https://blogs.oracle.com/vbcs/a-new-oracle-autonomous-visual-builder-cloud-service-visual-and-coding-combined
Oracle Autonomous Visual Builder Cloud Service (VBCS) の一般提供を発表できうれしく思います。これは組み込み済みの自律的な機能群を持っており、JavaScriptベースのアプリケーションのための、ビジュアル開発&Low-code(コードをほとんどもしくは全く書かない)開発のためのプラットフォームです。
これまでの数年にわたり、VBCSのビジュアル開発のアプローチは、カスタムアプリケーションを構築するためのプラットフォームの、コードを書く必要のない性質を活用した市民開発者に対する非常に魅力的なソリューションでした。
ところが、多くのプロフェッショナルな開発者も、彼らが見たビジュアル開発体験に興味関心を表していましたが、追加機能を求めていました。
具体的には、プロフェッショナルな開発者はビジュアルツールが生成するコードに直接アクセスして変更したり、よりリッチな挙動をするようにカスタムコードで機能追加したりしたい、という要求がありました。
このVBCSの新バージョンでは、VBCSのLow-codeの特性は維持しつつ、直接コードにアクセスして操作するという要求に対応しています。
Visual and Code Based Development Combined
以前のバージョンと同様、ビジュアルWYSIWYGレイアウトエディタでUIを開発できます。既存のVBCSユーザーは、コンポーネントパレットの一連のUIコンポーネントがずっと増えたことに気付くことでしょう。実はOracle JET(OracleのオープンソースJavaScript Extension Toolkit)が提供する全てのコンポーネントにアクセスできるようになりました。Oracle JETさらに、Web-components標準ベースのOracle JETコンポジットコンポーネントアーキテクチャ(CCA)を使い、パレットにより多くのコンポーネントを追加できます。
http://oraclejet.org/
Visual Editorに関して知っておくべきことは、新たに”Code"ボタンが右上部に追加された、ということです。これをクリックすると、プロフェッショナル開発者はページレイアウトを構成するHTMLコードに直接アクセスできるようになります。このコードがピュアなHTML/JavaScript/CSSベースであることがわかって喜んでもらえると思います。これを使ってこれまでの専門知識を生かしてカスタマイズできます。code insight、シンタックスハイライト、ドキュメントへのアクセス、直接ブラウザでコードの再フォーマットなどといったスマートコードエディタの機能を活用して、開発者は直接コードを操作できます。
ビジュアル開発アプローチはページレイアウトに限定されません。ビジネスロジックの定義もできるよう拡張しています。新しいアクションフローエディタでロジック・フローを定義できます。操作のコレクションを使って宣言的な方法で定義できますし、独自の機能のための特定のJavaScriptコードを呼び出すこともできます。
開発者がコードに直接アクセスできるようになったので、Gitとの統合も追加しました。Oracle Developer Cloud Service (DevCS) で提供するプライベートGitリポジトリを使います。
Oracle Developer Cloud ServiceVBCSアプリケーション開発にあたり、チーム開発でIssue追跡、バージョン管理、アジャイル計画やコードレビュープロセスといったDevCSのアジャイルメソドロジーの機能を活用できます。
https://cloud.oracle.com/ja_JP/developer-service
Mobile and Web Development Unified
この新しくなったVBCSを使って、Webブラウザベースのアプリケーション、デバイス上で稼働するモバイルアプリケーション両者間の開発者体験をさらに統合します。同じプロジェクトで両方のタイプのアプリケーションを作成できます。同じ開発方法、アプリケーション・アーキテクチャ、UIコンポーネント、カスタムビジネスオブジェクトや外部RESTサービスへのアクセスを活用できます。
モバイルアプリケーションの開発が終了したら、モバイルデバイスにインストール、テスト、実行するモバイルアプリケーションとしてパッケージングします。Oracle JETが種々のモバイルプラットフォーム用に提供するネイティブLook & Feelを活用できます。
Standard-Based Data Openness
この新しいVBCSを使うと、数回ボタンをクリックすれば、任意のRESTデータソースにVBCSを接続でき、宣言的な方法で外部RESTソースを利用できます。VBCSは標準のSwagger (OpenAPI Spec 2.0)ベースの記述を読み取ることができるので、簡単にRESTデータソースを利用できます。サービスの構造表現の詳細がない場合でも、VBCSの宣言的なダイアログでセキュリティ設定、ヘッダーパラメータやURLパラメータといった任意のサービスへのアクセスを簡単に定義できます。VBCSはサービスからのレスポンス構造の解析やUIでデータアクセスを可能にする変数の作成も簡単です。VBCSを使えば、再利用可能なカスタムのビジネスサービスを定義できることを忘れないでください。VBCSはデータベース・オブジェクトを作成してこれらのオブジェクトに情報を格納し、強力かつセキュアなRESTサービスを提供します。このサービスを使えば、こうしたオブジェクトをVBCSだけでなく外部アプリケーションからもアクセスできます。
Visual Builder Cloud Service Goes Autonomous
今日リリースされたVisual Builder Cloud Serviceには、反復的なタスクを自動化ならびに排除するための自律機能が組み込まれているため、アプリのケーションの設計と開発に専念できます。サービスの設定とプロビジョニングは、たった1個のボタンをクリックするだけで簡単です。必要なのは、サーバーに付ける名前だけです。それが終われば、ボタンをクリックするだけで、すべてを構成します。基盤となるプラットフォームをインストールして設定する必要はありません。サービスは自動的にデータベース、アプリケーションをホストするサーバー、および完全な開発プラットフォームをプロビジョニングします。
この新しいautonomous VBCSは開発・デプロイ環境の管理のための手作業を減らします。サービスをプロビジョニングしたら、パッチの適用、アップデート、バックアップは我々Oracleが実施します。
さらに、autonomous VBCSでは自動的にモバイルアプリケーションの公開基盤をメンテナンスします。ボタンをクリックするだけで、モバイルアプリケーションをiOSやAndroidパッケージにパブリッシュし、データやアプリケーションをホストするスケーラブルなバックエンドサービスにWebアプリケーションをホストします。
But Wait There is More
その他にもこの新しいOracle Visual Builder Cloud Serviceにはたくさんの新機能があります。より速くデリバリしたいと思っている経験豊富なJavaScriptの専門家、JavaScript開発という野生の世界での最初の一歩を踏み出そうとしている開発者、ビジネスアプリケーションを構築しようとするサンデープログラマーのいずれの方々にとっても有用なものが、Visual Builderにはあります。ぜひお試しください。この体験を楽しんでもらえると思っています。
詳細情報やフリートライアルなどについては、以下のURLをどうぞ。
Autonomous Visual Builder Cloud
http://cloud.oracle.com/visual-builder
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