オープンソース・ソフトウェアが次世代クラウドの適用とポータビリティを加速させています。オープンソースの技術とカルチャーを取り入れることで、分散した環境にまたがるクラウド管理をシンプルにでき、クラウドを相互運用可能でポータブルかつスケーラブルにすることができます。オープンソースなしでは、特定のクラウドモデルにロックインされてしまうでしょう。
Oracle Cloud Infrastructure Data Source for Grafanaのリリースをお伝えできて興奮しています。Grafanaは分析と監視のための先進的なオープンソースプラットフォームで、Oracle Cloud Infrastructureをお使いのお客様からの多くのご要望がありました。以前に行ったOracle Cloud Infrastructure内でのPrometheusの利用に加えてさらに堅牢な監視を可能にする今回のGrafanaの統合に関して、我々はGrafana Labsと緊密に連携してきました。
Cloud nativeのワークロードが求める監視可能性の強化について、Oracle Cloud Infrastructureはネイティブのものとサードパーティのもの両方の様々なツールで実現できるようにしています。Oracle Cloud Infrastructure Data Source for Grafanaにより、データを探索したり、ログを分析したり、Grafana 6.0の持つ様々な機能を利用する新たな方法が提供されます。
2018年12月のKubeCon + CloudNativeConで発表したOracle Cloud Native Frameworkのリリースは今後も続きます。このフレームワークには、いずれもマネージドサービスとして提供するKubernetesやOracle Cloud Infrastructure Registry、可視性の拡充やアプリケーション定義、開発とプロビジョニング機能などから成るOracle Cloud Infrastructure cloud native servicesが含まれます。我々はOracle Cloud Infastructureおよびハイブリッドやマルチクラウド環境をお使いのお客様に対して、最良の可視性を提供することに力を入れています。そのために、Oracle Cloudのサービスをオンプレミスで動かせるようCloud at Customerを提供したり、Oracle Autonomous Databaseをはじめとするエンタープライズワークロードのための最も自動化され高性能な環境を提供しています。
Oracleは長年にわたりオープンソースにコミットしてきており、2017年からはCloud Native Computing Foundationのプラチナメンバーになっています。どこでも動かせるスケーラブルなファンクション基盤であるFn Projectへの貢献に示される通り、オープンソースへの注力は継続していきます。マネージドサービスをお求めなら、プロプライエタリなAPIであなたをロックインしたりすることがないオープンなソリューションであるOracle Functions (FaaS)もあります。Oracle Functionsで開発したものは、Fn Projectであればどこでも動かすことができます。
ハイブリッドやマルチクラウドなど環境をまたいだイベントとタスク実行のストリーミングについてのログ出力・分析のためのアーキテクチャそのものはもちろん、そのスケールとパフォーマンスも重要です。このことから、イベント監視、問題の隔離、および確実で堅牢なセキュリティフレームワークの必要性が増すでしょう。
Oracle Cloud Infrastructure Data Source for Grafanaは、オープンソースのソリューションを促進し、エンタープライズのお客様に提供することで、Oracle Cloud Infrastructureとハイブリッド、マルチクラウドのワークロード管理の選択肢と柔軟性を提供していくという我々の姿勢を示しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿