[Mobile] Oracle MAF 2.2 New Features

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/mobile/entry/maf_2_2_new_features

Oracle Mobile Application Framework (MAF) の新リリースであるV2.2について、このリリースで追加された新機能をいくつかご紹介します。

1. UI Components

このリリースでは、いくつかの新しいコンポーネントや、最新のモバイルパターンをサポートする機能強化が導入されています。

Swipe To Reveal

ユーザーがリストの行をスワイプすると、Contextual Actionをコンテキスト・アクションを表示することができます。この機能は<amx:accessoryLayout/>をコンポーネントを使ってAMXページに追加できます。

[実行例]
Swipe To Reveal Sample


Pull To Refresh :

スワイプダウンして、ページのコンテンツを更新することができます。この機能は<amx:refreshContainer/>コンポーネントを使って追加することができます。

[実行例]
Pull to refresh

New Layout Components 

開発者が簡単にフレキシブルなダッシュボードやグリッドレイアウトを構築することができます。

MasonaryLayout 
通常、グリッド形式に配置したタイルを含むダッシュボードスタイルのページを作成する際に利用します。各タイルのサイズをCSSで調整でき、以下の主要機能を提供しています。
  1. 利用可能な幅を基にしてレイアウトを調整
  2. レイアウトでのタイルのドラッグ&ドロップが可能
[実行例]
Pull to refresh

FlexLayout
このレイアウト・コンポーネントを使うと、子レイアウトをグループで表示します。水平方向(holizontal)と垂直方向(vertical)をサポートし、デバイスの方向に従い自動的に変化します。デフォルトでは、レイアウトは子レイアウト各のスペースを均等に作成し、これらの子レイアウトを境界内で伸張します。

[実行例]



Data Visualization Enhancements :

  • Stock Charts(株価チャート):株価チャートは、時系列で株価データを表示するのに便利です。株価チャートのユニークな特徴として、始値、終値、高値、安値の株価データを表すローソク足チャートとして系列データを表示と系列データをレンダリングできることがあげられます。
  • Chart Drill Events(チャートドリルイベント):ユーザーが系列データ、グループ、データ項目をタップした際にグラフのデータにドリルインするためのイベントを発生させることができます。
  • タイムラインコンポーネントの概要および垂直方向のサポート

Alta Mobile V1.4 :  

Android LのGoogle Materialデザインをサポートする新しいスキン

2. Data binding Enhancements

Support For Nested DataControl Context:

  • 開発者がタスクフローを使って再帰ナビゲーションフローを構築できます。
  • タスクフローレベルで状態を分離します
  • スタックで維持されてされているタスクフローやデータコントロールインスタンスの個数を管理します
  • [例]Opportunity List -> Opportunity Detail -> Account Detail (Opportunityと関連づけられているaccountから) -> Related Opportunity List -> Opportunity Detail (以前のものとは異なるOpportunity)

3. Navigation Enhancements

  •  Full support for Androidの[戻る(back)]ボタンのフルサポート
    • <amx:systemActionBehavior>タグやJavaScript APIを使ったデフォルトの挙動のオーバーライドをサポート
    • "__back" ナビゲーションルールをデフォルトで利用
  • タスクフロー境界にpageFlowScope変数を制限するためのサポート

4. Performance Improvements

  • 以前のリリースに比べ、全体として30%の性能向上
  • 以下のポイントで特に性能が向上
    • JSONのパース:JSON-Pベースの新しいパーサーを使用
    • 新たに最適化されたJVM:Javaの処理で30~40%の性能向上
    • ページ表示時間が短縮され、UIの性能が向上

Summary  

Oracle MAF 2.2には多くのすばらしい機能が含まれていますので、皆様にアップグレードいただいて是非試していただきたいと思っています。上記の機能のいくつかはこのリリースで同梱されているサンプルアプリケーションでも使われています。サンプルコードを是非ご確認ください。コンポーネントギャラリー、レイアウトデモ、WorkBetterサンプルアプリで、上記の機能のほとんどを利用しています。

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