原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/wim/entry/oracle_linux_6_for_sparc
Oracle Linux 6 for SPARC がOTNからダウンロード頂けるようになりました。
Oracle Linux for SPARC for downloads
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/linux/downloads/oracle-linux-sparc-3665558.html
リリースノートはこちら。
Oracle® Linux Release Notes for Oracle Linux 6 Update 7 (SPARC)
http://docs.oracle.com/cd/E37670_01/E86243/html/index.html
This version of Oracle Linux 6のこのバージョンでは、UEK2(当然ながら、SPARC版で対応するものがないので、RHCK[Red Hat Compatible Kernel]はありません)を使っており、このOSをT4、T5、T7(M7、M5)にインストールできます。ただ、S7にはまだインストールできません。Oracle Linux 6 for SPARCにはDAX、ADI(SSM)、チップ上での暗号化機能をサポートするOpenSSLのアップデート版といったパッケージが含まれています。
SPARC LDOM Managerのコード(ソース、バイナリとも)も提供しています。 LDOM Managerwをインストールすると、Oracle LinuxをゲストOSのLinux、Solarisに対する管理ドメインとして実行できます。もちろん、ゲストドメインとしてSolaris上にインストールすることもできます。カーネルはvswitch、vdiskserverなどをサポートしています。ネイティブ(Linuxのみ)のインストールもサポートします。
Yumリポジトリには今日Oracle Linux/sparcチャネルができる予定です。
Oracle Yumリポジトリ
http://yum.oracle.com/
(訳注)既にできあがっています。
このリポジトリには -devel パッケージやgccなどのためのツール群も含まれています。ところで、gccはM7 (CPU) 最適化を当然ながらサポートしています。memcpyやその他のものをたくさん最適化しました。
Lots of SPARC Linuxカーネルのコードの多くは既にアップストリームのLinuxに存在するものですが、現在もまだ開発が進んでいますし、ユーザー空間のコードについても同様です。glibやgccのパッチはほとんどがアップストリームに提出されコミットされていますが、一部には保留中のものもあります。
UEL(4)を含む新しいISOイメージは現在開発中(ビルドはありますがテスト中)です。このアップデートではS7システムやS7チップをサポートすることになるでしょう。
Oracle Linux 6 for SPARCには、まだ、x86-64版Oracle Linux の全てのRPMが含まれているわけではありません。現時点ではサブセットですが、時間をかけてOracle Linux for SPARCを拡張していく予定です。
DAXやADI/SSMのサンプルは数日中に、LDOMコントロールドメインのコツなどについては近いうちにエントリとしてまとめる予定です。