Oracle Integration Cloud Service (ICS)このサービスを契約すると、On-Premise to On-Premiseの連携を可能にするコンポーネントが使えます。それがOn-Premises Integration Cloud Serviceです(長いので、OnP ICSとします)。
https://cloud.oracle.com/ja_JP/integration
ダウンロードするには、[エージェント]をクリックし、[エージェント・インストーラのダウンロード]をクリックして、Execution Agent(実行エージェント)をクリックします。Connectivity Agent(接続性エージェント)はCloud to On-Premiseのためのエージェントですので、お間違えないよう。
インストール手順などは以下のドキュメントに記載があります。
Oracle® Cloudインストール時にサブスクリプションのチェックがありますので、事前に情報を手元に用意しておくことをおすすめします。
Using Oracle Integration Cloud Service
Release 16.2
Using On-Premises Integration Cloud Service
https://docs.oracle.com/cloud/latest/intcs_gs/ICSUG/GUID-28DED387-A06E-4C98-8E10-15F12038CA54.htm#ICSUG-GUID-28DED387-A06E-4C98-8E10-15F12038CA54
インストールしてみるとわかることですが、このOnP ICSの構成にあたってはChefを使っており、JDKやWebLogic Server、ICS、Patchなどをダウンロードしてrecipeに従って構築していきます。ダウンロードに失敗するようであれば、事前にインストールに必要なバイナリをダウンロードしておき、所定のディレクトリに配置しておけば、ダウンロードのステップを省略することができます。インストールが完了すると、ICSの[エージェント]の実行エージェントの個数が増えているはずです。
OnP ICSはWebLogic Server 12.1.3上でcompact domainとして構成された環境で動作します。OnP ICSにアクセスできるユーザーを個別に登録できる点が、On-Premiseっぽいところでしょうか(なお、ユーザー情報はWebLogic Serverの組み込みLDAPに登録されます)。内部ではデータベースを使用していますが、デフォルトではJava DBを使っています。もちろん、Oracle Databaseを利用することもできます。
使える機能はPaaSのICSと同様ですが、一部、OnP ICSではサポート対象外のAdapterがあります。詳細はドキュメントに記載がありますのでご注意ください(今後バージョンが上がるに従い、この制限が変化する可能性があります)。
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