[Solaris] Oracle Solaris 11.2 and Oracle Solaris Cluster 4.2 Now Available

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/solaris/entry/oracle_solaris_11_2_released

Oracle Solaris 11.2が完全にリリースされました(つまりGAです)。これにより、ずっと多くのすてきな機能を利用できます。
Oracle Solaris 11.2 Now Generally Available
http://www.oracle.com/us/corporate/press/2254736
4月のローンチイベントから多くの記事が執筆されてきましたが、一歩引いて意味を検討してみましょう。
Oracle Solaris 11.2: All the Posts
https://blogs.oracle.com/solaris/entry/solaris_11_2_bloglist
Oracle Solaris 11.2 Launch
http://oracle.com/goto/solaris-11-2

“Zero to Cloud” in minutes


このリリースに関する多くの記事は、OpenStackに関するものでしたが、いったいどれほどお客様のお役に立つのでしょうか。
Oracle Joins OpenStack Foundation; Plans for Oracle Solaris Announced
https://blogs.oracle.com/solaris/entry/solaris_and_openstack
まず第一に、OpenStack自体は非常に魅力的な機能であり、コンピュートリソース、ネットワークリソース、ストレージリソースを一つの管理ペインから展開・管理するオープンかつ相互運用可能な手段なので、Oracle Solarisに非常に多くの能力を増強します。
OpenStack Open Source Cloud Computing Software
http://www.openstack.org/
しかしながら、Oracle SolarisとOpenStack(ちなみに"Havana"です)の組み合わせが本当に光るポイントは、以下の3方向の密な統合にあります。
  • Oracle Solarisの既存もしくは新しい基盤機能との統合
  • Oracleスタックとの統合
  • OpenStackプロジェクトに参画する、文字通り数多ある他社が出している製品との統合
OpenStack Havana Release
http://www.openstack.org/software/havana/ 
それではこの統合を使って、その他のSolaris 11.2の新機能と、どのようにすることの統合を使用してみましょう、そしてどのような関係にあるのかをご紹介しましょう。

Unified Archives


11.2では個人的にはSolaris 10以後最も進化したプロビジョニング、インストール、ソフトウェアメンテナンスの分野、手短に言えば「ソフトウェアライフサイクル」の分野で、新たな機能が追加されています。

IPS、AIや完全に統合されたブート環境を有することで、以前のSolarisから非常に大きく進化しています。他社が提供しているものに対しはるかに先行しています。End-to-Endの配信およびサービス環境の維持をシンプルかつ迅速にすすめることができます。

Unified Archives機能はこのリストに値する追加機能です。お客様に単一のシステムアーカイブでネット経由もしくはローカルで起動され、物理環境または仮想環境のいずれかにインストールすることができる、そんなアーカイブを作成する機能を提供します。
Introducing Unified Archives in Solaris 11.2
https://blogs.oracle.com/maineoffice/entry/introducing_unified_archives_in_solaris
このすべてが深くOpenStackのイメージサービスであるGlanceと密に統合されています。つまり、OpenStackユーザーは、同じ標準管理ツールや他のプラットフォームのAPIを使って、瞬時にOracle Solarisが提供する最も洗練された機能にアクセスできるということです。

Kernel Zones


Oracle Solarisの組み込み仮想化機能は柔軟性が向上しました。
Oracle Solaris 11 Virtualization Technology
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/technologies/virtualization-306056.html
Install a kernel zone in 3 steps
https://blogs.oracle.com/zoneszone/entry/install_a_kernel_zone_in
計り知れないスケーラビリティのメリットを犠牲にせずに、個々のZoneを基盤のグローバル環境からさらに分離することができます。Zonesには個々の別のカーネルインスタンスを有し、個別に更新、グローバルZoneや他のZoneとは異なるバージョンレベルで実行できます。将来これは他のメリットを提供することになるでしょう。詳細は後ほど。

OpenStack computeスケジューラ(Nova)は、Oracle Solarisに組み込まれた仮想化機能を活用して、ベアメタルや利用可能な仮想化のさまざまなオプションをプロビジョニングしたり更新したりすることができます。

SDN - Elastic Virtual Switch


Oracle Solaris 11でSoftware-defined networking (SDN)を強化しました。
Oracle Solaris SDN and Network Virtualization
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/technologies/networkvirtualization-312278.html
Oracle Solaris 11.2で、Elastic Virtual Switchを導入しました。これにより、物理システムや仮想システムの集合全体に対しSDNの機能を拡張することができます。
Solaris 11.2 Networking Overview: Application-Driven SDN and Beyond
https://blogs.oracle.com/droux/entry/solaris_11_2_networking_at
ここでもOpenStackのNeutronコンポーネントを使って管理することができ、Oracle Solaris Zonesと完全に統合されています。

そしてさらによいこととして、より上位アプリケーション層と紐付いています。クラウド環境全体でサービスレベルを定義することができるため、Oracle DatabaseやJavaアプリケーションはネットワークの利用方法を定義することができます。これはネットワーク構成をシンプルにするだけでなく、管理性およびハードウェア要件をも簡素化します。サービス展開のライフサイクルで、調達コストとサポートコストの両方を削減します。

Security and Compliance


セキュリティについて、Oracle Solarisは定評がありますが(ま、当然なのですが)、OSの基本的な部分として、コンプライアンスフレームワークを追加するという、数年前に作成した重要な「ライフスタイル」の選択肢には、数多くの機能が追加されています。Oracle Solaris 11.2では、SCAP基準やプロトコルスイートに基づいて、complianceコマンドを導入しています。
Compliance reporting with SCAP
https://blogs.oracle.com/darren/entry/compliance_reporting_with_scap
これを使うと、セキュリティ・コンプライアンスベンチマークに基づき、事前構成済みのアセスメントを実行することができます。PCI-DSSや弊社社内推奨標準に基づく事前構成済みのベンチマークが含まれています。これらを貴社環境に合わせてカスタマイズできます。

また、「Immutable Zones」というコンセプトに対し、注目すべき拡張が追加されました。Immutable ZonesとはZoneに読み取り専用のルート環境を提供することで、基本的に「改ざん防止」することができるものですが、Oracle Solaris 11.2では、グローバルゾーンにこの概念を拡張しています。
Solaris 11.2: Immutable Global Zone
https://blogs.oracle.com/casper/entry/solaris_11_2_immutable_global
そしてもちろん、これはOpenStackを通して活用することができるように設計され統合されています。
OpenStack Security integration for Solaris 11.2
https://blogs.oracle.com/darren/en_GB/entry/openstack_security_in_solaris

Is that all?


もちろんもっとあります。ZFSテクノロジーとOpenStackの統合により、クラウドデータ管理がよりシンプルかつ信頼性を高め、さらに非常にスケーラブルになります。PuppetやChefといったより多くの標準な管理機能を追加しています... おっと、Oracle Solaris Cluster 4.2についてお話していませんでしたね。
Oracle Solaris Cluster 4.2
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris-cluster/
まだベータ版でOracle Solaris11.2を試していないのであれば、今が腰を据えて学習するタイミングですよ。
Oracle Solaris 11
http://oracle.com/solaris

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