https://blogs.oracle.com/middleware/entry/changing_memory_settings_and_jvm
メモリ設定の増加、減少、Sun HotSpotとJRockitの入れ替えに関する設定についていろいろなブログで紹介されています。このエントリでは、この手のリファレンスはよくありますが、あまりブログにまとめられていない、以下の観点ででまとめてみよう、と思います。
- メモリ設定の変更
- JVMプロバイダの置き換え
- ノードマネージャのサポート
このエントリでは、Startup Scripts for Weblogic and SOA Suiteというエントリで作成したスクリプトを利用することにします。
Startup Scripts for Weblogic and SOA Suite (Fusion Middleware Blog)まず、JVMのメモリ設定を変更しましょう。これはsetSOADomainEnv.sh/cmdスクリプトで実施します。
https://blogs.oracle.com/middleware/entry/startup_scripts_for_weblogic_and_soa_suite
バックアップをとってから、変更のためにファイルを開きましょう。
<MW_Home>/user_projects/domains/soa_domain/bin/setSOADomainEnv.sh
以下の行を探します。これらの行をコメントアウトして、以下の行を直後に入れていきます。DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx1536m"
環境次第では、JRockit Homeを追加しなければならない場合があります。この場合はsetDomainEnv.sh/cmdに対して設定します。同じようにバックアップをとってから、以下のファイルを開きましょう。#DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" #PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx1536m" if [ "${SERVER_NAME}" = "" ] || [ "${SERVER_NAME}" = "soa_server1" ]; then DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" PORT_MEM_ARGS="-Xms2048m -Xmx2048m" elif [ "${SERVER_NAME}" = "" ] || [ "${SERVER_NAME}" = "AdminServer" ]; then DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx768m" elif [ "${SERVER_NAME}" = "" ] || [ "${SERVER_NAME}" = "bam_server1" ]; then DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx768m" elif [ "${SERVER_NAME}" = "" ] || [ "${SERVER_NAME}" = "osb_server1" ]; then DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms512m -Xmx1024m" PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx768m" else DEFAULT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx768m" PORT_MEM_ARGS="-Xms768m -Xmx768m" fi
<MW_Home>/user_projects/domains/soa_domain/bin/setDomainEnv.sh
BEA_JAVA_HOME
の値を確認し、JRockitのインストール先を向いていることを確認しましょう。ノードマネージャからSOA環境を起動しているので、ノードマネージャプロパティファイルを変更する必要があります。BEA_JAVA_HOME="/u01/jrockit/jrockit-jdk1.6.0_37-R28.2.5-4.1.0" export BEA_JAVA_HOME
<MW_Home>/wlserver_10.3/common/nodemanager/nodemanager.properties
StartScriptEnabled
をtrue
に設定していることを確認しましょう。JRockitで起動する場合には、JAVA_HOMEも変更する必要があります。StartScriptEnabled=true
最後にcommEnv.sh/cmdファイルのJAVA_HOMEを変更しましょう。#javaHome=/u01/java/jdk1.6.0_38 javaHome=/u01/jrockit/jrockit-jdk1.6.0_37-R28.2.5-4.1.0 #JavaHome=/u01/java/jdk1.6.0_38/jre JavaHome=/u01/jrockit/jrockit-jdk1.6.0_37-R28.2.5-4.1.0/jre
<WL_Home>/common/bin/commEnv.sh
古いJAVA_ HOMEとJAVA_VENDORをコメントアウトし、JRockitを使うように設定しましょう。つまり、を、以下のように変更します。if [ -z "${JAVA_HOME}" -o -z "${JAVA_VENDOR}" ]; then # Set up JAVA HOME JAVA_HOME="/u01/java/jdk1.6.0_38" # Set up JAVA VENDOR, possible values are #Oracle, HP, IBM, Sun ... JAVA_VENDOR=Sun # PRODUCTION_MODE, default to the development mode PRODUCTION_MODE="" fi
これで環境立ち上げの準備ができました。すべてのサーバーがJRockitで立ち上がりますので、以下のコマンドを実行して確認しましょう。if [ -z "${JAVA_HOME}" -o -z "${JAVA_VENDOR}" ]; then # Set up JAVA HOME #JAVA_HOME="/u01/java/jdk1.6.0_38" JAVA_HOME="/u01/jrockit/jrockit-jdk1.6.0_37-R28.2.5-4.1.0" # Set up JAVA VENDOR, possible values are #Oracle, HP, IBM, Sun ... #JAVA_VENDOR=Sun JAVA_VENDOR=Oracle # PRODUCTION_MODE, default to the development mode PRODUCTION_MODE="" fi
ps -ef | grep soa_server1
クラスパス中にJRockitが入っているはずです。
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