[Java] JDK 8u40 Released!

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/thejavatutorials/entry/jdk_8u40_released

JDK 8u40がリリースされ、ダウンロードできるようになりました。詳細はリリースノートをご覧下さい。
Java SE Downloads
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
JDK 8u40 Update Release Notes
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8u40-relnotes-2389089.html

Java Tutorial Updates

Java Tutorialがアップデートされ、Javaパッケージングツールを使った自己完結型アプリケーションを生成する方法を説明するデプロイメントの枠で新たな内容が追加されています。自己完結型アプリケーションとは実行に必要なJREが含まれているJavaアプリケーションのことです。これらのアプリケーションをユーザのローカルドライブにインストールし、ネイティブアプリケーションと同様の方法で立ち上げます。詳しくは以下のページをご覧下さい。
The Java™ Tutorials
Lesson: Deploying Self-Contained Applications
http://docs.oracle.com/javase/tutorial/deployment/selfContainedApps/index.html

JDK Tools Enhancements

JDK 8u40では多くの機能強化が図られています。詳細は以下のページからどうぞ。
Tools Enhancements in JDK 8
http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/tools/enhancements-8.html

JavaFX Enhancements

JDK 8u40から、JavaFXコントロールが機能強化され、Assistiveテクノロジーをサポート、つまりJavaFXコントロールがアクセシビリティ機能を持つようになりました。さらに、パブリックAPIが提供され、開発者が自信でアクセシビリティ機能を持つコントロールを作成することができるようになっています。
アクセシビリティ機能のサポートはWindows、Mac OS Xで提供しており、以下の機能を含みます。
  • スクリーンリーダによるJavaFXコントロールの読取りサポート
  • JavaFXコントロールがキーボードを使ってトラバースできる
  • 特別な高コントラストモードをサポートし、コントロールがユーザにより認知しやすく
JDK 8u40には、新たなJavaFX UIコントロールも含まれています。スピン・コントロール(Spinner Control)、フォーマット済みテキストのサポート、アラート・ダイアログの標準セットなどです。

Spinner Control

Spinner は1行のテキストフィールドで、ユーザが、並べられたものから一つの数値もしくはオブジェクトを選択できるようにする単一行のテキストフィールドです。詳細については、javafx.scene.control.SpinnerクラスのJavaDocを参照してください。
Spinner (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/Spinner.html

Formatted Text

新しい TextFormatter クラスは、(例えば、TextField や TextAreaといった)  TextInputControl のサブクラスに対しテキストを整形機能を提供します。詳細については、javafx.scene.control.TextFormatterクラスのJavaDocを参照してください。
TextFormatter (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/TextFormatter.html

Dialogs

Dialog クラスを使うと、アプリケーション固有のカスタムダイアログを作成することができます。さらに、 Alert クラスは Dialog の拡張で、数多くの事前ビルド済みのダイアログ・タイプのサポートを提供しており、これを使うと、簡単にユーザーに対して応答を要求する返すダイアログを表示することができます。詳細については、以下のAPIのJavaDocを参照してください。
Dialog (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/Dialog.html
Alert (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/Alert.html
TextInputDialog (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/TextInputDialog.html
ChoiceDialog (JavaFX 8)
http://docs.oracle.com/javase/8/javafx/api/javafx/scene/control/ChoiceDialog.html

Commercial Features

Application Class Data Sharing (AppCDS)

Application Class Data Sharing (AppCDS、アプリケーションクラスデータ共有)は、CDSを拡張したもので、これを使うと、標準拡張ディレクトリと共有アーカイブのアプリケーション・クラスパスからクラスを配置することができます。これは、商用機能であり、実験的なものではありません(javaツールのドキュメントの記載とは異なります)。Java起動ツールのページで、 -XX:+UseAppCDS オプションの項を参照してください。
Java Platform, Standard Edition Tools Reference
http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/tools/unix/java.html

Cooperative Memory Management

JDK 8u40より、 "memory pressure"の記法がJDKに追加されました。Memory pressureとは、システムの全メモリ利用量(RAM)を表記するプロパティです。memory pressureが高いほど、早期にシステムのメモリが枯渇します。
増加したmemory pressureへの反応として、JDKはメモリ利用量を削減しようとします。これは主としてJavaヒープサイズを削減することにより実施します。このJDKがメモリ使用量を削減するというアクションは、結果としてパフォーマンスを低下させる可能性がありますが、これは意図的にそうしています。
0(pressureなし)から10 (ほとんどメモリがない)までの基準を使い、JMX MXBeanを通じてアプリケーションがpressureレベルを指定します。この機能を有効にするには、jdk.management.cmm.SystemResourcePressureMXBean を登録する必要があります。その設定後、memory pressureは"MemoryPressure"属性を使って設定します。
'none'、'low'、'medium'、'high'のうち一つの引数を取る新たなコマンドラインフラグ -XX:MemoryRestriction もご利用いただけます。このフラグを使うと、初期のpressureをJDKで設定することができ、MXBeanを登録していない場合にも有効に作用します。
Cooperative Memory ManagementではG1 GC(-XX:+UseG1GC)が必要です。この機能は -XX:+ExplicitGCInvokesConcurrent と互換性はありません。

New Commercial Flags

商用ライセンスをお持ちの方であれば、新たに2個のVMオプションをご利用いただけます。
  • -XX:+ResourceManagement
  • -XX:ResourceManagementSampleInterval=value (milliseconds)
詳細は java ツールのページを参照してください。
Java Platform, Standard Edition Tools Reference
http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/tools/unix/java.html

New MSI Installer Documentation

Microsoft Windows Installer (MSI) Enterprise JRE Installer Guideがご利用いただけるようになりました。
Java Platform, Standard Edition: MSI Enterprise JRE Installer Guide for Windows
http://docs.oracle.com/javacomponents/msi-jre8/install-guide
このMSI Enterprise JRE Installerは本番環境での利用にあたっては商用ライセンスが必要です。商用機能と商用機能有効化の方法を知りたい方は、以下のページを参照してください。
Oracle Java SE Advanced & Suite Products
http://www.oracle.com/technetwork/java/javaseproducts

Java Flight Recorder(JFR) Enhancements

Java Flight Recorderを実行時に有効化することができるようになりました。詳細は、Java Flight Recorder Runtime Guideを参照してください。
Java Platform, Standard Edition Java Flight Recorder Runtime Guide
http://docs.oracle.com/javacomponents/jmc-5-5/jfr-runtime-guide/index.html
Java Flight Recorderは、本番環境での利用に際し、商用ライセンスが必要です。商用機能と商用機能有効化の方法を知りたい方は、以下のページを参照してください。
Oracle Java SE Advanced & Suite Products
http://www.oracle.com/technetwork/java/javaseproducts

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