[VM] Great Things Come in 3s: Announcing Oracle VM 3.0

本日発表された、Oracle VM 3.0の情報をお知らせしましょう。
  • データセンター全体のサポートに本当に必要な管理項目を全て網羅
    ネットワーク管理、ストレージ管理、動的なリソーススケジューリング(CPU負荷だけじゃなくネットワーク負荷に応じてリソース割り当て)
  • スケーラブルなサーバー
    ゲストVMあたり128個のvCPUをサポート(VMwareの場合は32 vCPUまで)
  • スケーラブルな予算
    VMwareのライセンス+サポート費用とOracle VMの3年間のTCOを比較すると、約250万USドルも節約可能(構成の詳細は以下を参照。VMwareの価格はこちら)。今すぐ欲しくないですか?それとも、このために持っておきますか?
まず、仮想化ソリューションの「価値」の定義を変えました。Oracleは同じ価格(ライセンスは無料、サポートに対してのみのお支払い)でたくさんの機能を提供することにこだわりました。大して、他社は費用を増加させています(ここでの”focus”という言葉の使用は、適切ではないかもしれません)。
Oracle VMのリリース以後、例外的な価格、性能、そしてスケーラビリティにこだわってきましたし、これからもこだわり続けます。Oracle VM 3.0で、128基の仮想CPUと最大160の物理CPUのサポートに加え、管理性の向上や、より一層使いやすくするために、たくさんの機能を追加しました。今や、例外的な価格だけじゃなく、(Oracle製品のためだけではない)データセンター全体にOracle VMを展開するために本当に必要な機能が全て備わりました。過去には、Oracle VMはVMマネージャーからの設定と個々の物理サーバーに対する設定が必要でした。つまり、非常に大きな環境で維持管理のために物理的な作業が必要だったのです。お客様は、Oracleアプリケーションとそれに直接関係するサーバーに対してのみそのような作業をし、それ以外にはなされませんでした。
もはやそれも昔の話です。Oracle VM 3.0では、全て管理サーバーから操作できます。 発見、サーバーやストレージ、ネットワークの設定は全てブラウザから可能です。クライアントソフトウェアは不要ですし、各ブル値サーバーにログインする必要もありません。そして、セットアップが終了したら、環境を維持管理するための豊富な機能がOracle VMに備わっています。
  • ネットワーク(およびCPU)に基づいたサーバープール間の負荷分散のための、動的なリソーススケジューリングCPU負荷やネットワーク負荷(もしくはその両方)に応じてライブマイグレーション(実行中のVMのマイグレーション)を始動できます。ネットワーク負荷によるDRS (Distributed Resource Scheduler) の始動は大手ベンダーの中でも初めての機能かと思います。この機能はネットワーク管理機能と組み合わせて、独立した別のネットワークに、異なるトラフィックタイプを分離する(例えば、ゲストIPトラフィックをストレージトラフィックやその他から分離する)当社のネットワーク管理機能の一つとこの機能を組み合わせると、ゲストIPネットワーク負荷の閾値を超えると、専用のライブマイグレーションネットワークを介して、ライブマイグレーションを引き起こすことができます。既に過負荷状態の共用ネットワークを介してライブマイグレーションが始まると、状況が悪化する可能性があるため、このネットワークの分離は重要な機能と考えています。大量のI/Oが集中するエンタープライズレベルの負荷にとってはこういう機能は非常に重要ですね。
  • 動的なサーバー電源管理
    アプリケーションを壊さずに不使用のサーバーの自動的に電源を落とします。もちろん必要であれば電源を入れ直すこともできます。
  • 包括的なイベントログイベントログはつまらないことのように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。真夜中の環境の変化を追跡しようとしている管理者に、イベントログ(何がきっかけか、何をしたか、成功したか失敗したか、その理由などを伝えるログ)にアクセスできるようにしたい、と考えているかどうかを尋ねてみて下さい。きっと「もちろん!」と言うでしょう。そこで、カレンダー形式でUIに配置しました。カレンダーの日付をクリックすると、環境で何が起こったかがわかるようになっています。tailコマンドでログの束を掘り返し、何が起きたかを調べる必要はありません。
Oracle VM 3.0にはたくさん書きたいことがあるのですが、いつでもご覧頂ける、ライブイベントのリプレイを見て頂くのが一番よいかと思います。このライブイベントでは、製品のさまざまな側面をご説明しています。
おぉ、VMwareだと250万ドルの費用が余計にかかる、という前提は、250個の2ソケット、96GBのvRAMをもつサーバーをOracle VM 3.0とVMware vSphere5で比較しました(VMwareの改定価格で算出)。コスト試算ツールを使って、お好きな構成で試算頂けます。
今後数週間にわたり、このブログに注目しておいて下さい。Oracle VM 3.0の機能の詳細をご紹介する予定にしています。しかし、一番いいのは、実際にOracle VMをためしてもらうことだと思います。このソフトウェアは既存のお客様向けには本日からMy Oracle Supportより入手できます。My Oracle Supportのアカウントを持たない方向けに、この24時間以内にeDeliveryから利用できるようになるはずです。

Oracle Software Delivery Cloud - Oracle Linux and Oracle VM
https://edelivery.oracle.com/oraclevm

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/virtualization/entry/great_things_come_in_3s

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