[Coherence, Java] New: VisualVM Plugin for Coherence - released through the Coherence Incubator

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/OracleCoherence/entry/coherence_jvisualvm_plugin_released_in

新しいCoherence Incubator 12.1.0のリリースにあわせ、開発者向けのCoherence VisualVM plug-inがご利用いただけるようになったことを発表でき、わくわくしています。

このコミュニティプラグインを使ってJMXを有効にしたCoherenceクラスタに接続すると、開発者は集約したCoherenceに関連する統計情報を確認することができます。情報を様々なCoherenceのMBeansから収集・集約し、表形式やグラフ形式で表示します。様々なサービスやキャッシュを選択し、それぞれについてより詳細のノードレベルの情報を表示させることも可能です。

インストールし、MBeanサーバーが動いているCoherenceプロセスに接続すると、Coherenceというタブが追加されていることがわかります。このタブを選択すると、'Cluster Summary'タブが表示されます。

Features

Coherenceタブ内に表示されるタブ数は利用する機能によって変化しますが、以下のものを含んでいます。
  • Cluster Overview - Coherenceクラスタのハイレベルの情報(クラスタ名、バージョン、メンバーの個数、クラスタのStatusHAなど)を表示。全クラスタの利用可能なメモリサイズおよび使用メモリサイズ、パケットの発行・受信の成功率、Coherenceを実行しているマシンの平均負荷をグラフでサマリ表示。
  • Machines - Coherenceクラスタを構成する物理マシンのリストならびに、平均負荷やこれらのマシンで利用可能なメモリに関する情報を表示する。
  • Members - 個々のメンバーのパケット送受信の成功率、メモリおよび送信キューサイズといった、Coherenceメンバー/ノードの完全なリスト。
  • Services - パーティション数とstatusHA値を含む実行中のサービスに関する情報。サービスを選択すると、次回のデータ更新時にサービスの各ノードのスレッド詳細情報ならびにその情報をグラフ化して表示する。
  • Caches - キャッシュサイズ、メモリ使用量といった、任意のキャッシュに関する情報を表示する。メモリ使用量の正しい情報を表示するためには、バイナリ単位変換機能を利用する必要がある。キャッシュを選択した場合、次のデータ更新のタイミングで、サービスやキャッシュをホストしている各ノードの詳細情報を確認出来る。
  • Proxy Servers - クラスタがプロキシサーバーを実行している場合、このタブには、プロキシサーバーおよび各プロキシサーバとの合計接続数に関する情報を表示する。また、NameServiceを含める・除外して表示することもできる。
  • Coherence*Web - クラスタをCoherence*Web用に構成している場合、このタブはデプロイされたアプリケーションの個数、保存されたHTTPセッション数といった情報ならびに、その他のセッション取得に関する情報を表示する。
Membersのタブの例を以下に示します。さまざまな画面に含まれている視覚的な手がかりを使って、潜在的な問題に対する注意を喚起していることがわかります。

Servicesのタブ(下図)では、個々のサービスを選択し、スレッドの利用率のように詳細なメトリックを監視する方法を示しています。


Getting the Plug-in

最新のCoherence Incubator (12.1.0) のためのソースをホストしているGitHubからプラグインを入手することができます。
GitHub for Coherence Incubator 12
http://coherence-community.github.io/coherence-incubator/12.1.0/
The Coherence Incubator  12.1.0
https://java.net/projects/cohinc/
このCoherence IncubatorはCommon Development and Distribution License (CDDL) ライセンスを使っています。
Common Development and Distribution License (CDDL-1.0)
http://opensource.org/licenses/cddl1.php
プラグインのビルド方法やインストール方法が記載されているドキュメントは以下にあります。
The JVisualVM Plug-In
http://coherence-community.github.io/coherence-incubator/12.1.0/jvisualvm/index.html
事前ビルド済みのNetBeans Module (NBM) はsearch.maven.orgから入手できますし、Incubatorのソースからビルドすることも可能です。
Maven Central Repository
http://search.maven.org/#search%7Cga%7C1%7Ccoherence-jvisualvm
VisualVMツールはJDK 1.7をダウンロードするとご利用いただけます。もしくは以下のリンクからダウンロードいただけます。
Visual VM
http://visualvm.java.net
CoherenceプラグインはJDK 7 Update 40以上で動作するように設計されています。

クラスタが以前のバージョンのJavaで動作している場合、これまで通り、最新のJVisualVMを使ってリモートから接続し、統計情報を見ることができます。

(注意)
これは単一クラスタの情報を一度に確認するための開発者向けツールです。他の監視ツール(Oracle Enterprise Managerや他社製品など)はエンタープライズレベルの監視・管理、アラート発信に適したものです。

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