[Cloud] Cloud Foundry Arrives on Oracle Cloud with a Provider Interface and Service Brokers

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/developers/cloud-foundry-arrives-on-oracle-cloud

Oracle Cloudの採用がすすむにつれて、さまざまなワークロードを実行する必要性が高まっています。Cloud Foundryアプリケーション開発プラットフォームの人気があるため、昨年、Oracleのお客様がOracle CloudでCloud Foundryを実行するオプションをリクエストされました。その理由は以下の通りです。
  • Cloud Foundryは非常に人気のあるアプリケーション開発プラットフォームであり、多くのCloud Foundry開発者が他の相互に関連するプロジェクトにOracle Cloudを使用している
  • Oracle Cloudは、Cloud Foundryアプリケーションを拡張するために利用可能なOracle Cloud Platformという大きなエコシステムを備えている。逆に言えば、Cloud Foundryを使用してOracleサービスを新しい方法で拡張できる。
    Oracle Cloud Platform
    https://cloud.oracle.com/en_US/paas
  • Cloud Foundryユーザーの多くは、統合する必要のある重要なOracleワークロードを持っており、ますます多くのOracleのお客様が、これらのワークロードをOracle Cloudに移動することがより簡単であることを認識されつつある。クラウド上のOracleのワークロードの近くにCloud Foundryのワークロードを配置することで、両者を容易に相互運用し統合することができる。
それでは、Oracleはこれを実現するためにどうしたのでしょうか。

Cloud Foundry Running on Oracle Cloud

過去数ヶ月にわたり、Pivo​​talとOracleのエンジニアリングチームは、Oracle CloudでCloud Foundryを実行するためのいくつかの統合ソリューションを構築するために協力してきました。

まずBOSH Cloud Provider Interfaceから始めました。
Cloud Provider Interface (CPI)
https://bosh.io/docs/bosh-components.html#cpi
Cloud Foundryアーキテクチャのこのレイヤーは、Cloud Foundry開発者に対し、インフラストラクチャプロバイダを抽象化します。これにより、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、現在のOracle Cloud InfrastructureなどのさまざまなクラウドプロバイダにCloud Foundryをインストールできます。

このコードはGitHubリポジトリにプッシュされ、Oracleチームが活発に作業しています。現段階ではGAではないため、Proof of Concept(概念の証明、PoC)に使用してください。
BOSH Cloud Provider Interface for Oracle Cloud Infrastructure
https://github.com/oracle/bosh-oracle-cpi
これは、OracleとPivotalの素晴らしいコラボレーションの成果でした。今後数か月の間、このCPIは、標準のCloud Foundryビルドプロセスの一部として、またCloud Foundryで利用可能なCPIの一部として定期的にテストされることになっています。

Oracle Cloud Service Brokers for Cloud Foundry

Oracle Cloud InfrastructureでCloud Foundryを実行する以外にも、開発者から聞いた重要な技術要件の1つとして、Oracle DatabaseからWebLogic Server、MySQLに至るまでの、さまざまなOracle Cloud Servicesと統合することがありました。

Cloud Foundryには、Service Brokerと呼ばれるインターフェースを介してこれを実現するための自然なモデルがあります。
Managing Service Brokers
https://docs.cloudfoundry.org/services/managing-service-brokers.html
Cloud Foundryアプリケーションは、サービスブローカーを使ってCloud Foundry上もしくはそれ以外のサービスと簡単にやりとりすることができます。操作には、プロビジョニングとデプロビジョニング、バインディングとバインド解除、インスタンスの更新とカタログ管理が含まれます。

一つ目のサービス・ブローカ・タイプは、Oracle Cloud Platform PaaSサービス用です。このモデルでは、Oracle Cloudでホストされている1つのサービスブローカーを構成することにより、Cloud FoundryがDatabase Cloud Service、Java Cloud Service、MySQL Cloud Service、DataHub Cloud Service (Cassandra) 、Event Hub Cloud Service (Kafka) を含む、5個を超える異なるPaaSサービスとやりとりすることができます。これはクラウド・サービスの初期セットであり、オラクルは市場の需要に基づいて他のものを評価する予定です。下図は、このサービスブローカーアプローチを図示したものです。

Oracleが開発した2番目のサービス・ブローカーは、Oracle Cloud Infrastructureの機能、特にOracle Cloud Infrastructure Oracle Database Cloud ServiceとOracle Cloud Infrastructure Object Storageのためのサービス・ブローカーです。これらは、これらのOracle Cloud Infrastructureサービスに直接アクセスできるようにCloud Foundryにインストールおよび設定できるサービス・ブローカーです。下図は、このモデルを図示したものです。

Deployment Approaches

Cloud FoundryとOracle Cloudの統合は、当然ながら、このソリューションが使用される典型的な展開トポロジとは何かを問われています。最初の概要として、3つのタイプのトポロジが存在することを想定しています。
  1. 全てOracle Cloudにある場合
    all in Oracle Cloudの場合、Cloud FoundryとCloud Foundryがやりとりするサービスの両方がOracle Cloudで動作し、オンプレミスでは動作しません。下図は、これを説明するためにBOSH CPIと2つのサービスブローカーをまとめたものです。

  1. ハイブリッド構成の場合
    2つめのアプローチは、Cloud Foundry がOracle Cloud以外で動作している(オンプレミス環境もしくは他社クラウドの可能性もあります)けれども、サービス・ブローカーを使い、Oracle Cloudサービスとリモートで統合するという、ハイブリッドなアプローチです。このアプローチは、ネットワークレイテンシなどの問題によって構造的な制約を受けるのは明らかですが、クラウドサービス次第では、ユースケースによっては有用なトポロジとなる場合もあります。下図は実際の動作を図示したものです。

  1. 全てオンプレミスにある場合
    3つ目のアプローチは、OracleがOracle Cloud at Customerと呼ぶ機能を活用する、全てオンプレミスにある場合のアプローチです。
    Oracle Cloud at Customer
    https://www.oracle.com/cloud/cloud-at-customer.html
    これにより、お客様はデータセンターでOracle Cloudサービスを実行できます。このアプローチは、オンプレミスでCloud Foundryを実行してパブリッククラウドにアクセスする際の、データの配置場所に対する懸念、規制上の懸念、パフォーマンスやレイテンシに関する懸念があるお客様に特に有効です。Oracle Cloud at Customerには、Oracle Cloud Machine上で実行されるOracle PaaS Service Brokerを使って通じて全ての利用可能なサービスだけでなく、Oracle Exadata Cloud Machineも含まれ、これらは全てオンプレミスで動作します。下図は、このトポロジの実際の動作を示しています。

全体として、この領域では案件ごとにたくさんの方法があります。これらの3個の異なるアプローチは、実際には指図するものではなく、どのように実現できるかというというアイデアを提供することを意図しています。

What’s Next?

この成果は、Cloud Cloud上でCloud Foundryワークロードを実行し、Oracle Cloudとやりとりするための旅の始まりです。今後数ヶ月にわたってこの作業を進めていきますので、発表をチェックしてください。

Oracle CloudのBOSH CPIおよびOracle Cloud Infrastructure Service Brokersの詳細は、以下のエントリを参照してください。
Announcing BOSH Cloud Provider Interface for Oracle Cloud Infrastructure
https://blogs.oracle.com/developers/cloudfoundry-bosh-cpi
https://orablogs-jp.blogspot.com/2017/10/announcing-bosh-cloud-provider.html
この成果に関するPivotalの展望については、以下のエントリを参照してください。
On Choice and Oracle Joining the Cloud Foundry Party
https://content.pivotal.io/blog/on-choice-and-oracle-joining-the-cloud-foundry-party

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