https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/introducing-fault-domains-for-virtual-machine-and-bare-metal-instances
アベイラビリティ・ドメイン内のOracle Cloud Infrastructure仮想マシンおよびベアメタルコンピューティング・インスタンスの可用性の管理と向上のための新しい方法である障害ドメイン(fault domains)が導入されました。
現在、アベイラビリティ・ドメインを使用して、仮想マシン(VM)やベアメタル・インスタンスを単一のリージョン内の複数のアベイラビリティ・ドメインドメインに分散することにより、アプリケーションの高可用性を保証しています。アベイラビリティ・ドメインは物理的に分離されており、リソース(電力、冷却装置、ネットワーク)を共有していないため、リージョン内の複数のアベイラビリティ・ドメインが障害を起こすことはほとんどありません。複数のアベイラビリティ・ドメインを使用することで高可用性が保証されるのは、いずれかのアベイラビリティ・ドメインの障害が他のアベイラビリティ・ドメインで実行されているリソースに影響を与えないためです。
単一のアベイラビリティ・ドメイン内でアプリケーションの可用性をより細かく制御したい場合に、障害ドメインを使用して可用性を達成できるようになりました。障害ドメインを使用すると、単一のアベイラビリティ・ドメイン内の異なる物理ハードウェア上にコンピューティング・インスタンスを分散できます。これにより、別のフォールトトレランス(耐障害)レイヤーが導入されます。障害ドメインは、予期しないハードウェアの障害やベースのコンピュータ・ハードウェアのメンテナンスによるアプリケーションの停止を防ぐことができます。さらに、障害ドメイン内ですべてのシェイプのインスタンスを起動できます。
Oracle Cloud Infrastructureは、通常、リージョンごとに3個のアベイラビリティ・ドメインが設計されており、各アベイラビリティ・ドメインには3個の障害ドメインがあります。ベースのコンピュータ・ハードウェアのメンテナンスを実行する場合、Oracle Cloud Infrastructureでは、残りの障害ドメインでのインスタンスの可用性を保証するため、あるタイミングで影響を受けるのは1個の障害ドメインのみです。
簡単に使い始めることができます。API、CLI、またはコンソールで新しいコンピューティングインスタンスを作成すると、インスタンスを配置する障害ドメインを指定できます。障害ドメインを指定しない場合、インスタンスはそのアベイラビリティ・ドメイン内の3個の障害ドメインのどれか1個に自動的に配置されます。インスタンス作成後に障害ドメインを変更するには、そのインスタンスを終了して再作成する必要があります。すべての既存のVMインスタンスとベアメタルインスタンスは、アベイラビリティ・ドメイン内の3つの障害ドメイン間に自動的に分散されています。
インスタンスの詳細ページを見ると、障害ドメインの情報がインスタンスの別のメタデータと共に表示されていることがわかります。
Oracle Cloud Infrastructureで障害ドメインを開始するには、以下のページへどうぞ。
Oracle Cloud障害ドメインは、すべてのパブリック・リージョンで利用でき、追加費用は不要です。詳細は以下のリソースをご覧ください。
https://cloud.oracle.com/ja_JP/home
Oracle Cloud Infrastructure Getting Start Guide
https://docs.us-phoenix-1.oraclecloud.com/Content/GSG/Concepts/baremetalintro.htm
Cloud Computing Service - Oracle Cloud Infrastructure
https://cloud.oracle.com/ja_JP/compute
Cloud Computing FAQs - Oracle Cloud Infrastructure
https://cloud.oracle.com/compute/faq
Fault Domains
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/General/Concepts/regions.htm#fault
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