[Java] Diving Into The Modular System

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/java/diving-into-the-modular-system

JDK 9でモジュラーシステムが導入されると、開発者は小さなデバイスやクラウドの別インスタンスなどでの開発のためにJava SEのサブセットを利用することができるようになります。今日、120機能のうち95がJDK 9早期アクセスリリースに搭載されています。早期アクセスリリースをダウンロードしてJDK 9の新機能をテストするよい機会です。
JDK 9 Early Access
http://jdk9.java.net/download
モジュラーシステムはProject Jigsawで完全に説明されています。
Project Jigsaw
http://openjdk.java.net/projects/jigsaw/
JDK 9 Early Access with Project Jigsaw
https://jdk9.java.net/jigsaw/
その目的は、開発者がJava SEおよびJava EE Platformのためのライブラリや大きなアプリケーションをより簡単に構築、メンテナンスできるようにすることです。これは実質的に柔軟性、パフォーマンス、スケーラビリティ、Java Platformのセキュリティを向上します。
JDK 9リリースのスケジュールや機能はJava Enhancement Proposal (JEP) プロセスを通じて提案され、追跡されています。モジュラーシステム自体に関するJEPは、JDKおよびソースコードの両方に影響があります。以下がそのJEPです。
  • JEP 200: The Modular JDK
    モジュール構造を定義するSDK
  • JEP 201: Modular Source Code
    ソースコードのモジュール化
  • JEP 220: Modular Run-Time Images
    モジュラーランタイムイメージの導入
  • JEP 261: Module System
    Java Platform Module Systemの実装。JSR 376で指定されているように、関連するJDK固有の変更や機能強化とともに実装する。
  • JEP 260: Encapsulate Most Internal APIs
    ほとんどのJDK内部APIがデフォルトではアクセスできなくなるが、一部の重要かつ幅広く使われている内部APIは、サポートされる置き換え対象が出てくるまでアクセス可能なまま残す。
作成されたコードやプロセスに変更を加える必要が出てくる新しいツールやAPIを導入されます。以下はそうしたJEPのリストです。
  • JEP 222: JShell The Java Shell (Read-Eval-Print Loop)
    JShellはインタラクティブにJava言語の宣言、ステートメント、式を評価する方法を提供する。
  • JEP 282: Jlink: the Java Linker
    JEP 220に定義されているように、モジュールのセットと依存性をカスタムランタイムイメージに組み立て、最適化する
  • JEP 259: Stack-Walking API
    スタックトレースの情報を簡単にフィルタリングし、遅延アクセスすることができる、スタックをたどるための標準API
  • JEP 269: Convenience Factory Methods for Collections
    Javaプログラミング言語にコレクションリテラルがないことのデメリットを和らげるための、要素数の少ないコレクションやマップのインスタンスを作成できるAPI
  • JEP 264: Platform Logging API and Service.
    プラットフォーム・クラスがAPIを使ってメッセージをログ出力することができる。サービスインターフェースを持つこうしたメッセージのコンシューマのためのサービス・インターフェースも併せて提供する。
  • JEP 247: Compile for Older Platform Versions.
    選択された旧バージョンのプラットフォームで実行できるように、JavacでJavaプログラムをコンパイルする
  • JEP 238: Multi-Release JAR Files.
    JARファイルフォーマットを拡張し、複数のJavaリリース固有のクラスファイルのバージョンを単一アーカイブで共存できるようにする
  • JEP 272: Platform-Specific Desktop Features
    新しいパブリックAPIを定義し、タスクバーやDockとのやりとり、システムやアプリケーションイベントのリスニングといった、プラットフォーム固有のデスクトップ機能にアクセスできるようにする
  • JEP 262TIFF Image
    Image I/O Framework (javax.imageio) は、Java SEに含まれており、現在のTIFFフォーマットを含むイメージ・コーデックをプラグインする方法を提供する 
  • JEP 251: Multi-Resolution Images
    異なる解像度の画像のセットを単一のマルチ解像度画像にカプセル化することが可能になる、java.awt.imageのパッケージの新しいAPI
参考情報

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