https://blogs.oracle.com/dave/entry/an_inflatable_seqlock
以下の内容は、将来のJDKでの、Tupleという値タイプへのアトミックなアクセス方法の実装についてJohn Roleと議論したときにひらめいたものです。
John Rose @ Oracle基本的にはC++のatomic<POD>ファシリティに近いものを持ちます。
https://blogs.oracle.com/jrose/
C++ Atomic Types and Operations値タイプの読み取り(ロード)はアクセスの基本モードであることを期待されているので、SeqLocks(Sequential Lock)のようなものを使ってReaderが共有領域に書き込む必要がないようにしたいのです。
http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg21/docs/papers/2007/n2145.html
SeqLockしかし同時に、Writerにはクラシックなtest-and-set (TAS) シングルビットのSeqLockよりも洗練されたものを使ってほしいと考えています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Seqlock
Process synchronization without long-term interlock
http://dx.doi.org/10.1145/800212.806505
その目的のために、Inflatable SeqLockを使うことができるかもしれません。
davedice/InflatableSeqLock.cpp(Inflatable SeqLockの実装案)各Tupleは、ワードサイズの、関連するInflatable SeqLockを持ちます。このSeqLockは書き込みのために下位2ビットを留保し、残りは通常のSeqLockバージョンフィールドとして利用します。Writerスレッドが待機している場合、フィールドの残りが待機中スレッドのスタックの先頭を指し示し、スタック上の最も古い要素が保持するバージョン番号が変化します。
https://gist.github.com/davedice/29178780e22be6ee67a8c21bc4cf5de5
この実装はTL2のようなソフトウェアトランザクショナルメモリの実装(STMs)を使うことももちろん可能でしょうが、オブジェクト内の一貫性を気にかける必要がない条件下では、ちょっとやり過ぎかな、と思います。
Software Transactional Memory -- Transactional Locking -- TL and TL2
https://blogs.oracle.com/dave/entry/software_transactional_memory_transactional_locking
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