[Java] Java 11がリリースされました

まずは、お約束の文言から。
このエントリは個人の見解であり、所属する会社の公式見解ではありません。
Opinions expressed in this blog entry is my personal one and does not represent the official opinion of my employer.
US時間の2018年9月25日、Java 11がリリースされました。新しいリリースサイクルになって最初のLTS(Long Term Support)リリースです。

ダウンロード

OpenJDKのOracleビルド、Oracle JDKは以下からダウンロードできますが、OTNからダウンロードできるOracle JDKはライセンス条項に記載の通り、商用環境では利用できません。(医薬品ではありませんが)よく読んでお使いください。
Oracle Technology Network License Agreement for Oracle Java SE
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/terms/license/javase-license.html
OracleがビルドしたOpenJDK
JDK 11 General-Availability Release
http://jdk.java.net/11/
Oracle JDK
My Oracle Support
https://support.oracle.com
Oracle Software Delivery Cloud
https://edelivery.oracle.com
Oracle Technology Network
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

ドキュメント

以下からアクセスできます(英語)。
JDK 11 Documentation
https://docs.oracle.com/en/java/javase/11/ 
Booksから辿ると各ドキュメントに到達しやすいかもしれません。
JDK 11 Documentation - Books
https://docs.oracle.com/en/java/javase/11/books.html

新機能

Early Access Buildをお使いのコミュニティの皆様方がすでに纏めてらっしゃいますが、YouTubeのJavaチャネルにも主要な新機能を説明する動画がUpされています。

Introduction to the Java 11 HTTP Client


Road to the Java 11 HTTP Client


Z Garbage Collector (ZGC)


JEP 323: Local Variable Syntax for Lambda Parameters


Handling Response Data with the Java 11 HTTP Client


Transport Layer Security (TLS) 1.3


費用、セキュリティ修正などの提供

再三にわたって記載してきたのですでに皆様ご存知かと思います。今回で4度目になりますが纏めておきます(他社製品や他社によるOpenJDKビルドに関してはコメントしません)。
  • OracleがビルドしたOpenJDK
    • 開発環境、本番環境を問わず無償利用可能
    • GNU General Public License, version 2 with the Classpath Exception(GPLv2+CE)
    • 機能リリース(Feature Release)のサイクルに従うため、リリース後6ヵ月でEoL
    • 6ヵ月中2回のセキュリティアップデートのリリース(1月と4月、もしくは7月と10月)
    • 製品機能の問合せはコミュニティへ
  • Oracle JDK
    • OTNからダウンロードしたバイナリは、Oracle Technology Network License Agreement for Oracle Java SEの範囲において無償利用可能、それ以外はOracleとのサポート契約が必要
    • Oracle Binary Code License Agreement for the Java SE Platform Products and JavaFX(BCL)
    • LTSリリースのみ、3年ごとにリリース(次回のLTSはJava 17を予定)
    • 年4回のセキュリティアップデートのリリース(1月、4月、7月、10月)
    • サポート期間はOracle Supportのポリシーに従う(Premier 5年、Extended 3年の少なくとも8年間はアップデートリリースを提供)
      Lifetime Support Policy
      https://www.oracle.com/jp/support/lifetime-support/index.html
    • Javaサポートの契約方法
      • Java SE Advanced/Suite(従来から提供しているもの)もしくはJava SE Subscription
      • Oracle製品やサービスのライセンスを購入されている場合、サポート費用はライセンスサポートに含まれるため、別途契約は不要
      • Oracle CloudでJavaを利用するサービスを使っている場合、サブスクリプション費用にサポート費用が含まれているため、追加費用は不要
是非進化したJavaをお試しください。新機能を試してブログにまとめたり、発表いただいたりしてもらえると非常にうれしく思います。

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