[WLS] Customize your ZDT Patching Workflows Using “Hooks”

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/customize-your-zdt-patching-workflows-using-%E2%80%9Chooks%E2%80%9D

WebLogic Server 12.2.1.3.0で、事前定義済みの場所(拡張ポイント)でフックされ得るユーザー定義のスクリプトを追加することで、既存のパッチ適用ワークフローのロジックを拡張できるという、ZDT Patchingの新機能が利用できるようになりました。これらのユーザー定義スクリプト(extensionとしても知られます)をワークフローとともに実行します。
このカスタムフック機能を使うと、ビジネス要件に固有ではあるものの、基礎のパッチ適用ワークフローに含めるには適切でない任意の追加タスクをワークフローで実行できます。ワークフローの各ノードにチェックを追加して、Oracle Homeのロールアウトに十分なディスク・スペースがあることを確認したり、追加のアプリケーションのデプロイや再デプロイといった管理タスクをワークフローで実行したり、カスタム・ロジックを定義して電子メールでアップグレードの状況を通知するしたり、といったことができます。

この機能では、カスタムスクリプトやリソースを挿入できる、マルチテナントおよび非マルチテナントワークフローのための7個の拡張ポイントを提供します。カスタムフックを実装して、任意のパッチ適用ワークフローを簡単な5ステップで変更しましょう。
  1. 利用可能な事前定義済み拡張ポイントのリストの中から、extension(これは拡張ロジックに他なりません)を実装したいワークフロー内の拡張ポイントを決定します。拡張ポイントは、ワークフローのさまざまなステージで使用できます。例えば、ep_OnlineBeforeUpdateを使用して、各ノードでパッチ適用の処理が始まる前に任意のロジックを実行できます。このep_OnlineBeforeUpdateは、通常、前提条件チェックを実行可能な拡張ポイントです。マルチテナントおよび非マルチテナントワークフローで利用可能な拡張ポイントの完全なリストは、以下のドキュメントをご覧ください。
    Oracle® Fusion Middleware Administering Zero Downtime Patching Workflows 12c (12.2.1.3.0)
    About Extension Points
    https://docs.oracle.com/middleware/12213/wls/WLZDT/customhooks.htm#WLZDT-GUID-FA78C4FC-BB5C-4C3D-A0EE-14FB3AEA685E
  2. 拡張スクリプトを作成してカスタムロジックを定義します。このスクリプトは、UNIXのシェルスクリプトもしくはWindowsのバッチスクリプトです。必要に応じて、スクリプトでこの機能が提供する定義済みの環境変数を使用できます。
  3. extensionConfiguration.json ファイルにextensionを指定します。しかし、この機能を使うと、指定extensionを複数の方法で指定できるため、様々なレベルで柔軟にパラメータのオーバーライドやカスタマイズが可能です。これらのオプションの詳細配下のドキュメントをご覧ください。
    Oracle® Fusion Middleware Administering Zero Downtime Patching Workflows 12c (12.2.1.3.0)
    Specifying Extensions to Modify the Workflow
    https://docs.oracle.com/middleware/12213/wls/WLZDT/customhooks.htm#WLZDT-GUID-04D475B0-DAF4-4140-A417-26F54B55048B
  4. extensionConfiguration.jsonファイルを作成し、拡張スクリプトにカスタムロジックを定義したら、それらを特定のディレクトリ構造を持つJARファイルにパッケージする必要があります。extensionのJARファイルのディレクトリ構造は、ドキュメントに記載があります。この時点で、ロールアウトの前に全ノードにパッチ適用されたOracleホームが配置されるのと類似の方法で、extension JARファイルが全ノードに配置されることを覚えておいてください。
  5. WLSTもしくはWebLogic Server管理コンソールを使ってワークフローを構成し、アップデートのために作成したJARファイルの名前を指定します。
利用可能な拡張ポイントの完全な詳細や、カスタムフック機能の利用方法は、以下のドキュメントをご覧ください。
Oracle® Fusion Middleware Administering Zero Downtime Patching Workflows 12c (12.2.1.3.0)
Modifying Workflows Using Custom Hooks
https://docs.oracle.com/middleware/12213/wls/WLZDT/customhooks.htm#WLZDT-GUID-FA78C4FC-BB5C-4C3D-A0EE-14FB3AEA685E

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