[Java] Opening Up Java EE - An Update

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/theaquarium/opening-up-ee-update

前回のエントリで、OracleはJava EEテクノロジーをオープンソースファウンデーションに移行し、Java EE標準の進化のプロセスをより迅速、柔軟かつオープンにする計画を始めていると発表しました。プロセスを進めるため、ベンダー、コミュニティメンバー、オープンソースファウンデーションと8月中旬から多くの議論を実施してきました。以下に現在までの進捗状況を纏めます。

まず、この新しい方向性に対するサポートを求めるため、IBMとRed HatというJava EEプラットフォームの最大のコントリビュータに接触しました。Oracle、IBM、Red Hatは、共同でサポート可能なアプローチを改善するために継続的に協調して取り組んでおり、ここまで、この分野でうまく進めてきました。そして、この移行が全当事者にとって成功となるよう、引き続き協力していくことを期待しています。IBMとRed Hat には感謝しています。

第2に、先ほどの提案を改良しました。計画が将来変更の可能性があるという、いつもの警告の下で、我々の意図は以下の通りです。
  • Oracleが主導するJava EEテクノロジ-および関連するGlassFishテクノロジーを、ファウンデーションに再ライセンスする。この中には、RI(Reference Implementation)、TCK(Technology Compatibility Kit)、関連プロジェクトのドキュメントが含まれる。
  • 既存のJava EE 8 TCKに合格する基盤ソース(foundation sources)を使用して、互換実装を構築する能力を実証する。
  • ファウンデーション内でプラットフォームのブランド戦略を定義する。これにはJava EEの新しい名前を決定することも含まれる。既存のjavaxパッケージ名やコンポーネント仕様名が利用できるようにして、既存のJSRの継続性を提供できるようにする予定である。
  • 既存の仕様を進化させ、新しい仕様をプラットフォームに組み込むことが可能なプロセスを定義する。
  • ベンダーだけでなく、開発者や他のコミュニティメンバーを募集し、プラットフォームテクノロジーのスポンサーになってもらい、ファウンデーション内でプラットフォームを進化させることができるようにする。これにはEclipse MicroProfileテクノロジーのプラットフォームへの編入の可能性も含まれる。
  • Java EE 8の完成後速やかに移行できるよう、上記の作業をできる限り速やかに開始する。
第3に、提案を議論するためにいくつかのファウンデーションと面会しました。彼らに時間を取ってもらったこと、そして彼らからのフィードバックとコメントに感謝しています。慎重にレビューした後、私たちは、Eclipse Foundationを、我々の提案を実現するためのファウンデーションとして選択しました。Eclipse Foundationは、Java EEおよび関連テクノロジーに強い経験と関わりがあり、このことは、Java EEの迅速な移行、コミュニティに優しいプラットフォーム進化プロセスの作成、MicroProfileなどの補完的なプロジェクトを活用する上で助けになります。私たちはこのコラボレーションを楽しみにしています。

上記のすべてに加えて、OracleはJava EE 8に移行するライセンシーを含む既存のJava EEライセンシーを引き続きサポートする予定であることをお見知りおきください。Oracleは、WebLogic Serverの既存のバージョンを引き続きサポートし、WebLogic Serverの将来のバージョンでJava EE 8をサポートする予定です。この計画により、既存のJava EE標準を引き続きサポートしながら、よりオープンな環境への進化を可能にすると確信しています。やるべきことがたくさんありますが、正しい方向に進むと信じています。近日中に追加のアップデートをお届けできると思います。

Safe Harbor Statement
The preceding is intended to outline our general product direction. It is intended for information purposes only, and may not be incorporated into any contract. It is not a commitment to deliver any material, code, or functionality, and should not be relied upon in making purchasing decisions. The development, release, and timing of any features or functionality described for Oracle’s products remains at the sole discretion of Oracle.

0 件のコメント:

コメントを投稿