(Docker ID)で管理されます。このDocker IDでログインし、クライアントマシンでパブリックレジストリにアクセスするための認証トークンを保持します。
Docker Registry
https://docs.docker.com/registry/#what-it-is
Docker ID accounts
https://docs.docker.com/docker-id/
docker login
https://docs.docker.com/engine/reference/commandline/login/
Dockerは、独立した2個のパブリックレジストリを提供します。
  • Docker Hubまたは "Docker Registry"
    FOSS/Communityコンテナのレジストリで、Docker CLIがデフォルトで使用するものです。以下はコマンドの例です。
    docker run -itd mysql/mysql-server
  • Docker Storeまたは "Docker Trusted Registry"
    エンタープライズおよび商用コンテナのレジストリです。

    So How Would I Use The MySQL EE Container Then?

    最初に、Docker Store、もしくはMySQL Enterprise EditionイメージをサブスクライブしてDocker Trusted Registry内で自身のDocker IDでのコンテナへのアクセスを許可します。その後、(BringYourOwnLicenseモデルなので)前払いは不要であるため、単に”proceeding to checkout”をクリックして手続きを進めます。必要な情報を指定すると、コンテンツとコンテナへのアクセスが登録・承認済みされ、Docker IDに関連付けられます。
    これでアクセスが承認されたので、以下のdockerコマンドを実行してMySQL Enterprise Editionを起動、利用できます。
    docker run -itd store/oracle/mysql-enterprise-server:5.7
    最後に、Docker Storeで認可・サブスクライブ済みのコンテンツを以下のURLで確認できます。
    https://store.docker.com/profiles/{DockerID}/content 
    さらに、docker imagesコマンドを使って、自身のホスト上で利用可能なローカルイメージを確認できます。
    docker images
    http://docs.docker.com/engine/reference/commandline/images/

    Summary

    Dockerの機能と柔軟性をMySQL Enterpriseと組み合わせることができ、嬉しく思います。Docker上でMySQL Enterprise Editionを使い始めるにあたって、正確に理解できる手助けができていればよいのですが、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。原文にコメントを残したり、Twitterでメンションいただいたり、バグを報告したり、My Oracle Supportでサポートチケットを発行したりしてください。
    MySQL Bugs
    https://bugs.mysql.com/
    My Oracle Support
    http://support.oracle.com/
    毎度のことながら、MySQLをご利用いただきありがとうございます!