https://blogs.oracle.com/weblogicserver/weblogic-kubernetes-operator-image-now-available-in-docker-hub
Kubernetes環境でのOracle WebLogic Serverドメインの管理を容易にするため、WebLogic Server Kubernetes OperatorのイメージがDocher Hubリポジトリから利用できるようになりました。
oracle/weblogic-kubernetes-operator
https://hub.docker.com/r/oracle/weblogic-kubernetes-operator/
このリポジトリでは、複数のWebLogic Server Kubernetes Operatorのイメージを提供しています。
- Version 1.0(最新版):一般提供されているOperatorのバージョン
- Version develop:最新のリリース前のバージョンのOperatorイメージ
WebLogic Server Kubernetes Operatorのオープンソース化されているコードとドキュメントはGitHubからご覧頂けます。
Oracle Weblogic Server Kubernetes OperatorThe WebLogic Server Kubernetes OperatorはDocker Storeの標準のOracle WebLogic Server 12.2.1.3のDockerイメージを使います。このイメージをImmutableなものとして取り扱い、全ての状態はKubernetes永続ボリュームに格納します。これにより、全てのPodを使い捨てかつ置き換え可能なものとして取り扱うことができ、Dockerコンテナに書き込まれた状態を管理する必要が完全になくなります。
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator
Get Started
The Oracle WebLogic Server Kubernetes Operator has the following requirements:
- Kubernetes 1.7.5+, 1.8.0+, 1.9.0+, 1.10.0 (
kubectl version
で確認) - Flannel networking v0.9.1-amd64 (
docker images | grep flannel
で確認) - Docker 17.03.1.ce (
docker version
で確認) - Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0
$ docker pull oracle/weblogic-kubernetes-operator:1.0
Customize the operator parameters file
WebLogic Server Kubernetes Operatorをインストールスクリプト(kubernetes/create-weblogic-operator.sh
)を使ってデプロイします。このスクリプトへの入力ファイル(kubernetes/create-operator-inputs.yaml
)はターゲットの環境を反映するためにアップデートする必要があります。パラメータをこの入力ファイルに設定しておく必要があります。各パラメータの説明は以下のURLをご覧ください。Kubernetes Operator - Installation
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator/blob/master/site/installation.md
Decide which REST configuration to use
WebLogic Server Kubernetes Operatorでは3個のREST証明書オプションが使えます。- none:RESTサーバを無効化
- self-signed-cert:自己証明書を生成
- custom-cert:他の方法で作成・署名された証明書を提供するメカニズムを提供
Decide which options to enable
WebLogic Server Kubernetes Operatorでは構成ファイルで有効化できるいくつかのオプション機能を利用できます。Load balancing with an Ingress controller or a web server
Kubernetesクラスタで動作するWebLogicドメイン向けにロードバランサプロバイダを選択できます。現在利用可能な機能とサポートされているロードバランサのセットアップ方法は以下のリンクをご覧ください(訳注:原文、ならびにDocker Hubではリンクが間違っていますので、アクセス可能なリンクに書き換えています)。Load balancing with Voyager/HAProxyこれらの制限事項に注意してください。
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator/blob/master/site/voyager.md
Load balancing with Traefik
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator/blob/master/site/traefik.md
Load balancing with the Apache HTTP Server
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator/blob/master/site/apache.md
- HTTP(S)のみをサポートします。他のプロトコルはサポートしません。
- ルートパスルールを各クラスタ用に生成します。DNS名もしくは/以外のURLパスに基づくルールはサポートしません。
- ロードバランサのデフォルトではない構成はこのリリースでは動作しません。デフォルト構成ではラウンドロビンでルーティングします。WebLogic ServerではCookieベースのセッション・アフィニティを利用できます。
Log integration with Elastic Stack
WebLogic Server Kubernetes OperatorはElastic StackのインストールならびにログをElastic Stackにパブリッシュできます。有効化すれば、ElasticsearchとKibanaをデフォルトの名前空間にインストールし、LogstashコンテナをOperator Podに作成します。Logstashを構成し、WebLogic Server Kubernetes OperatorのログをElasticsearchにパブリッシュすると、ログデータはKibanaで可視化ならびに分析出来るようになります。ELKの統合を有効化するには、enableELKintegrationオプションをTrueに設定します。
Deploying the operator to a Kubernetes cluster
WebLogic Server Kubernetes Operatorをデプロイするには、入力ファイルを指定して以下のスクリプトを実行します。./create-weblogic-operator.sh –i /path/to/create-operator-inputs.yaml
What the script does
このスクリプトは以下のアクションを実行します。- 一連のKubernetes YAMLファイルを入力情報に基づいて生成
- Operator用の名前空間を生成
- サービスアカウントを当該名前空間に作成
- Elastic Stack統合が有効化されている場合、Elastic Stack用の永続ボリュームを作成
- 一連のRBACロールとバインディングを作成
- Operatorのデプロイ
- 要求されている場合、ロードバランサをデプロイ
- 要求されている場合、Elastic Stackをデプロイし、LogstashをOperatorのログ用に構成
このスクリプトを使ってKuberenetesクラスタにOperatorをデプロイします。RESTサービスの利用、WebLogic Serverドメインの作成、ドメインの起動などといったデプロイ以後のステップについては、ドキュメントをご覧ください。
今後の計画には、永続ボリュームだけでなくDockerイメージ内のWebLogicドメインを管理可能なWebLogic Server Kubernetes Operatorの機能強化も入っています。Oracle Container Pipelines(Wercker)を使ったKubernetes上のWebLogicデプロイメントのCI/CDを追加する機能拡張や、その他新機能や機能拡張の追加が予定されています。詳細はしばしお待ちください。このアナウンスメントがKubernetes上にWebLogic Serverをデプロイする方法を探している皆様にとって役に立つことを願っています。是非フィードバックをお寄せください。
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