https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/update_your_java_version_easily
ZDT Patching(Zero Downtime Patching)のもう一つのすばらしい機能として、WebLogic Server実行に使っているJavaのバージョンのアップデートが簡単にできる、というところです。Javaのセキュリティパッチを最新にするのは、非常に重要な継続的な作業です。ZDT Patchingが導入されるまでは、すべての管理対象サーバをJavaの新バージョンに移行するのは簡単ではありませんでした。しかし、ZDT Patchingを使うと、これがシンプルな2段階の手続きで実現できます。
まず最初に、アップデートされたバージョンのJavaをアップデート対象のすべてのノードにインストールします。この作業は手作業であったり、エンタープライズソフトウェアのインストール管理用ソフトウェアを使うことで可能です。この作業は実行中のサーバに影響を及ぼさないので、計画メンテナンス以外のタイミングで実行できます。ご注意頂きたいのは、以下の2点です。
- 新しいバージョンのJavaをインストールする際に、既存のJavaのインストールディレクトリを上書きしてはいけません。
- 新規ディレクトリはすべてのノードで同じでなければなりません
この例では、管理サーバが、Cluster1というクラスタ内の各ノードを順に再起動するよう調整するためにrollOutを起動しています。管理対象サーバや指定ノードのノードマネージャは停止し、Java実行ファイルへのパスのアップデートを実施します。その後、このrolloutが管理対象サーバとノードマネージャを新しいJavaのパスを使って起動します。rolloutJavaHome(“Cluster1”, “/pathTo/jdk1.8.0_66”)
実に簡単ですね!
Zero Downtime Patchingを使ったJavaのアップグレードに関する詳細は、以下のドキュメントをご覧ください。
Oracle® Fusion Middleware Administering Zero Downtime Patching Workflows 12c (12.2.1)
Overview: Rolling Out a New Java Version
http://docs.oracle.com/middleware/1221/wls/WLZDT/intro.htm#WLZDT162
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