https://blogs.oracle.com/WebLogicServer/entry/oracle_weblogic_server_12_21
Oracle WebLogic Server 12.2.1はDockerコンテナ上での動作を保証しています。この動作検証・保証の一環として、Oracle WebLogic Server 12.2.1インストールイメージとOracle WebLogic Serverドメインイメージを作成するためのDockerファイルをGitHubにUpしました。
WebLogic on Dockerこれらのイメージは既存のOracle Linuxイメージの拡張として構築されています。
https://github.com/oracle/docker/tree/master/OracleWebLogic/
oraclelinux - Docker Hubこれを使う上での助けとなるよう、使い始めるにあたってのサンプルとして、DockerfilesとスクリプトをGitHubにアップしました。
https://registry.hub.docker.com/_/oraclelinux/
Dockerはユーザーが分散アプリケーションをビルド、パッケージ、リリース、実行することができるプラットフォームです。
DockerDockerユーザーは自身が作成したアプリケーションや依存するライブラリやファイルをDockerイメージに固めます。DockerイメージはLinux環境で配布できる可搬性のあるアーティファクトで、この配布イメージを使ってコンテナを始動することができ、これによって同一ホストのOS上の別のコンテナ上で動作する別のアプリケーションとは分離して、アプリケーションを実行することができます。
https://www.docker.com/
下表は種々のWebLogic Serverバージョンで動作保証されている組み合わせです。Dockerイメージを構築する場合には、これらのOracle WebLogic Server、JDK、Linux、Dockerのバージョンの組み合わせを使うことができます。
Oracle WebLogic Serverのバージョン | JDKのバージョン | ホストOS | カーネルバージョン | Dockerのバージョン |
---|---|---|---|---|
12.2.1.0.0 | 8 | Oracle Linux 6 UL 6+ | UEK Release 3 (3.8.13) | 1.7+ |
12.2.1.0.0 | 8 | Oracle Linux 7 UL 0+ | UEK Release 3 (3.8.13) Or RHCK 3 (3.10) | 1.7+ |
12.2.1.0.0 | 8 | RedHat Linux 7+ | RHCK 3 (3.10) | 1.7+ |
12.1.3.0.0 | 7/8 | Oracle Linux 6 UL 5+ | UEK Release 3 (3.8.13) | 1.3.3+ |
12.1.3.0.0 | 7/8 | Oracle Linux 7 UL 0+ | UEK Release 3 (3.8.13) Or RHCK 3 (3.10) | 1.3.3+ |
12.1.3.0.0 | 7/8 | RedHat Linux 7+ | RHCK 3 (3.10) | 1.3.3+ |
RHCKとあるのは、Red Hat Compatible Kernel(Red Hat互換カーネル)の略です。
この表に記載されている以外のLinuxホストで動作する、動作保証されているDockerコンテナのOracle WebLogic Serverをサポートします。ただし、Kernel 3.8.13以上でDockerコンテナをサポートするものに限ります。詳しくはSupport Statementをご覧ください。
Support for Oracle WebLogic Server Running in Docker Containers on Non-Certified Linux Host Operating Systems (Doc ID 2017945.1)現在のOracle WebLogic Serverのサポート対象構成に関する詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=2017945.1
Supported Virtualization and Partitioning Technologies for Oracle Fusion MiddlewareこれらのDockerfilesとスクリプトを使って、一つのホストOSもしくはVM上で動作する、開発、本番の両環境を含めて、クラスタ構成および非クラスタ構成のOracle WebLogic Serverのドメインを作成できます。 生成されたドメインの各サーバはそれぞれDockerコンテナで動作します。他のサーバと必要に応じて通信することができます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/oracleas-supported-virtualization-089265.html
アプリケーションやサービスのコンテナ化は”Docker-way”に沿ったトポロジであり、このトポロジはすべてのリソース、共有ライブラリやデプロイメントを含む管理サーバのみを実行するよう設計されたコンテナで構成されています。これらのDockerコンテナは、すべて単一の物理または仮想サーバーのLinuxホスト、もしくは複数の物理または仮想サーバのLinuxホスト上に置くことができます。WebLogic Serverドメインを持つイメージを作成するためのGitHub上のDockerfilesを使い、これらの管理サーバコンテナを起動することができます。
Dockerfilesやスクリプトの使い方に関するドキュメントは、OTNのホワイトペーパーをご覧ください。
Oracle WebLogic Server on Docker ContainersOracle WebLogic Serverのビデオとデモでは、当社の動作検証作業の成果を紹介し、Dockerコンテナ上で動作するWebLogic Server 12.2.1のデモをご覧いただけます。
http://content.oracle.com/site/pd/fmw/products/CAF/weblogic-server/cnt2359150.pdf
WebLogic 12.2.1 on Docker ContainersDockerコンテナでWebLogic Serverの異なる構成を実行された際のフィードバックをお待ちしております。
https://www.youtube.com/watch?v=cgf8wzXnmb4
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